第2章 |
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この章では、Sun Control Station の AllStart コントロールモジュールを通じて利用可能な機能とサービスの使用方法について説明します。
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設定情報、ディスクパーティション、RAID パーティション、認証、および X Window 情報を含むプロファイルの作成 |
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AllStart の機能とサービスは、グラフィカルユーザーインタフェースの左側の欄にある「AllStart」メニューから利用できます。
本マニュアルでは、読者が Sun Control Station ソフトウェアの基本操作を理解していると想定して説明します。状態アイコン、選択ウィンドウ、スケジューラ、「タスクの進捗状況」ダイアログなどの基本的な Sun Control Station の機能については、『Sun Control Station 2.2 管理者マニュアル』を参照してください。
AllStart の初期設定を設定して、対象とする OS ディストリビューションだけが表示されるように、AllStart 画面をカスタマイズできます。詳細は、"Invalid Cross-Reference Format"のSee 「詳細」を参照してください。
OS タイプの選択が必要になると常に表示される「システムタイプの選択」選択ウィンドウから、システムタイプを選択することも可能です (See 「システムタイプの選択」ウィンドウの選択を参照)。
注 - AllStart の初期設定で表示する OS ディストリビューションを 1 つだけ選択した場合は、AllStart の手順で「システムタイプの選択」選択ウィンドウが表示されません。 |
「ファイル」メニューからは、クライアントにインストールする個々のファイルを追加または削除できます。
すでに追加されているファイルを表示する手順は、次のとおりです。
リモートロケーション、あるいは Sun Control Station のファイルシステムからファイルを追加できます。
リモートロケーションからファイルを追加する手順は、次のとおりです。
「リモートの場所からのファイルの追加」テーブルが表示されます (See 「リモートの場所からのファイルの追加」テーブル を参照)。
注 - ファイアウォールを経由するシステムの場合、プロキシサーバーの設定が必要になることもあります。ステーションの設定については、『Sun Control Station 2.2 管理者マニュアル』を参照してください。 |
3. プルダウンメニューからファイルの種類を選択します。「RPM」、「svr4」、「ファイル」
5. 「RPM」ファイルタイプを選択した場合、次のうちいずれかのフラグも選択できます。
これらのフラグは、インストール後のフェーズで RPM に直接受け渡されます。
Control Station のローカルファイルシステムからファイルを追加する手順は、次のとおりです。
注 - この画面にファイルを表示するには、そのファイルが Control Station のディレクトリ /scs/data/allstart/iso/ に読み込まれていなければなりません。 |
「リモートの場所からのファイルの追加」テーブルが表示されます。
3. テーブルの上のプルダウンメニューから、「SCS ファイルシステムからのファイルを追加」を選択します。
「SCS ファイルシステムからのファイルを追加」テーブルが表示されます (See 「SCS ファイルシステムからのファイルを追加」テーブル を参照)。
4. プルダウンメニューからファイルの種類を選択します。「RPM」、「svr4」、「ファイル」
5. 「SCS ローカルファイル」スクロールウィンドウで、読み込むファイルを選択します。
6. 「追加」をクリックして、「読み込むファイル」スクロールウィンドウにファイルを移動します。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
「AllStart ファイル」テーブルからファイルを削除する手順は、次のとおりです。
2. ファイルをクリックして選択します。上の「すべてを選択」をクリックすれば、リスト内のすべてのファイルを選択できます。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
スクリプト機能を使用すると、スクリプトを「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブルにアップロードし、そこからプロファイルに追加するスクリプトを選択することができます。
「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブルにカスタムスクリプトをアップロードする手順は、次のとおりです。
「ユーザー定義のカスタムスクリプトのアップロード」テーブルが表示されます (See 「ユーザー定義のカスタムスクリプトのアップロード」テーブル を参照)。
「ローカルファイルシステムからの新規スクリプトの追加」テーブルが表示されます (See 「ローカルファイルシステムからの新規スクリプトの追加」テーブル を参照)。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。タスクが完了したら、「完了」をクリックします。
カスタムスクリプトが、「ユーザー定義のカスタムスクリプトのアップロード」テーブル内に表示されます (See 「ユーザー定義のカスタムスクリプトのアップロード」テーブル を参照)。
このテーブルから、ほかのスクリプトを追加、編集、削除できます。
さらに別のスクリプトを追加するには、手順 2 から手順 4 までを繰り返します。
スクリプトを編集するには、そのスクリプトの横のチェックボックスをクリックしてから「編集」をクリックします。
「アップロードされたカスタムスクリプト情報の変更」テーブルが表示されます。See 次の情報を入力します。 内の情報でパラメータを変更してスクリプトを追加します。
スクリプトを削除するには、そのスクリプトの横のチェックボックスをクリックしてから「削除」をクリックします。
「AllStart ディストリビューション」テーブルから、ディストリビューションの追加、変更、削除が行えます。
すでに追加されているディストリビューションを表示する手順は、次のとおりです。
「AllStart」
「ディストリビューション」を選択します。
「AllStart ディストリビューション」テーブルが表示されます。
注 - Solaris x86 ディストリビューションは、DVD ISO イメージからのみ利用できます。クライアントにインストール対象の OS イメージを読み込むには、ディストリビューションを AllStart にアップロードします。ローカルに保管する場合、ディストリビューションは /scs/data/allstart/iso/ に保存する必要があります。 |
CD-ROM からディストリビューションを追加する手順は、次のとおりです。
1. 「AllStart」「ディストリビューション」を選択します。
「AllStart ディストリビューション」テーブルが表示されます。
「CD-ROM からディストリビューションをアップロードする」テーブルが表示されます。
注 - それぞれのディストリビューションについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの記述に基づいてディストリビューションを区別しています。 |
4. CD-ROM へのデフォルトパスは、/dev/cdrom です。
注 - オプションの「バックグラウンドでのタスクの実行」はクリックしないでください。クリックすると、次の CD-ROM に進むことができず、ディストリビューション全体がアップロードされません。万一、タスクをバックグラウンドに移動した場合は、このディストリビューションを「AllStart ディストリビューション」テーブルから削除し、同じ手順を最初からやり直す必要があります。 |
6. ディストリビューションが正常に追加されたことを示すメッセージが表示されたら、「完了」をクリックします。
