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ステーションの設定

この章では、Sun Control Station ソフトウェアを実行しているサーバーのステーションの設定について説明します。このサーバーを「コントロールステーション」と呼びます。

ユーザー名「admin」のシステム管理者が、コントロールステーションを完全に制御する権限を持っています。システム管理者は、次の操作が可能です。

これらの機能は、グラフィカルインタフェースの左側にある「Station の設定」メニューから選択できます。



「Station の設定」メニュー

 

詳細は、次の項目を参照してください。


 


アクティブモニタ

アクティブモニタは、10 分ごとにシステムで実行され、サービスやシステムコンポーネントの状態を更新する cron ジョブです。

状態の警告

アクティブモニタで監視されているサービスまたはシステムコンポーネントが黄色または赤に変化した場合、左側のメニューバーに「警告のチェック」という状態メッセージが表示され、その下にアイコンが表示されます。

このアイコンをクリックすると、アクティブモニタの状態テーブルが表示されます。

「設定」で、アクティブモニタの警告を送信する電子メールアドレスが入力されている場合は、そのアドレスに電子メールが送信されます。詳細は、設定を参照してください。

状態を示すアイコンの色

各サービスまたはハードウェアコンポーネントの状態は、各項目の横に、色付きの円とアイコンで表示されます。灰色の円に点線、緑色の円にチェックマーク、黄色の円に感嘆符、または赤い円に X マークがあるアイコンがあります。各色には、次の意味があります。



灰色の円に点線 - 情報がないか、サービスまたは監視機能がホストで使用可能になっていない。

 


緑色の円にチェックマーク- サービスまたはコンポーネントが正常に動作中。

 


黄色の円に感嘆符 - ホストで動作中のタスクがあるか、コンポーネントが回復処理中である。


赤の円に X マーク - ホストで重度の負荷、または障害がある。


 

しきい値

アクティブモニタのアラームのしきい値は、次のとおりです。

たとえば、80 の値は、ハードディスクドライブの容量の 80% が使用されているときに、黄色アイコンで示されるアラームが生成されることを意味します。

たとえば、90 の値は、ハードディスクドライブの容量の 90% が使用されているときに、赤色アイコンで示されるアラームが生成されることを意味します。

たとえば、50 の値は、メモリの 50% が使用されているときに、黄色アイコンで示されるアラームが生成されることを意味します。

たとえば、75 の値は、メモリの 75% が使用されているときに、赤色アイコンで示されるアラームが生成されることを意味します。

ディスク使用率の検証とアラーム状態の解除

Control Station にログインし、ディスクの使用比率を検証できます。アクティブモニタの cron ジョブでは、root/var、および /home の各ディレクトリだけが検証されます。

UI からアラーム状態を解除するには、パーティション内のファイルを整理し、アクティブモニタの情報を更新します。

1. ssh で Sun Control Station サーバーにログインします。

2. root ユーザーになります。

su root

3. 次のコマンドを実行して、root/var、および /home の各パーティションを確認します。

df / /var /home

各パーティションについて次の情報が表示されます。

「Use %」の値がしきい値よりも高い場合、アラームが発生します。

4. 各パーティション内のファイルを整理します。

5. Control Station の UI で、「Station の設定」right arrow「アクティブな監視」を選択します。

アクティブモニタの状態テーブルが表示されます。

6. テーブルの上にある「ただちに更新」をクリックし、システムとサービスの状態情報の更新を開始します。

状態は正常 (緑色の円にチェックマーク) に戻ります。

アクティブモニタの情報の表示

Sun Control Station ソフトウェアを実行しているサーバーのアクティブモニタの情報を表示するには、次の手順に従います。

1. 「Station の設定」right arrow「アクティブな監視」を選択します。

アクティブモニタの状態テーブルが表示されます (図 2-1 を参照)。

2. テーブルの上にある「ただちに更新」をクリックすると、システムとサービスの状態情報の更新が開始されます。

この処理はバックグラウンドで実行され、数分間を要する場合があります。


図 2-1 アクティブモニタの状態テーブル

このスクリーンショットは、「基本システムコンポーネント」、「基本サービス」、「そのほかのシステムサービス」をはじめとした、アクティブモニタの状態テーブルの例を示しています。ボタンは「ただちに更新」です。



設定

HTTP または FTP のプロキシサーバー、およびタスクやイベントを保管しておく日数を設定できます。また、アクティブモニタの警告を送信する電子メールアドレスを入力することもできます。

