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Sun™ Identity Manager 8.0 インストール 

第 6 章
JBoss 用の Identity Manager のインストール手順

次の情報と手順を使用して、JBoss アプリケーションサーバー用に Identity Manager をインストールします。この章では、次の内容について説明します。


開始する前に

インストール中に、次の情報が必要になります。


インストール手順

次のインストールおよび設定の手順を行います。

手順 1: JBoss ソフトウェアをインストールする


JBoss インストールの概要を説明したこの章の手順は、一般的な参照用にのみ提供されています。JBoss のインストールの詳細については、アプリケーションサーバーソフトウェアのプロバイダが提供している Web ページまたは参照情報を参照してください。


アプリケーションサーバープロバイダが提供している手順に従って、JBoss ソフトウェアをインストールします。JBoss Project サイト (http://labs.jboss.com/portal/jbossas) で役立つ情報を検索できる可能性があります。

このソフトウェアのインストール時に、次の一般的な手順の 1 つ以上の実行が必要になることがあります。

手順 2: Identity Manager ソフトウェアをインストールする

  1. 環境変数 JAVA_HOME および WSHOME を設定します。
  2. set JAVA_HOME=/PathTo/java
    set WSHOME=Path To IDM Directory


    WSHOME 環境変数の値に次の文字が含まれないようにしてください。

    • 二重引用符 (" ")
    • パスの末尾にスラッシュまたはバックスラッシュ (/ または ¥)

    アプリケーションの配備ディレクトリへのパスにスペースが含まれている場合でも、二重引用符を使用しないでください。


  3. 次の 2 つの方法のいずれかを使用して、Identity Manager ソフトウェアをインストールできます。
    • インストーラをグラフィカルユーザーインタフェースで使用する方法

      install.bat (Windows の場合) または install (UNIX の場合) コマンドを実行して、インストールプロセスを起動します。

      インストーラの「Welcome」パネルが表示されます。

    • インストーラを非グラフィカルユーザーインタフェースで使用する方法 (UNIX の場合のみ)

      Identity Manager ソフトウェアをインストールするディレクトリに移動します。次のコマンドを入力して、nodisplay モードでインストーラを起動します。

      install -nodisplay

      インストーラの「Welcome」テキストが表示されます。次に、インストーラはインストール情報を収集するための一連の質問を、グラフィカルユーザーインタフェースの場合と同じ順序で示します。


      ディスプレイ環境がない場合は、インストーラはデフォルトで nodisplay オプションを使用します。DISPLAY 環境変数は有効な X サーバーに設定する必要があります。これを設定しないと、インストールが失敗することがあります。


  4. Next」をクリックして、「Install or Upgrade?」パネルを表示します。
  5. 「New Installation」オプションを選択した状態で、「Next」をクリックします。
  6. インストーラの「Select Installation Directory」パネルが表示されます。

  7. 表示されたディレクトリの場所をステージングディレクトリに置き換えます。場所を入力するか、または「Browse」をクリックして場所を選択し、「Next」をクリックします。

  8. 入力したディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって確認のメッセージが表示されたあと、ディレクトリが作成されます。


  9. Install Now」をクリックしてインストールを開始します。
  10. ファイルがインストールされると、インストーラの「Launch Setup」パネルが表示されます。

  11. $WSHOME/WEB-INF/lib ディレクトリに Java の mail.jar および activation.jar ファイルを追加します。これらのファイルは、次の場所にあります。
  12. http://java.sun.com/products/javamail

    http://java.sun.com/products/beans/glasgow/jaf.html


    注意

    インデックスデータベースの使用を計画している場合は、処理を続行する前に、idm¥WEB-INF¥lib ディレクトリへの 1 つ以上のファイルのコピーが必要になることがあります。たとえば、JDBC ドライバを含む JAR ファイル (DriverManager 接続の場合)、または JNDI InitialContextFactory を含む JAR ファイル (データソース接続の場合) を idm/WEB-INF/lib へ置くことが必要な場合があります。処理を続行する前に実行する必要がある手順を判断するには、「インデックスデータベースのリファレンス情報」を参照してください。Data Source をリポジトリの場所として使用することを計画している場合は、「Identity Manager のデータソースの設定」で説明されている特別な手順を参照してください。