この方法では、物理的な .iso ファイルをディレクトリ /scs/data/allstart/iso/ のローカルファイルシステムに読み込み、「ディストリビューションのアップロード」テーブルのスクロールウィンドウに表示させます。
コントロールステーションのローカルディレクトリからディストリビューションを追加する手順は、次のとおりです。
1. 「AllStart」「ディストリビューション」を選択します。
「AllStart ディストリビューション」テーブルが表示されます。
「CD-ROM からディストリビューションをアップロードする」テーブルが表示されます。
3. テーブルの上にあるプルダウンメニューから、「SCS ISO からディストリビューションを追加」を選択します。
「ディストリビューションのアップロード」テーブルが表示されます (See 「ディストリビューションのアップロード」テーブル を参照)。
注 - それぞれのディストリビューションについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの記述に基づいてディストリビューションを区別しています。 |
5. 「SCS ローカルファイル」スクロールウィンドウで、読み込むファイルを選択します。
6. 「追加」をクリックして、「ディストリビューションファイル」スクロールウィンドウにファイルを移動します。
7. ファイルを選択したら、「ただちにアップロード」をクリックします。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
注 - 「変更」オプションを使用して、ディストリビューションに関連するファイルを変更することはできません。ファイルを変更するには、新しいディストリビューションを作成する必要があります。 |
1. 「AllStart」「ディストリビューション」を選択します。
「AllStart ディストリビューション」テーブルが表示されます。
「ディストリビューション情報の変更」テーブルが表示されます。
注 - それぞれのディストリビューションについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの記述に基づいてディストリビューションを区別しています。 |
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
「AllStart ディストリビューション」テーブルからディストリビューションを削除する手順は、次のとおりです。
注 - ディストリビューションがあるペイロードを参照している場合、そのディストリビューションは削除できません。その場合は、まずそのペイロードを変更または削除する必要があります。 |
1. 「AllStart」「ディストリビューション」を選択します。
「AllStart ディストリビューション」テーブルが表示されます。
2. ディストリビューションをクリックして選択します。上の「すべてを選択」をクリックすれば、リスト内のすべてのディストリビューションを選択できます。
ディストリビューションがペイロードを参照している場合は、そのディストリビューションを削除できません。
ディストリビューションがペイロードを参照していない場合は、ダイアログボックスが表示され、削除の確認を求められます。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
ペイロードは、クライアントにインストールするために選択する OS ディストリビューション、パッケージ、ファイルから構成されます。
ペイロードは、「AllStart ペイロード」テーブルから追加、表示、変更、削除、複製できます。
このテーブルは、現在定義されているペイロードのほか、ペイロードのタイプと説明を表示します。ペイロードの詳細表示、変更、削除、複製を行うには、そのペイロードをクリックします。
現在定義されているペイロードを表示する手順は、次のとおりです。
注 - AllStart の初期設定で表示する OS ディストリビューションを 1 つだけ選択した場合は、AllStart の手順で「システムタイプの選択」選択ウィンドウが表示されません。手順が直接開始されます。詳細は、"Invalid Cross-Reference Format"のSee 「詳細」を参照してください。 |
Sun JDS ペイロードを作成する手順は、次のとおりです。
「AllStart ペイロードの作成」テーブルが表示されます。
注 - それぞれのペイロードについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてペイロードを区別します。 |
Sun JDS ペイロードについて、「AllStart ペイロードのディストリビューション固有オプション」テーブルが表示されます (図 2-11 を参照)。
7. 「基本パッケージ」選択ウィンドウで、地域に適したオプションのラジオボタンをクリックします。
8. 「読み込まれていないパッケージ」スクロールウィンドウで、読み込むパッケージを選択します。
「Add-on Packages」は、機能に基づいて読み込むための RPM のグループです (「Development Tools」または「Laptop Packages」など)。
9. 「追加」をクリックして、「読み込まれたパッケージ」スクロールウィンドウにパッケージを移動します。
10. 「読み込まれていないファイル」スクロールウィンドウで、読み込むファイルを選択します。
これらは、基本のディストリビューションが読み込まれた後にそれぞれ読み込まれます。
11. 「追加」をクリックして、「読み込まれたファイル」スクロールウィンドウにファイルを移動します。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
「AllStart ペイロード」テーブルが表示されます。指定したペイロードが概要テーブルに表示されていることを確認します。
「AllStart ペイロードの作成」テーブルが表示されます。
注 - それぞれのペイロードについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてペイロードを区別します。 |
SuSE ペイロードについて、「AllStart ペイロードのディストリビューション固有オプション」テーブルが表示されます。
7. 「基本パッケージ」選択ウィンドウで、地域に適したオプションのラジオボタンをクリックします。
8. 「追加」をクリックして、「読み込まれたパッケージ」スクロールウィンドウにパッケージを移動します。
9. 「読み込まれていないファイル」スクロールウィンドウで、読み込むファイルを選択します。
これらは、基本のディストリビューションが読み込まれた後にそれぞれ読み込まれます。
10. 「追加」をクリックして、「読み込まれたファイル」スクロールウィンドウにファイルを移動します。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
「AllStart ペイロード」テーブルが表示されます。指定したペイロードが概要テーブルに表示されていることを確認します。
Red Hat ペイロードを作成する手順は、次のとおりです。
「AllStart ペイロードの作成」テーブルが表示されます。
注 - それぞれのペイロードについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてペイロードを区別します。 |
Red Hat ペイロードについて、「AllStart ペイロードのディストリビューション固有オプション」テーブルが表示されます。
7. 「読み込まれていないグループ」スクロールウィンドウで、読み込むグループを選択します。
「ディストリビューショングループ」は、機能に基づいて読み込むための RPM のグループです (DNS サーバー、「Games and Entertainment support」、「Printing support」、「Emacs support」など)。
「Everything」エントリを選択すると、ディストリビューション内のすべての RPM が追加されます。
8. 「追加」をクリックして、「読み込まれたグループ」スクロールウィンドウにグループを移動します。
9. 「読み込まれていないファイル」スクロールウィンドウで、読み込むファイルを選択します。
これらは、基本のディストリビューションが読み込まれた後にそれぞれ読み込まれます。
