OpenWindows ユーザーズガイド

カラーの設定

表示装置のハードウェア機能によって、ワークスペースのプロパティウィンドウで利用できるカテゴリが異なります。ワークスペースのプロパティウィンドウをオープンしたとき、カラーはユーザがカスタマイズできる最初のプロパティとして表示されます。図 17-3 はワークスペースのプロパティウィンドウのカラーカテゴリを示しています。

図 17-3 ワークスペースのカラーカテゴリ

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カラーを変更するには次の手順に従います。

  1. 変更したい項目のボタンの上でセレクトボタンをクリックします。

    各ボタン (ウィンドウのフォアグラウンドとバックグラウンド、データ領域のフォアグラウンドなど) には、その項目用のカラーパレットを表示するポップアップウィンドウがあります。図 17-3 はカラーパレットを示しています (このマニュアルではカラーの違いをパターンの違いで表しているので注意してください)。

  2. パレット上の新しいカラーにポインタを移動し、セレクトボタンをクリックします。

    次の図 17-4 に示すように、ワークスペースのプロパティウィンドウの下にあるプレビュー領域に選択したカラーの例が表示されます。

    図 17-4 カラープレビュー領域

  3. 選択した新しいカラーが気に入らない場合、パレットから別のカラーを選び、ユーザ設定カラーを作成します。

    ユーザ設定カラーを作成するには次の手順に従います。

    1. パレットの「ユーザ設定 (Custom)」の上でセレクトボタンをクリックします。

      次の図 17-5 に示すように、パレットは色相、彩度、明度を表すスライダに置き換わります (このマニュアルではカラーの違いをパターンの違いで表しているので注意してください)。

      図 17-5 ユーザ設定カラーパレットの使用

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    2. プレビュー領域を見ながらスライダを動かします。

      スライダは次の 3 つのカラー特性を制御します。

      • 「色相 (Hue)」とは、赤、橙々、黄、緑、青、藍、紫、マゼンタという色の連続する範囲から選ぶカラーのこと。

      • 「彩度 (Saturation)」とは、カラーの深さ、または純度を示す。

      • 「明度 (Brightness)」とは、カラーの明るさの度合いを示す。

  4. さらに別のフォアグラウンドカラー、バックグラウンドカラーを変更するには、上記の 3 つの手順を繰り返します。

    フォアグラウンドとバックグラウンドカラーのパレットはワークスペースにピンでとめられます。

  5. カラー設定が良ければ、「適応 (Apply)」の上でセレクトボタンを押します。

    ワークスペース、「ワークスペース」メニュー、およびすでにワークスペース上でオープンしているアプリケーションのウィンドウ枠には変更がすぐに反映されます。システム構成によっては、オープンしているウィンドウのアプリケーション制御領域が、アプリケーションを一度終了し、再起動するまで元のカラーになっていることがあります。