    終了したら、「Launch Setup」をクリックしてセットアップウィザードを起動し、セットアップ手順を続行します。

    インデックスデータベースのファイルをコピーする前に「Launch Setup」をクリックすると、セットアップが正しく続行されません。そのような場合には、インストールプログラムを終了してから、lh setup コマンドを使用してインストールプロセスの設定部分をやり直します。


  13. 「Setup Wizard」パネルの「Next」をクリックします。
  14. 製品の「Locate the Repository」パネルが表示されます。

  15. 提供されるリストからインデックスデータベースを選択します。選択した内容に応じて、設定プログラムは追加の設定情報の入力を要求します。
  16. 選択項目および設定の手順については、「インデックスデータベースのリファレンス情報」を参照してください。

  17. Next」をクリックします。
  18. 「Continue Identity Manager Demo Setup?」パネルが表示されます。
  19. これがデモ以外のインストールである場合は、「No, I will configure Identity Manager myself」をクリックします。手順 21 に進んでください。
  20. デモ設定をする場合は、「Yes, I would like to continue setting up a demonstration environment」をクリックします。
  21. これにより、ユーザーの設定や、環境およびサーバー情報の入力をすばやく行うことができます。

  22. 次の個人情報を入力します。
    • 電子メールアドレス

    • この個人情報を使用して、Configurator 特権を持つ承認者ユーザーが作成されます。


  23. 次の承認者情報を入力します。
    • 承認者名
    • 承認者パスワード
  24. Next」をクリックします。
  25. Server Type」をリストから選択します。
  26. 使用している環境に管理するサーバーがない場合は、「None」を選択します。管理するサーバーが存在する場合は、適切なサーバーのタイプを選択します。必要に応じて、追加のサーバー情報を入力するよう求められます。

  27. 電子メールの SMTP サーバーがある場合は、「SMTP Host」をクリックして、サーバーアドレスを入力します。必要に応じて、「Test Server」をクリックして、SMTP サーバーとの通信を確認します。
  28. 電子メール通知をファイルに書き込む場合は、「Notification File」をクリックします。別の通知ファイルを選択するには「Browse」をクリックします。
  29. Next」をクリックします。
  30. インストーラの「Save Configuration」パネルが表示されます。
  31. Execute」をクリックして、リストされているすべての機能を実行します。必要に応じて、「Hide Details」をクリックします。
  32. 操作が完了したら、セットアップパネルの「Done」をクリックします。
  33. インストールが完了すると、インストーラの「Installation Summary」パネルが表示されます。インストールに関する詳細情報を表示するには、「Details」をクリックします。

    ここにはすべてのメッセージが表示されない可能性があります。詳細については、指定されているログファイルを表示してください。

    完了したら、「Close」をクリックしてインストーラを終了します。

  34. WSHOME から .war ファイルを作成します。
  35. jar -cvf idm.war *

  36. idm.jar ファイルを JBoss deploy ディレクトリにコピーします。たとえば、InstallDir¥server¥default¥deploy です。
  37. アプリケーションサーバーが UNIX マシンにインストールされている場合は、ディレクトリを $WSHOME/bin ディレクトリに変更し、次のコマンドを実行して、このディレクトリのスクリプトを実行できるようにします。
  38. chmod -R +x *

手順 3: Sun Identity Manager Gateway をインストールする

Windows Active Directory、Novell NetWare、Domino、Remedy、または RSA ACE/Server のリソースを設定する場合は、Sun Identity Manager Gateway をインストールするようにしてください。「Sun Identity Manager Gateway のインストール手順」の手順に従います。



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