「追加」をクリックして、「読み込まれたファイル」スクロールウィンドウにファイルを移動します。
注 - 「読み込まれたファイル」スクロールウィンドウに複数のファイルを移動する場合は、インストールする正しい順序にファイルを配置する必要があります。ファイルはリストの最上部からインストールされます。リスト内の順序は、ファイルを選択して、「上へ」または「下へ」ボタンを使用して変更できます。 |
10. そのペイロードが Sun Fire V60x サーバーまたは Sun Fire V65x サーバー上にインストールされる場合は、チェックボックスをクリックして有効にします。
このオプションは、クライアントが Linux インストールの前に必要な Sun Control Station ドライバをロードできるようにします。このオプションは、特殊な Sun Fire V60x または Sun Fire V65x ドライバを必要とする OS ディストリビューションでのみ利用できます。ほかのドライバを必要としない、より最新版の OS ディストリビューションには表示されません。
注 - このオプションを有効にした場合、ディストリビューションに特殊なドライバが含まれ、V60/V65 システムにのみ読み込めるようになります。 |
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
終了すると、「AllStart ペイロード」テーブルが表示されます。指定したペイロードが概要テーブルに表示されていることを確認します。
Solaris x86 ペイロードを追加する手順は、次のとおりです。
「AllStart ペイロードの作成」テーブルが表示されます。
注 - それぞれのペイロードについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてペイロードを区別します。 |
Solaris ペイロードについて、「AllStart ペイロードのディストリビューション固有オプション」テーブルが表示されます (See Solaris -「AllStart ペイロードのディストリビューション固有オプション」テーブル を参照)。
7. 「基本パッケージの選択」スクロールウィンドウで、読み込むパッケージを選択します。
8. 「追加」をクリックして、「読み込まれたパッケージ」スクロールウィンドウにパッケージを移動します。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
「AllStart ペイロード」テーブルが表示されます。指定したペイロードが概要テーブルに表示されていることを確認します。
「AllStart ペイロード」テーブルが表示されます (See 「AllStart ペイロード」テーブル を参照)。
「AllStart ペイロードの表示」テーブルが表示され、次のような情報が提示されます。
4. 「完了」をクリックすると、「AllStart ペイロード」テーブルに戻ります。
「AllStart ペイロードの変更」テーブルが表示されます。
注 - それぞれのペイロードについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてペイロードを区別します。 |
「AllStart ペイロードのディストリビューション固有オプション」テーブルが表示されます。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
「AllStart ペイロード」テーブルが表示されます。指定したペイロードが概要テーブルに表示されていることを確認します。
注 - ペイロードがあるクライアントを参照している場合、そのペイロードは削除できません。まず、該当するクライアントを修正または削除する必要があります。 |
2. ペイロードをクリックして選択します。上の「すべてを選択」をクリックすれば、リスト内のすべてのペイロードを選択できます。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。進行状況バーが 100% になったら、タスクは完了です。
ペイロードの複製は、既存ペイロードの正確なコピーを別名で作成できます。これは、似たようなペイロードを作成するときに便利です。
注 - それぞれのペイロードについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてペイロードを区別します。 |
「AllStart ペイロード」テーブルが表示されます。ペイロードの複製が「AllStart ペイロード」テーブルに表示されていることを確認します。
プロファイルとは、ペイロードに従ってクライアントに適用される設定情報を含むものです。プロファイルは、追加、表示、変更、削除、または複製できます。
プロファイルを追加する場合、クライアントについて次の情報を設定します。
このパラメータには OS のタイプと同様に、プロファイルの説明、デフォルト言語、マウスの種類、キーボードの種類、タイムゾーン、タイムサーバー、ルートパスワードなどが含まれます。ペイロードとプロファイルをインストールしたらホストを再起動するかどうかも選択できます。
プロファイルごとに、ルート (/) パーティションと少なくとも 1 つのスワップパーティションを設定する必要があります。Red Hat および SuSE オペレーティングシステムには、RAID パーティションも設定できます。
注 - AllStart モジュールの実行する RAID 設定検証の内容は、ごく限定的なものです。AllStart プロファイルから正常に作成した RAID 設定は、必ずしも SuSE などの OS ベンダーによってサポートされているとは限りません。 |
ディスクパーティション機能と RAID パーティション機能は、「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウから利用できます。RAID ありの見本ウィンドウについては、See RAID ありの「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウ を参照してください。RAID なしの「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウについては、See 「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウ を参照してください。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウの上側には、次の項目が表示されます。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウの下側には、ディスクドライブとデバイスが表示されます。
クライアントの認証情報と X Window 設定情報を設定できます。認証情報は OS によって異なり、NIS および LDAP 認証、プロキシサービス設定エージェントを含めることができます。X Window 設定には、X11 設定と 3D サポートモニター情報のパラメータがあります。
カスタムスクリプトをプロファイルに追加する場合は、まずそのスクリプトを利用できるようにアップロードする必要があります。スクリプト を参照してください。それから、プロファイルを追加するときにそのスクリプトを追加できます。
「AllStart プロファイル」テーブルは、現在定義されているプロファイルを表示します。
「AllStart プロファイル」テーブルを表示する手順は、次のとおりです。
「AllStart プロファイル」テーブルが表示されます。次に、このテーブルの各機能を説明します。
注 - AllStart の初期設定で表示する OS ディストリビューションを 1 つだけ選択した場合は、AllStart の手順で「システムタイプの選択」選択ウィンドウが表示されません。手順が直接開始されます。詳細は、"Invalid Cross-Reference Format"のSee 「詳細」を参照してください。 |
Sun JDS プロファイルを追加する手順は、次のとおりです。
「AllStart プロファイル」テーブルが表示されます (See Sun JDS -「AllStart プロファイルの追加」テーブル を参照)。
