Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

データベースマネージャーユーティリティー

データベースマネージャーユーティリティー (imqdbmgr) では、JDBC ベースの持続データストアのデータベーススキーマを設定します。また、破損した Message Queue データベーステーブルを削除したり、データストアを変更したりすることもできます。表 13–11 に、使用可能なサブコマンドを示します。

表 13–11 データベースマネージャーのサブコマンド

サブコマンド 

説明 

create all

新しいデータベースと持続ストアのスキーマを作成します 

組み込みデータベースシステムに使用します。ブローカプロパティー imq.persist.jdbc.createdburl を指定する必要があります。

create tbl

既存のデータベースの持続ストアのスキーマを作成します 

外部データベースシステムに使用します。 

delete tbl

現在の持続ストアから Message Queue データベーステーブルを削除します 

delete oldtbl

以前のバージョンの持続ストアから Message Queue データベーステーブルを削除します 

持続ストアが Message Queue の現在のバージョンへ自動的に移行されたあとに使用されます。 

recreate tbl

持続ストアのスキーマを再作成します 

現在の持続ストアから既存の Message Queue データベースをすべて削除したあと、スキーマを再作成します。 

reset lck

持続ストアのロックをリセットします 

ほかのプロセスが持続ストアデータベースを使用できるようにロックをリセットします。 

表 13–12 に、imqdbmgr コマンドのオプションを示します。

表 13–12 データベースマネージャーのオプション

オプション 

説明 

-b instanceName

ブローカのインスタンス名 

-Dproperty= value

ブローカ設定プロパティーを設定します 

持続に関連するブローカ設定プロパティーについては、「持続のプロパティー」を参照してください。

注: このオプションを使用してプロパティーを設定するときは、スペルと形式をよく確認してください。誤りのある値は無視され、通知や警告は表示されません。

-u name

認証のためのユーザー名 

-p password

認証のためのパスワード [このオプションは異論が多く、最終的には削除される予定です。パスワードを省略して、ユーザーがインタラクティブにパスワードが要求されるようにするか、または -passfile オプションを使用して、パスワードが含まれるパスワードファイルを指定します。]

-passfile path

パスワードファイルの場所 

詳細については、「パスワードファイル」を参照してください。

-v

バージョン情報を表示します [コマンド行に指定したその他のオプションはすべて無視されます。]

-h

使用方法に関するヘルプを表示します