これらの設定は省略可能です。

プロキシサーバーの設定

プロキシサーバーを設定するには、次の手順に従います。

1. 「Station の設定」right arrow「設定」を選択します。

「設定」テーブルが表示されます (図 2-2 を参照)。

2. 次の設定を行います。

3. 「保存」をクリックします。


図 2-2 「設定」テーブル

このスクリーンショットは Sun Control Station ソフトウェアを実行するサーバーを構成するテーブルを示しています。ボタンは「保存」と「取消し」です。



バックアップおよび復元

「バックアップ管理」テーブルでは、Sun Control Station のバックアップと復元を行うことができます。

バックアッププロセス

Sun Control Station では、バックアップのスケジュールを設定するか、手動でバックアップを行うことができます。

Control Station は、Windows ファイル共有 (SMB) またはネットワークファイル共有 (NFS) を使用してバックアップできます。バックアップファイルをローカルサーバーに保存することもできますが、これはお勧めしません。ハードディスクドライブに障害が発生した場合、サーバーの残りのデータを含め、バックアップファイルが失われます。

バックアップファイルの名前は次の形式になります。

bk_YYYYMMDD_hhmm.scs

ここで、YYYYMMDD_hhmm は、年、月、日、時、分を表します。

たとえば、ファイル名 bk_20030426_1745.scs は、バックアップファイルが 2003 年 4 月 26 日の 17:45 に作成されたことを示します。



注 - バックアップのスケジュールを設定する場合は、ファイルの保存先が使用可能で、バックアップアーカイブ用に十分なディスク容量があることを確認します。この確認を行わなかった場合、アーカイブが長さゼロ、または不完全になる可能性があります。



バックアップの作成

Sun Control Station のデータのバックアップを作成するには、次の手順に従います。

1. 「Station の設定」right arrow「バックアップ」を選択します。

「バックアップ管理」テーブルが表示されます (図 2-3 を参照)。


図 2-3 「バックアップ管理」テーブル

このスクリーンショットは「バックアップ管理」テーブルを示しています。ボタンは「バックアップからの復元」、「ただちにバックアップを作成」、そして「スケジュール」です。


2. 「バックアップファイルのパス」フィールドにパスを入力します。

デフォルトのパスは、ローカルサーバーの /scs/backups です。

ローカルサーバーではなく、別のサーバーにバックアップすることをお勧めします。

バックアップファイルを書き込む外部ファイルシステムをマウントできます (Windows ファイル共有 (SMB) サーバーまたはネットワークファイル共有 (NFS) サーバー)。



注 - このパスへの書き込み権が必要です。



3. 「ただちにバックアップを作成」をクリックします。

「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。



注 - バックアップファイルの作成スケジュールを設定することもできます。詳細は、を参照してください。



バックアップのスケジュール設定の変更

バックアップタスクのスケジュールの設定を変更するには、次の手順に従います。

1. 「管理」right arrow「スケジュール」を選択します。

「スケジュール」テーブルが表示されます。

2. 変更するバックアップタスクの横にある鉛筆のアイコンをクリックします。

「バックアップの作成のスケジュール設定」テーブルに、バックアップジョブに関する詳細情報が表示されます。

3. 設定を変更します。

4. 変更内容を保存せずに戻るには、「取消し」をクリックします。変更内容を保存するには、「保存」をクリックします。

「バックアップの作成のスケジュール設定」テーブルが表示されます。

バックアップのスケジュール設定の削除

バックアップタスクのスケジュールの設定を削除するには、次の手順に従います。

1. 「管理」right arrow「スケジュール」を選択します。

「スケジュール」テーブルが表示されます。

2. 削除するバックアップタスクの横にある削除のアイコンをクリックします。

削除を確認する確認ダイアログが表示されます。

3. 「スケジュールの削除」をクリックします。

バックアップタスクが削除された状態で「スケジュール」テーブルが表示されます。

復元プロセス



注 - バックアップファイルが最新のものであることを確認してください。バックアップファイルの作成後にサーバーに対して変更を加えた場合、サーバーは正しく復元されません。



バックアップタスクの実行時に、「バックアップ管理」テーブルの「バックアップファイルのパス」フィールドで指定した場所に新しいファイルが作成されます。詳細は、バックアップの作成を参照してください。ファイル名は、バックアップが開始した日時で、年、月、日、時、分の形式になっています。たとえば、ファイル名 bk_20030426_1745.scs は、バックアップファイルが 2003 年 4 月 26 日の 17:45 に作成されたことを示します。

Sun Control Station の復元

Sun Control Station を復元するには、まず復元用のバックアップファイルを用意します。次に Control Station の UI からログアウトし、コマンド行スクリプトを実行してサーバーのデータを復元します。



