mle(7)

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名前

ap_nmd, mhme, mle, mnf, mqe, mqfe, mge- AP ネットワークメタドライバグループ

形式

/devices/pseudo/clone@0:mhme

/devices/pseudo/clone@0:mle

/devices/pseudo/clone@0:mnf

/devices/pseudo/clone@0:mqe

/devices/pseudo/clone@0:mqfe

/devices/pseudo/clone@0:mge

機能説明

ap_nmd は、STREAMS メタネットワークデバイスドライバのグループで、 マルチスレッド化されていて、読み込みや複製ができます。 これらのドライバでは、hme(7) (Sun FastEthernet 2.0)、le(7) (Lance Ethernet)、 nf(7) (FDDI 5.x)、qe(7) (Quad Ethernet)、 qfe (Quad FastEthernet)、 ge (Sun Gigabit Ethernet)に対して、 コネクションレス型のデータリンクプロバイダインタフェース (dlpi (7)) を使用することができます。

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注 -

FDDI や Sun FastEthernet などのオプションのパッケージのドライバについて 記述された SunOS のマニュアルページは、 システムにそれらのパッケージがインストールされている場合にのみ 参照することができます。

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ap_nmd は AP ソフトウェアと協調して、 物理ネットワークデバイスの代替パス設定を実現します。

ap_nmd のデバイス操作は、下位のネットワークドライバの操作の拡張操作です。 通常、ap_nmd は、透過的なパススルーモジュールとして動作し、 STREAMS DLPI 型メッセージの解釈も変更もしません。 ただし、DL_ATTACH_REQ および DL_INFO_ACK メッセージを 取り込み・変更します。

DL_ATTACH_REQ メッセージは、 論理および物理デバイス間の初期接続を動作させるために取り込まれ、 使用されます。 DL_INFO_ACK メッセージは、メッセージの遅延によるメッセージタイムアウトを 防止するために取り込まれ、事前に作成された応答メッセージで 応答が行われます。

複製された文字型特殊デバイス /dev/mxx は、システム内にある ap_nmd のすべてのデバイス固有のインスタンスにアクセスするために使用されます。

ap_nmd and AP

ap_nmdドライバは、代替パス設定を使用するためのインタフェースを提供します。 APSET インタフェースによって、ユーザーは物理パスと論理パスを 対応付けることができます。 APUNSET は、物理パスと論理パスの対応付けを削除するための インタフェースを提供します。 APSWITCH は、論理パスを現在の物理パスから別の物理パスへ切り換える仕組みを 提供します。AP の機能についての詳細は、 『Sun Enterprise サーバー Alternate Pathing ユーザーマニュアル』を 参照してください。

ap_nmd and DLPI

ap_nmd ドライバは、「スタイル 2」のデータリンクサービスプロバイダです。 すべての DLPI 処理は、下位の物理デバイスドライバによって処理されます。 それぞれの下位のドライバのマニュアルページを参照してください。

エラー

ap_nmd() は状況に応じて以下に挙げた errno を設定します。

EBUSY

使用中のデバイスを読み込み解除するか、有効なデバイスを APUNSET しようとしました。

EEXIST

システムの記憶域が不足しているときに、 既存の論理パスと物理パスの対応付けと 論理パスを APSET しようとしました。

EIO

物理デバイスを切り換える試みが失敗しました。

ENODEV

物理パスの対応付けが存在しません。

ENOMEM

物理パスと論理パスの間の対応付けを作成する途中で システムの記憶域が使い果たされました。

ファイル

mhme.conf	ドライバ設定ファイル
mle.conf	ドライバ設定ファイル
mnf.conf	ドライバ設定ファイル
mqe.conf	ドライバ設定ファイル
mqfe.conf	ドライバ設定ファイル
mge.conf	ドライバ設定ファイル
/dev/mhme	hme 文字型特殊デバイス
/dev/mle	le 文字型特殊デバイス
/dev/mnf	nf 文字型特殊デバイス
/dev/mqe	qe 文字型特殊デバイス
/dev/mqfe	qfe 文字型特殊デバイス
/dev/mge	ge 文字型特殊デバイス

診断

SunOS のマニュアルページの le (7) と qe (7) を参照してください。

関連項目

『Sun Enterprise サーバー Alternate Pathing ユーザーマニュアル』

このリファレンスマニュアルの ap_daemon(1M), apconfig(1M), apdb(1M), apnet(1M), ap(7), ap_dmd(7) の各項目

SunOS リファレンスマニュアルのファイル形式の driver.conf(4)

SunOS リファレンスマニュアル のデバイスとネットワークインタフェースと その他のリファレンスマニュアル (FDDI リファレンスマニュアルなど)

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