Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (Windows 版)

インストールに関する問題

ここでは、インストール時に発生する可能性のある次の問題について説明します。

アンインストール時に残されたファイルによるインストールの失敗

アンインストールに失敗すると、削除されるはずだったコンポーネントがホストシステム上に残る可能性があります。このような場合は、Java ES を再インストールする前に、コンポーネントを手動で削除する必要があります。

Procedure残されたファイルを削除する

以前にインストールまたは設定解除に失敗している場合は、Java ES を再インストールする前に、次のクリーンアップ手順を実行する必要があります。

  1. Java ES サービスがすべて停止され、「コントロール パネル」>「管理ツール」>「サービス」から削除されていることを確認します。

  2. 以前にインストールされた Sun フォルダが存在する場合は、すべて削除します。フォルダを削除できない場合は、システムを再起動してからフォルダを削除します。

  3. 残されたサービスエントリがないかどうかチェックします。「サービス」にサービスエントリが残っている場合は、エントリを削除してレジストリをクリーンアップする必要があります。次の表に、残される可能性のあるエントリを示します。

    コンポーネント名 

    サービスエントリ 

    共通エージェントコンテナ 

    Common Agent Container 2 (#CRC: デフォルト) 

    HADB 

    HADB4.4MgmtAgent

    Message Queue 

    MQ3.7UR1_Broker

    Portal Server 

    sra.gateway.srainstance

    sra.netletproxy.srainstance

    sra.rewriterproxy.srainstance

    WebAdminServer 

    https-admserv70

    Web Console 

    Web Console 3.0.2 console 

    Web Proxy Server 

    Sun Java System Socks Server 4.0.4 (server1)

    Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 (proxy-server1)

    Sun Java System Web Proxy Server 4.0.4 Administration Server 

    Web Server 

    Sun Java System Web Server 7.0 (https-hostname.domainname)

    Sun Java System Web Server 7.0 Administration Server 

  4. レジストリをクリーンアップします。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Sun Microsystems\Entsys5\Installer を削除します。

  5. 上記のいずれかの手順を実行した場合は、インストールを開始する前にシステムを再起動します。

Windows インストーラのエラー

インストールは、次の Windows インストーラエラーが原因で失敗することがあります。

サイレントインストールの失敗

応答ファイルを編集した場合は、そのためにエラーが発生した可能性があります。たとえば、次の点をチェックしてください。

問題を解決し、「応答ファイルの作成」に説明されている方法で応答ファイルを再生成します。

サイレントインストールの失敗: 「応答ファイルに互換性がないか、破損している」

使用時と同じプラットフォーム上で作成された応答ファイルを使用している場合、不明なファイルの破損エラーが原因で問題が発生している可能性があります。新しい応答ファイルを生成して再インストールしてみてください。

詳しくは、「応答ファイルの作成」を参照してください。

予期しない外部エラー

外部エラーの考えられる原因は、次のとおりです。

インストールまたは設定プロセス中に障害が発生した場合は、おそらく一部だけがインストールされた状態になっています。アンインストールプログラムを実行してください。アンインストールプログラムが失敗する場合は、「アンインストール時に残されたファイルによるインストールの失敗」にある手順に従います。