Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

ホストマネージャの制限事項

表 3-5 にホストマネージャの制限事項と、その対処方法を示します。

表 3-5 ホストマネージャの制限事項と対処方法

制限 

対処方法 

ホストマネージャは、すでに追加されているシステムタイプをすべて自動的に認識できるとは限らない。 

ホストマネージャを初めて使用するときは、「ファイル (File)」メニューから「システムタイプの更新 (Update System Type)」オプションを選択する。このオプションはネットワーク上のシステムを調べ、システムタイプを識別する。 

ホストマネージャは、SunOS 4.1 または互換バージョンのサービスを OS サーバーに追加できない。 

SunOS 4.1 またはその互換バージョンの CD イメージをマウントし、install4x コマンドを使って OS サービスを追加する。

ホストマネージャは SunOS 4.1 およびその互換バージョンのシステムにはリモートインストールサービスを提供できない。 

SunOS 4.1 およびその互換バージョンのシステムではローカルの CD-ROM ドライブからインストールする。 

ホストマネージャでは、既存のクライアントとサーバーに、パッチをインストールできない。(ただし、admclientpatch コマンドを使用してパッチスプールディレクトリを設定しておけば、ホストマネージャはこのスプールディレクトリを参照して、適切なパッチをすべての新しいホストに追加できる。)

既存のサーバーとクライアントに最新のパッチを適用して更新するには、admclientpatch コマンドを使用してパッチスプールディレクトリを設定しておく。