注 - それぞれのプロファイルについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてプロファイルを区別します。 |
「ブートローダーオプションの編集」テーブルが表示されます (See Sun JDS -「ブートローダーオプションの編集」テーブル を参照)。
注 - シリアルコンソールを通じてマシンを構築するときに、ブートローダーを選択する場合は、この手順の最後で、対応する GRUB カスタマイズスクリプトを追加する必要があります。 |
8. 先へ進むには、テーブルの下にある「次へ」をクリックします。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウが表示されます。See Sun JDS -「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウ に例を示します。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウでは、パーティションの追加、編集、削除のほか、ディスクドライブの編集と削除が行えます。
少なくとも、root (/) パーティションと 1 つのスワップパーティションを定義する必要があります。
ディスクパーティションを追加する手順については、ディスクパーティションの追加を参照してください。
パーティションを追加したら、引き続きSee 「保存」をクリックします。 の手順を行います。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウに、ディスクパーティションが表示されます。
「クライアント構成」テーブルが表示されます (See Sun JDS -「クライアント構成」テーブル を参照)。
「X の構成オプション」テーブルが表示されます (See Sun JDS -「X の構成オプション」ウィンドウ を参照)。
「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブルが表示されます (See Sun JDS -「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブル を参照)。
この「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブルには、プロファイルに追加可能なカスタムスクリプトが多数含まれます。ほかのスクリプトをこのテーブルにアップロードするには、スクリプトを参照してください。
注 - カスタムスクリプト sun_client_dhcp.sh により、クライアントの DHCP 設定を特定のデフォルト値に設定します。 |
a. チェックボックスをクリックして、プロファイルに追加するカスタムスクリプトを選択します。
注 - シリアルコンソールを通じてマシンを構築している場合に、手順 7 でブートローダーを選択した場合は、この時点で対応する GRUB のカスタマイズスクリプトを追加します。それを行わないと、ブートログメッセージとインストールメッセージはコンソールに表示されません。 |
「AllStart プロファイル」テーブルが表示されます (See 「AllStart プロファイル」テーブル を参照)。作成したばかりのプロファイルが表示されていることを確認します。
「AllStart プロファイルの追加」テーブルが表示されます。
注 - それぞれのプロファイルについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてプロファイルを区別します。 |
注 - シリアルコンソールを通じてマシンを構築するときに、ブートローダーを選択する場合は、この手順の最後で、対応する GRUB カスタマイズスクリプトを追加する必要があります。 |
a. ラジオボタンをクリックして、次のオプションの 1 つを選択します。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウが表示されます。
このプロファイルには、ルート (/) パーティションと少なくとも 1 つのスワップパーティションを定義する必要があります。RAID パーティションの定義には、オプションも用意されています。
手順については、RAID パーティションの追加を参照してください。
少なくとも 2 つの RAID パーティションを定義してから、ディスクパーティションを追加します。
手順については、ディスクパーティションの追加を参照してください。
パーティションを追加できたらこの手順に戻り、引き続きSee 「保存」をクリックします。 に進みます。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウに、パーティションが表示されます。
「クライアント構成」テーブルが表示されます (See SuSE -「クライアント構成」テーブル を参照)。
「X の構成オプション」テーブルが表示されます (See SuSE -「X の構成オプション」テーブル を参照)。
「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブルが表示されます (See SuSE -「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブル を参照)。
この図は SuSE についてのカスタムスクリプトの追加ウィンドウを示しています。
この「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブルには、プロファイルに追加可能なカスタムスクリプトが多数含まれます。ほかのカスタムスクリプトをこのテーブルにアップロードするには、スクリプトを参照してください。
カスタムスクリプトをプロファイルに追加する手順は、次のとおりです。
a. チェックボックスをクリックして、プロファイルに追加するカスタムスクリプトを選択します。
注 - シリアルコンソールを通じてマシンを構築している場合に、手順 7 でブートローダーを選択した場合は、この時点で対応する GRUB のカスタマイズスクリプトを追加します。それを行わないと、ブートログメッセージとインストールメッセージはコンソールに表示されません。 |
「AllStart プロファイル」テーブルが表示されます。作成したばかりのプロファイルが表示されていることを確認します。
Red Hat プロファイルを追加する手順は、次のとおりです。
「AllStart プロファイル」テーブルが表示されます (図 2-32 を参照)。
注 - それぞれのプロファイルについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてプロファイルを区別します。 |
「ブートローダーオプションの編集」テーブルが表示されます (See 「ブートローダーオプションの編集」テーブル を参照)。
注 - シリアルコンソールを通じてマシンを構築するときに、ブートローダーとして GRUB または LILO を選択する場合は、この手順の最後で、対応する GRUB または LILO カスタマイズスクリプトを追加する必要があります。 |
「パーティションのオプション」テーブルが表示されます (図 2-34 を参照)。
9. ラジオボタンをクリックして、3 つのセクションの設定を行います。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウが表示されます。
このプロファイルには、ルート (/) パーティションと少なくとも 1 つのスワップパーティションを定義する必要があります。RAID パーティションの定義には、オプションも用意されています。
手順については、RAID パーティションの追加を参照してください。
少なくとも 2 つの RAID パーティションを追加してから、ディスクパーティションを追加します。
手順については、ディスクパーティションの追加を参照してください。
パーティションを追加できたらこの手順に戻り、引き続きSee 「保存」をクリックします。 に進みます。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウに、パーティションが表示されます (See Red Hat -「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウ を参照)。
「認証情報の編集」テーブルが表示されます (See Red Hat -「認証情報の編集」テーブル を参照)。