注 - スクリプトを実行する前に、あらかじめ「復元の準備」の手順を実行します。



1. 「Station の設定」right arrow「バックアップ」を選択します。

「バックアップ管理」テーブルが表示されます。

2. テーブルの上にある「バックアップからの復元」をクリックします。

「復元管理」テーブルが表示されます (図 2-4 を参照)。

3. ラジオボタンをクリックして、バックアップファイルの場所を指定する方法を指定します。

4. 復元をキャンセルするには、テーブルの下にある「取消し」をクリックします。

5. このバックアップファイルを復元するには、テーブルの下にある「復元の準備」をクリックします。

「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。復元が完了すると、復元スクリプトが実行可能であることを示すダイアログボックスが表示されます。



注 - この時点では、データの復元は開始されていません。復元は、復元スクリプトを実行することで開始します。



6. Control Station UI からログアウトします。

7. ssh でサーバーにログインします。

8. root ユーザーになります。

su root

9. ディレクトリ /tmp から、restore.sh スクリプトを実行します。

/tmp/restore.sh 

端末のウィンドウにいくつかのメッセージが表示されます。「All Done」が最後のメッセージになります。

10. Control Station の UI に再度ログインし、復元が正常に完了したことを確認します。


図 2-4 「復元管理」テーブル

このスクリーンショットは「復元管理」テーブルを示しています。ボタンは「復元の準備」と「取消し」です。


障害発生後の Sun Control Station の復元

障害の発生後に Sun Control Station を既知の状態に戻すには、次の手順に従います。

1. オペレーティングシステムの CD を使用して、サーバーを工場出荷時の状態に戻します。

2. Sun Control Station ソフトウェアをサーバーに再度インストールします。

バックアップファイルを使用して、コントロールステーションの情報をサーバ−に復元できる状態になります。

3. Sun Control Station の UI で、「Station の設定」right arrow「バックアップ」を選択します。

「バックアップ管理」テーブルが表示されます。

4. 復元プロセス の説明に従って、復元プロセスを実行します。


Sun Control Station に関する情報

Sun Control Station に関する情報を表示するには、「Station の設定」right arrow 「情報」を選択します。「システム情報」テーブルに、次の情報が表示されます。

「システム情報」テーブルの下には、「ただちに登録」および「Sun Microsystems, Inc. の Web サイト」の 2 つのボタンがあります。

http://www.sun.com/

Sun Control Station ソフトウェアの登録

Sun Control Station ソフトウェアを登録するには、次の手順に従います。

1. 「Station の設定」right arrow「情報」を選択します。

「システム情報」テーブルが表示されます。

2. テーブルの下にある「ただちに登録」をクリックします。

「登録情報」テーブルが表示されます (図 2-5 を参照)。


図 2-5 「登録情報」テーブル

このスクリーンショットは Sun Control Station ソフトウェアを登録するテーブルを示しています。ボタンは「送信」と「取消し」です。


3. 次の情報を入力します。

4. 「送信」をクリックします。

「システム情報」テーブルが再度表示されます。


パスワード

この節では、システム管理者のパスワード変更の手引きと手順を示します。

パスワード選択の手引き

パスワードを選択するときは、次の手引きに従ってください。

1. 3 〜 16 個の英数字を使用します。有効な文字は、a-z A-Z 0-9 % ! @ $ ^ & * - _ = \ | . , / ? ; : + です。

2. 大文字と小文字の両方を使用します。



注 - パスワードは大文字と小文字が区別されます。



3. 固有名詞を使用しないようにします。

4. 辞書にある単語を使用しないようにします。

5. 日付を使用しないようにします。

6. UNIX® コマンドを使用しないようにします。

7. キーボードで並んでいるキーを使用した文字列を使用しないようにします
(「qwerty」など)。

システム管理者のパスワードの変更

システム管理者のパスワードを変更するには、次の手順に従います。

1. 「Station の設定」right arrow「パスワード」を選択します。

「管理者パスワード」テーブルが表示されます (図 2-6 を参照)。

2. パスワードを変更します。

確認のため、パスワードを 2 度入力します。

パスワードの選択については、パスワード選択の手引きを参照してください。

3. 「パスワードの変更」をクリックします。

設定がシステムに保存され、画面が更新され、「パスワードの変更に成功しました。」というメッセージが表示されます。


図 2-6 「管理者パスワード」テーブル

このスクリーンショットは管理者パスワードを変更するテーブルを示しています。ボタンは「パスワードの変更」です。