FORMAT MENU: disk - select a disk type - select (define) a disk type partition - select (define) a partition table current - describe the current disk format - format and analyze the disk repair - repair a defective sector label - write label to the disk analyze - surface analysis defect - defect list management backup - search for backup labels verify - read and display labels save - save new disk/partition definitions inquiry - show vendor, product and revision volname - set 8-character volume name quit format> |
表 25-1 に、format のメインメニュー項目を示します。
表 25-1 format のメインメニュー項目の説明
項目 |
コマンド / メニュー |
機能 |
---|---|---|
disk |
コマンド |
後の操作に使用するディスクを選択する (現在のディスクと呼ぶ)。システムのすべてのドライブが表示される。 |
type |
コマンド |
現在のディスクのメーカーとモデルを選択する。認識されているドライブタイプのリストが表示される。SCSI-2 対応ディスクドライブの場合は Auto configure オプションを選択する。 |
partition |
メニュー |
スライスを作成したり変更したりする。詳細は、「partition メニュー」を参照。 |
current |
コマンド |
現在のディスクに関して次の情報が表示される。
|
format |
コマンド |
次のいずれかの情報源をこの順番に使用して、現在のディスクをフォーマットする。
|
fdisk |
メニュー |
fdisk プログラムが実行され、Solaris fdisk パーティションを作成する。 |
repair |
コマンド |
ディスク上で特定のブロックを修復する。 |
label |
コマンド |
現在のディスクに新しいラベルを書き込む。 |
analyze |
メニュー |
読み取り、書き込み、比較テストを実行する。詳細は、「analyze メニュー」を参照。 |
defect |
メニュー |
欠陥リストを検索して出力する。詳細は、「defect メニュー」を参照。 |
backup |
コマンド |
バックアップラベルを検索する。 |
verify |
コマンド |
ディスクに関して次の情報を出力する。
|
save |
コマンド |
新しいディスクとパーティションの情報を保存する。 |
inquiry |
コマンド |
現在のドライブのベンダ、製品名、リビジョンレベルが出力される (SCSI ディスクのみ)。 |
volname |
コマンド |
新しい 8 文字のボリューム名を使用してディスクラベルを作成する。 |
quit |
コマンド |
format メニューを終了する。 |
partition メニューは次のようになっています。
format> partition PARTITION MENU: 0 - change `0' partition 1 - change `1' partition 2 - change `2' partition 3 - change `3' partition 4 - change `4' partition 5 - change `5' partition 6 - change `6' partition 7 - change `7' partition select - select a predefined table modify - modify a predefined partition table name - name the current table print - display the current table label - write partition map and label to the disk quit partition> |
表 25-2 に、partition メニューの項目を示します。
表 25-2 partition メニューの項目の説明
x86 システム上でのみ、次のような fdisk メニューが表示されます。
format> fdisk Total disk size is 1855 cylinders Cylinder size is 553 (512 byte) blocks Cylinders Partition Status Type Start End Length % ========= ====== ======== ===== === ====== === 1 DOS-BIG 0 370 371 20 2 Active SOLARIS 370 1851 1482 80 SELECT ONE OF THE FOLLOWING: 1. Create a partition 2. Change Active (Boot from) partition 3. Delete a partition 4. Exit (Update disk configuration and exit) 5. Cancel (Exit without updating disk configuration) Enter Selection: |
表 25-3 に、fdisk メニューの項目を示します。
表 25-3 fdisk メニューの項目の説明
コマンド |
機能 |
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Create a partition |
fdisk パーティションを作成する。Solaris や DOS など、オペレーティングシステムごとに別々のパーティションを作成しなければならない。1 台のディスクの最大パーティション数は 4 である。fdisk のパーティションのサイズをパーセンテージで入力するように促すプロンプトが表示される。 |
Change Active partition |
どのパーティションをブートに使用するかを指定する。これにより、第 1 段階のブートプログラムが実行する第 2 段階のブートプログラムの存在するパーティションを指定する。 |
Delete a partition |
以前に作成したパーティションを削除する。このコマンドを実行すると、パーティション内のすべてのデータが失われる。 |
Exit |
新しいパーティションテーブルを書き込んで fdisk メニューを終了する。 |
Cancel |
パーティションテーブルを変更せずに fdisk メニューを終了する。 |
analyze メニューは次のようになっています。
format> analyze ANALYZE MENU: read - read only test (doesn't harm SunOS) refresh - read then write (doesn't harm data) test - pattern testing (doesn't harm data) write - write then read (corrupts data) compare - write, read, compare (corrupts data) purge - write, read, write (corrupts data) verify - write entire disk, then verify (corrupts data) print - display data buffer setup - set analysis parameters config - show analysis parameters quit analyze> |
表 25-4 に、analyze メニューの項目を示します。
表 25-4 analyze メニューの項目の説明
コマンド |
機能 |
---|---|
read |
このディスクの各セクターを読み込む。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 |
refresh |
データを損なわずにディスク上で読み込んで書き込む。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 |
test |
データを損なわずに一連のパターンをディスクに書き込む。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 |
write |
一連のパターンをディスクに書き込んで、そのデータをディスクから読み込む。ディスク上の既存のデータは破壊される。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 |
compare |
ディスクに一連のパターンを書き込み、そのデータを読み込み、書き込みバッファ内のデータと比較する。ディスク上の既存のデータは破壊される。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 |
purge |
ディスク上のデータを消去する。いかなる手段でも取り出せないように、ディスクに複数のパターンを書き込むことによって、すべてのデータを削除する。ディスク全体 (またはディスクのセクション) に 3 種類のパターンが書き込まれ、検査に合格すると 16 進のビットパターンが書き込まれて、データが削除される。 デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 |
verify |
1 度目にディスク全体の各ブロックに固有のデータを書き込み、2 度目にそのデータを検査する。ディスク上の既存のデータは失われる。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 |
|
読み込み/書き込みバッファ内のデータを表示する。 |
setup |
次の解析パラメータを指定する。 Analyze entire disk? yes Starting block number: ドライブによって異なる Ending block number: ドライブによって異なる Loop continuously? no Number of passes: 2 Repair defective blocks? yes Stop after first error? no Use random bit patterns? no Number of blocks per transfer: 126 (0/n/nn) Verify media after formatting? yes Enable extended messages? no Restore defect list? yes Restore disk label? yes 太字はデフォルトを示す。 |
config |
現在の解析パラメータを表示する。 |
quit |
defect メニューは次のようになっています。
format> defect DEFECT MENU: primary - extract manufacturer's defect list grown - extract manufacturer's and repaired defects lists both - extract both primary and grown defects lists print - display working list dump - dump working list to file quit defect> |
表 25-5 に defect メニューの項目を示します。
表 25-5 defect メニューの項目の説明
コマンド |
機能 |
---|---|
primary |
メーカーの欠陥リストをディスクドライブから読み込んで、メモリー内の欠陥リストを更新する。 |
grown |
増分の欠陥リスト (analyze メニューから検出された欠陥) を読み込んで、メモリー内の欠陥リストを更新する。 |
both |
メーカーの欠陥リストと増分の欠陥リストを読み込んで、メモリー内の欠陥リストを更新する。 |
|
メモリー内の欠陥リストを表示する。 |
dump |
メモリー内の欠陥リストをファイルに保存する。 |
quit |
defect メニューを終了する。 |