注 - これらのオプションについては、該当する Red Hat のマニュアルで説明されています。詳細は、http://www.redhat.com/docs/ を参照してください。 |
「X の構成オプション」テーブルが表示されます (図 2-37 を参照)。
「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブルが表示されます。
この「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブルには、プロファイルに追加可能なカスタムスクリプトが多数含まれます。
注 - ほかのスクリプトをこのテーブルにアップロードするには、スクリプトを参照してください。 |
a. チェックボックスをクリックして、プロファイルに追加するカスタムスクリプトを選択します。
注 - シリアルコンソールを通じてマシンを構築している場合に、ブートローダーに GRUB または LILO を選択していた場合には、この時点で GRUB または LILO のカスタマイズスクリプトを追加します。それを行わないと、ブートログメッセージとインストールメッセージはコンソールに表示されません。 |
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。タスクが完了するまで待ちます。
「AllStart プロファイル」テーブルが表示されます。作成したばかりのプロファイルが表示されていることを確認します。
Solaris x86 プロファイルを追加する手順は、次のとおりです。
「AllStart プロファイル」テーブルが表示されます。このテーブルに、現在定義されているプロファイル名が一覧表示されます。
「AllStart プロファイルの追加」テーブルが表示されます (See Solaris x86 -「AllStart プロファイルの追加」テーブル を参照)。
注 - それぞれのプロファイルについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてプロファイルを区別します。 |
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウが表示されます (See Solaris x86 -「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウ を参照)。
7. プロファイルにディスクパーティションの情報を追加します。
少なくとも、root (/) パーティションと 1 つのスワップパーティションを定義する必要があります。
手順については、ディスクパーティションの追加を参照してください。
ディスクパーティションを追加できたらこの手順に戻り、引き続きSee 「パーティションのオプション」テーブルで「保存」をクリックして先に進みます。 に進みます。
8. 「パーティションのオプション」テーブルで「保存」をクリックして先に進みます。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウに、ディスクパーティションが表示されます。
「認証情報の編集」テーブルが表示されます (See Solaris x86 -「認証情報の編集」テーブル を参照)。
「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブルが表示されます。
この「カスタムスクリプトオプションの編集」テーブルには、プロファイルに追加可能なカスタムスクリプトが多数含まれます。ほかのスクリプトをこのテーブルにアップロードするには、15 ページの「スクリプト」を参照してください。
カスタムスクリプトをプロファイルに追加する手順は、次のとおりです。
a. チェックボックスをクリックして、プロファイルに追加するカスタムスクリプトを選択します。
「タスクの進捗状況」ダイアログが表示されます。タスクが完了するまで待ちます。
「AllStart プロファイル」テーブルが表示されます。作成したばかりのプロファイルが表示されていることを確認します。
プロファイル向け RAID パーティションの定義には、オプションが用意されています (SuSE および Red Hat オペレーティングシステムのみ)。RAID パーティションを含めるには、少なくとも 2 つの RAID パーティションをプロファイルに定義する必要があります。
ディスクパーティションを定義する前に RAID パーティションを定義するには、この手順を行ってください。ディスクパーティションを追加する手順については、ディスクパーティションの追加を参照してください。
注 - AllStart モジュールの実行する RAID 設定検証の内容は、ごく限定的なものです。AllStart プロファイルから正常に作成した RAID 設定は、必ずしも SuSE などの OS ベンダーによってサポートされているとは限りません。 |
ここに記載する手順では、ブートローダーパラメータの設定手順でプロファイルの追加手順を完了していることを前提とします。「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウを表示します。
1. 「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウから「RAID の追加」をクリックします。
2. この情報メッセージを無視します。メッセージの下の「RAID パーティションの定義」をクリックします。
3. RAID パーティションのサイズを入力し、「保存」をクリックします。
「ディスクパーティションの情報」テーブルに、テーブルに一覧表示していたパーティションが表示されます。
4. 次の RAID パーティションを定義します。「RAID の追加」をクリックし、手順 2 と手順 3 を繰り返します。
「パーティションのオプション」テーブルが表示されたら、サイズを設定して、スクロールリストから別のドライブを選択します。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウが表示されます。追加したばかりの RAID パーティションがテーブルに表示されることを確認します。
a. 「ディスクパーティションの情報」ウィンドウから「RAID の追加」をクリックします。
「RAID オプション」テーブルが表示されます (See 「RAID オプション」テーブル を参照)。
b. /home など、スクロールリストからマウントポイントを選択します。
注 - RAID マウントポイントに複数のパーティションが定義されている場合、このパーティションのサブセットを使用するには、「RAID オプション」テーブルの「追加」および「削除」ボタンを使用して RAID マウントポイントのサブセットを定義します。 |
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウが表示されます。
注 - さらに別のソフトウェアの RAID パーティションを追加するには、「RAID の追加」をもう一度クリックして手順 1 から手順 7 までを繰り返します。 |
手順については、ディスクパーティションの追加を参照してください。
少なくとも、/ パーティションと 1 つのスワップパーティションを定義する必要があります。
注 - このステップは繰り返し行うプロセスです。「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウから、パーティションを必要な数だけ追加、編集、削除することができます。パーティションを設定したら、「次へ」をクリックしてクライアント構成オプションに移動します。 |
ここに記載する手順では、ブートローダーパラメータの設定手順でプロファイルの追加手順を完了していることを前提とします。「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウを表示します。
1. 「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウから「追加」をクリックします。
「パーティションのオプション」テーブルが表示されます。使用している OS に該当する図を参照してください。
プルダウンメニューに新規マウントディレクトリを追加するには、右側の「新規マウントディレクトリの追加」をクリックします。「新規マウントポイントの定義」テーブルが表示されます。新規マウントの名前を入力して、「保存」をクリックします。新規マウントポイントが追加された「パーティションのオプション」テーブルが表示されます。
3. ディスクドライブまたはスライスを「パーティションのオプション」テーブルから選択します。
プルダウンメニューに新規ディスクドライブを追加するには、右側の「ディスクドライブの追加」をクリックします。
プルダウンメニューに新規ディスクスライスを追加するには、右側の「ディスクスライスの追加」をクリックします。「新規ディスクドライブの定義」テーブルが表示されます。新規ディスクスライスの名前を入力して、「保存」をクリックします。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウが表示されます。
手順 1 から手順 4 までを繰り返して、必要な数だけディスクパーティションを追加します。
必要に応じて、「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウの「編集」および「削除」機能を使用します。
パーティションを編集するには、そのパーティションの横のチェックボックスをクリックしてから「編集」をクリックします。
「パーティションのオプション」テーブルが表示されます。このテーブルのオプションでパーティションを修正して、「保存」をクリックします。
パーティションを削除するには、そのパーティションの横のチェックボックスをクリックしてから「削除」をクリックします。
選択ウィンドウが更新され、リストからパーティションが削除されます。
注 - このタスクについては確認ダイアログがないため、パーティションに間違いがないかどうか確認してから削除してください。 |
ディスクドライブを編集するには、そのドライブを選択してからドライブの横にある「処理」列の鉛筆アイコンをクリックします。
「ディスクドライブのオプション」テーブルが表示されます。このテーブルのオプションでドライブを修正して、「保存」をクリックします。
ディスクドライブを削除するには、そのドライブを選択してからドライブの横にある「処理」列の削除アイコンをクリックします。
5. OS に該当するプロファイルを追加する手順に戻り、次に進みます。
「ディスクパーティションの情報」選択ウィンドウが表示されます。次に行うべき手順は、クライアント設定情報の追加です。OS に該当する手順に戻ります。
「詳細なプロファイル表示」テーブルが表示され、プロファイルに関するすべてのパラメータが提示されます。
4. 「完了」をクリックすると、「AllStart ペイロード」テーブルに戻ります。
「AllStart プロファイルの変更」テーブルが表示されます。以降の手順は、プロファイルの追加に使用する画面と同じ画面での操作になります。
「タスクの進捗状況」ダイアログにタスクの完了が表示されます。
注 - プロファイルがクライアントを参照している場合には、そのプロファイルを削除できません。まず、該当するクライアントを修正または削除する必要があります。 |
2. プロファイルをクリックして選択します。上の「すべてを選択」をクリックすれば、リスト内のすべてのプロファイルを選択できます。
「タスクの進捗状況」ダイアログにタスクの完了が表示されます。
複製は、既存プロファイルの正確なコピーを別名で作成できます。これは、似たようなプロファイルを作成するときに便利です。
注 - 現在のプロファイル設定の詳細を表示する手順については、プロファイルの表示を参照してください。 |
複製対象のプロファイル名とその説明が「プロファイルの複製」テーブルに表示されます。
注 - それぞれのプロファイルについて、一意の、記述的な名前を使用することが重要です。システムはこの名前に基づいてプロファイルを区別します。 |
プロファイルの複製が「AllStart プロファイル」テーブルに表示されていることを確認します。
クライアントは、追加、表示、変更、または削除できます。また、クライアントを有効化または無効化できます。
図 2-51 に、「AllStart クライアント」テーブルの例を示します。
SuSE、Red Hat、および Sun JDS クライアントを追加する手順は、次のとおりです。Solaris x86 クライアントを追加する手順は、新規 Solaris x86 クライアントの追加を参照してください。
新規クライアントは、手動で追加、新規自動検出クライアントを追加、Sun Control Station 内にすでに存在する管理対象ホストの一覧から新規クライアントを選択、または XML フォーマットファイル内のクライアントの一覧からインポートできます。
クライアントをすぐに使用するには、必ず管理対象ホスト以外のクライアントをそれぞれ有効にしてください。管理対象ホストは自動的に有効になります。
また、DHCP 設定を有効にする必要があります。DHCP 設定の修正 を参照してください。
注 - そのクライアントが管理対象ホストでない限り、クライアントは「AllStart クライアント」テーブルに追加してから有効にする必要があります。管理対象ホストは自動的に有効になります。クライアントが有効にされていないと、AllStart モジュールはそのクライアントの MAC アドレスと IP アドレスに対応するサーバーがネットブートしてもペイロードを提供しません。 |
「AllStart クライアントの作成」テーブルが表示されます。
注 - ペイロードとプロファイルのインストールに使用されるネットワークインタフェースカード (NIC) の MAC アドレスを入力する必要があります。 |
「インストールのブート情報を構成」テーブルが表示されます (See 「インストールのブート情報を構成」テーブル を参照)。
インストール中に別のブート設定を行うには、以上のオプションを使用します。
注 - Sun Fire V60x サーバーまたは V65x サーバーでは、インストールは 2 つのビルトイン NIC のどちらかで行う必要があります。 |
「ネットワークインタフェース」テーブルが表示されます (図 2-54 を参照)。
このテーブルでは、クライアントの NIC に関する情報を設定します。
9. 下の「ネットワークインタフェースの追加」をクリックします。
「ネットワークインタフェース情報の入力」テーブルが表示されます (図 2-55 を参照)。
「ネットワークインタフェース」テーブルが更新され、新規デバイスが追加されます。
12. 次に、ほかのデバイスの追加、または既存のデバイスに関するその他のオペレーションを実行することができます。
13. ネットワークインタフェースの設定が完了したら、テーブルの下の「保存」をクリックします。
新規 Solaris クライアントを追加する手順は、次のとおりです。
「AllStart クライアントの作成」テーブルが表示されます。
注 - ペイロードとプロファイルのインストールに使用されるネットワークインタフェースカード (NIC) の MAC アドレスを入力する必要があります。 |
「インストールのブート情報を構成」テーブルが表示されます (See 「インストールのブート情報を構成」テーブル を参照)。
インストール中に別のブート設定を行うには、以上のオプションを使用します。
スクロールリストにブートパスを追加するには、「ブートパスを追加」をクリックしてエイリアス名とブートパスを入力します。たとえば、次のように入力します。
注 - このオプションは、自動検出機能と関連して機能します。クライアントの自動検出向け設定の手順は、自動検出クライアントで使用される IP アドレスの範囲の指定に使用します。 |
AutoDiscovery 機能により、サーバーが DHCP サーバーから IP アドレスを取得して、PXE ブートサーバーからその IP アドレスに対するデフォルトのペイロードを取得できます。この機能は、特にクライアントの MAC アドレスが不明な場合に役立ちます。
自動検出機能の設定方法の詳細は、自動検出機能を参照してください。
「AllStart クライアントの作成」テーブルが表示されます。
5. テーブルの上にあるプルダウンメニューから、「クライアントの自動検出の追加」を選択します。
「クライアントの自動検出」テーブルが表示されます (図 2-59 を参照)。
注 - Sun Fire V60x サーバーまたは V65x サーバーでは、インストールは 2 つのビルトイン NIC のどちらかで行う必要があります。 |
Sun Control Station にすでにホストをインポートしている場合、AllStart クライアントとして追加する管理対象ホストを選択できます。
管理対象ホストをクライアントとして追加する手順は、次のとおりです。
「AllStart クライアントの作成」テーブルが表示されます。
5. テーブルの上にあるプルダウンメニューから、「管理ホストをクライアントとして追加」を選択します。
「管理ホストからの AllStart クライアントの追加」テーブルが表示されます。
「AllStart クライアントの作成」テーブルが表示されます。
注 - 管理対象ホストはすでにネットワークに接続され、IP アドレスを割り当てられている必要があります。また、MAC アドレスフィールドにも、すでに値が設定されているはずです。これら 2 つのパラメータは変更できません。 |
XML 形式のファイルにクライアントのリストを記述してインポートすることもできます。正しい形式については、クライアントリストの XML 書式を参照してください。
クライアントリストのファイルをインポートする手順は、次のとおりです。
「AllStart クライアントの作成」テーブルが表示されます。
5. テーブルの上にあるプルダウンメニューから、「ファイルからのクライアントの追加」を選択します。
「ファイルからのクライアント定義の読み込み」テーブルが表示されます。
6. XML ファイルへのパスとファイル名を入力するか、ボタンをクリックしてファイルを指定します。
7. テーブルの下にある「クライアントの作成」をクリックします。
ここでは、クライアントのリストを含む XML 形式のファイルの書式について、例を挙げて説明します。
以下のファイル例には、2 つのクライアントに関する情報が含まれています。1 つ目のクライアントに 2 つのネットワークデバイスを持ち、それぞれ DHCP と静的 IP アドレスで識別されます。2 つ目のクライアントに 1 つのネットワークデバイスがあり、静的 IP アドレスで識別されます。
<clients>
<client>
<mac value = "00:03:47:D5:74:7A"/>
<install_type value = "http"/>
<console value = "none"/>
<console_baud value = "9600"/>
<payload value = "sjds"/>
<profile value = "sjds"/>
<network>
<device value = "eth0"/>
<bootproto value = "dhcp"/>
</network>
<network>
<device value = "eth1"/>
<bootproto value = "static"/>
<ip value = "192.168.0.3"/>
<netmask value = "255.255.255.0"/>
<gateway value = "192.168.0.1"/>
<hostname value = "bmula3.sfbay.sun.com"/>
<nameserver value = "192.168.0.1"/>
</network>
<boot>
<boottype value = "pxe"/>
<device value = "eth0"/>
<ip value = "192.168.0.3"/>
<netmask value = "255.255.255.0"/>
<kernel_params value = "acpi=off"/>
<hostname value = "bmula3.sfbay.sun.com"/>
<gateway value = "192.168.0.1"/>
</boot>
</client>
<client>
<mac value = "00:10:4B:0F:93:75"/>
<install_type value = "http"/>
<console value = "none"/>
<console_baud value = "9600"/>
<payload value = "sjds"/>
<profile value = "sjds"/>
<network>
<device value = "eth0"/>
<bootproto value = "static"/>
<ip value = "10.1.10.60"/>
<netmask value = "255.255.255.0"/>
<gateway value = "10.1.10.1"/>
<hostname value = "bmula6.sfbay.sun.com"/>
<nameserver value = "10.1.10.1"/>
</network>
<boot>
<boottype value = "pxe"/>
<device value = "eth0"/>
<ip value = "10.1.10.60"/>
<netmask value = "255.255.255.0"/>
<kernel_params value = "acpi=off"/>
<hostname value = "test.central.sun.com"/>
<gateway value = "10.1.10.1"/>
</boot>
</client>
</clients>
「AllStart クライアント」テーブルの左端の列は「有効」で、そのクライアントが有効化されていれば「Y」が、有効化されていなければ「N」が表示されます。
クライアントが有効化されていて、ビルドが開始されていれば、「有効」列に「B」が表示されます。
注 - 再起動するとビルドを開始できるようクライアントのブートローダーが変更されるため、管理対象ホストは自動的に有効になります。DHCP でクライアントを PXE/ネットブートするには、この手順でクライアントを再度有効にする必要があります。 |
有効化されていないクライアントを有効にする手順は、次のとおりです。
2. クライアントをクリックして選択します。上の「すべてを選択」をクリックすれば、リスト内のすべてのクライアントを選択できます。
「AllStart クライアント」テーブル上で、選択したクライアントの「有効」列に「Y」が表示されます。
情報メッセージが表示され、DHCP が有効になります。DHCP 設定の修正を参照してください。
「AllStart クライアント」テーブルの左端の列は「有効」で、そのクライアントが有効化されていれば「Y」が、有効化されていなければ「N」が表示されます。
クライアントが有効化されていて、ビルドが開始されていれば、「有効」列に「B」が表示されます。
有効化されているクライアントを無効にする手順は、次のとおりです。
2. クライアントをクリックして選択します。上の「すべてを選択」をクリックすれば、リスト内のすべてのクライアントを選択できます。
「AllStart クライアント」テーブル上で、選択したクライアントの「有効」列に「Y」が表示されます。
「AllStart クライアントの表示」テーブルに、次の情報が表示されます。
4. 「完了」をクリックすると、「AllStart クライアント」テーブルに戻ります。
追加したクライアントのタイプに応じたテーブルが表示され、修正できます。
たとえば、自動検出クライアントを修正する場合は、「クライアントの自動検出」テーブルが表示されます。単一の新規クライアントとして追加されたクライアントを修正する場合は、「AllStart クライアントの変更」テーブルが表示されます。
以降の手順は、クライアントの追加に使用する画面と同じ画面での操作になります。表示される画面については、修正するクライアントのタイプごとのクライアント追加手順を参照してください。
新規クライアントの追加を参照してください。
2. クライアントをクリックして選択します。上の「すべてを選択」をクリックすれば、リスト内のすべてのクライアントを選択できます。
「AllStart クライアント」テーブルから、クライアントが削除されます。
コントロールステーションの UI でクライアントを作成し、それを有効にすると、クライアント上でペイロードおよびプロファイルをインストールすることができるようになります。
注 - また、構築動作に対しては、「AllStart クライアント」テーブル内でクライアントエントリを有効化する必要があります。 |
クライアントは Sun Control Station からペイロードとプロファイルを受け取ります。
注 - インストールは、Sun Control Station からクライアントへの、アクティブな「push」操作ではありません。クライアントは、Control Station から、ペイロードとプロファイルを「pull」しなければなりません。つまり、「AllStart クライアント」テーブル内のクライアントエントリに従って、クライアントはペイロードとプロファイルを受け取ることになります。 |
AllStart が現在ビルドされているクライアントのステータスを表示できます。
クライアントのビルドステータスを表示する手順は、次のとおりです。
2. クライアントをクリックして選択します。上の「すべてを選択」をクリックすれば、リスト内のすべてのクライアントを選択できます。
「AllStart クライアントの表示」テーブルが表示されます。このテーブルには、クライアントについて、ペイロードの名前、ビルドの現在のフェーズ、エラーが発生した場合はその説明、ビルドに要した時間などが表示されます。
4. 「完了」をクリックすると、「AllStart クライアント」テーブルに戻ります。
NFS と HTTP は、常に有効化されていなくてはなりません。これら 2 つのサービスは無効化できません。
旧式パソコンの中には、初期ブートで PXE ブートに対するキーシーケンスを持たないものもあります。あるいは、ユーザーがいない場所で PXE ブートを開始する場合もあります。「クライアントを常にネットブートする」オプションを使用すると、パソコンの BIOS 設定を変更してから、クライアントを有効化してビルドを開始できます。
「クライアントを常にネットブートする」機能を有効にすると、マシンがネットワークからブートされるようになります。すると、クライアントを構築すべきかどうか、クライアントがすでに構築されていればクライアントのハードディスクドライブからブートするかどうかを AllStart モジュールソフトウェアが決定します。
この機能を有効化する手順については、「クライアントを常にネットブートする」機能の有効化を参照してください。
2. テーブルの下にある「DHCP 情報の表示」をクリックします。
「追加の DHCP 設定」テーブルが表示されます。それぞれのエントリについて、ネットワーク、ネットワークマスク、IP アドレスの範囲がテーブルに表示されます。
「詳細な DHCP 設定」テーブルが表示されます。テーブルには、次の情報が表示されます。
5. 「完了」をクリックすると、「追加の DHCP 設定」テーブルに戻ります。
6. 「前へ」をクリックすると、「現在のサービス設定」テーブルに戻ります。
4. DHCP 情報を修正するには、テーブルの下の「DHCP 情報の変更」をクリックします。
「DHCP 設定の変更」テーブルが表示されます。このウィンドウで、新規 DHCP 情報の追加、既存 DHCP 情報の修正、または DHCP 情報の削除ができます。
注 - DHCP 情報に対する変更を行うときは、必ず最後に「保存」をクリックしてください。保存しないと、変更は有効になりません。 |
6. 「DHCP 設定の変更」選択ウィンドウで「追加」をクリックします。
「新規 DHCP 設定の追加」テーブルが表示されます (図 2-62 を参照)。下に示すフィールドを設定します。
「DHCP 設定の変更」テーブルが表示され、新規 DHCP 情報に関するエントリが提示されます。
9. 「DHCP 設定の変更」選択ウィンドウで「編集」をクリックします。
注 - 新規 DHCP 情報の追加の注を参照してください。 |
「DHCP 設定の変更」テーブルが表示されます。ネットワークとネットマスクに関する情報は、すでに設定されています。
12. 「DHCP 設定の変更」選択ウィンドウで「削除」をクリックします。
「DHCP 設定の変更」選択ウィンドウから、DHCP 情報のエントリが削除されます。
14. 「前へ」をクリックすると、「サービス設定の変更」テーブルに戻ります。
15. 変更内容を有効にするには、テーブルの下の「保存」をクリックします。
「クライアントを常にネットブートする」機能を有効にする手順は、次のとおりです。
1. 「AllStart」の GUI から、「サービス」をクリックして「変更」を選択します。
2. 「クライアントを常にネットブートする」をクリックします。
3. 「ディストリビューション」、「ペイロード」、「プロファイル」、「クライアント」を定義します。
4. 「Client Hardware Box」に進み、「Setup」を押します。
5. 「Client Hardware Box」を「Always Boot from Network」に設定します。
このオプションは、ベンダーのハードウェアによって異なります。
クライアントが構築を開始すると、「クライアント」画面の「有効」状態にビルドの「B」が表示されます。
7. (省略可能) 別のビルドを開始するには、クライアントを再度有効化します。
注 - この機能は、新規自動検出クライアントの追加と関連して機能します。 |
AllStart コントロールモジュールの「自動検出」機能を使用すると、サーバーは Sun Control Station から DHCP アドレスを取得し、その DHCP アドレスに関連するデフォルトのペイロードとプロファイルを PXE ブートサーバーから取得できます。この機能は、特にクライアントの MAC アドレスが不明な場合に役立ちます。
まず、DHCP テーブルで IP アドレスの範囲を指定します。次に自動検出クライアント作成して、そのクライアントを有効化します。最後に、ホストマシンをネットブートすると、そのホストは AllStart モジュールからネットワーク情報、ペイロード、プロファイルを取得します。
注 - ここに記載する手順では、DHCP サーバーがすでに設定され、その DHCP サーバーが「AllStart」 |
自動検出向けにクライアントを設定する手順は、次のとおりです。
3. 「DHCP が有効」チェックボックスをクリックします。
4. プルダウンメニューから「DHCP インタフェース」を選択します。
5. テーブルの下にある「DHCP 情報の変更」をクリックします。
注 - DHCP 情報に対する変更を行うときは、必ず最後に「保存」をクリックしてください。保存しないと、変更は有効になりません。 |
「DHCP 設定の変更」テーブルが表示されます。ネットワークとネットマスクに関する情報は、すでに設定されています。
8. 自動検出に使用する IP アドレスの範囲を入力します。
最初のフィールドには、その範囲の下位 IP アドレスを、2 つ目のフィールドには、その範囲の上位 IP アドレスを入力します。
10. 「前へ」をクリックすると、「サービス設定の変更」テーブルに戻ります。
11. 変更内容を有効にするには、テーブルの下の「保存」をクリックします。
自動検出クライアントを作成すると、クライアント名に自動的に接頭辞 default- が付けられます。
自動検出クライアントを作成する方法については、新規自動検出クライアントの追加を参照してください。
13. クライアントを作成したら、次にクライアントを有効化します。
クライアントを有効化する方法については、クライアントの有効化を参照してください。
ホストマシンは、作成した自動検出クライアントを通じて、ネットワーク情報とペイロードを入手します。
Sun JDS ソフトウェアを登録する手順は、次のとおりです。
「登録情報」テーブルが更新され、情報が正常に保存されたことを示します。
この画面では、対象とする OS ディストリビューションだけが表示されるように、AllStart 画面をカスタマイズできます。
注 - 表示する OS ディストリビューションを 1 つだけ選択した場合は、AllStart の手順で「システムタイプの選択」選択ウィンドウが表示されません。手順が直接開始されます。 |
AllStart の初期設定を選択する手順は、次のとおりです。
2. テーブルの上にあるプルダウンメニューから、「設定の変更」を選択します。
「設定の変更」テーブルが表示されます (図 2-63 を参照)。
3. AllStart 画面に表示する OS ディストリビューションをクリックして有効にします。
「設定の変更」テーブルが更新され、情報が正常に保存されたことを示します。
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