次のバグはインストール時だけに発生します。
初期インストールの場合で、ソフトウェアがインストール中であるにもかかわらず、 「Solaris ソフトウェアのインストール - 実行中」で表示されるバーが、インストールが完了したことを示すことがあります。
インストールが完了したかどうかについては、進捗バーで判断しないでください。すべてのインストール作業が完了すると、次のメッセージが表示されます。
「インストールが完了しました」 |
JumpStart が、デフォルトのブートを現在のデフォルトのブートディスクにインストールしないことがあります。この問題は、2 つのハードディスクドライブを持つ SPARCstation 5 上で完全な自動インストールを行なった場合に起こることが確認されています。この問題により、現在のバージョンではなく、前のバージョンの Solaris オペレーティング環境がリブートされます。
回避方法: JumpStart を使用しないで Solaris オペレーティング環境をインストールします。
ディスクレスクライアントを持つサーバーで Solaris オペレーティング環境をアップグレードするとき、/usr に対する dfstab 行のオプションが保存されません。たとえば、 dfstab ファイルに次のように入力されていたとします。
share -F nfs -o rw /export/exec/Solaris_2.7_sparc.all/usr |
このエントリは、アップグレード時、自動的に次のエントリに置換されてしまいます。
share -F nfs -o ro /export/exec/Solaris_2.7_sparc.all/usr |
回避方法: ディスクレスクライアントまたは AutoClientTM を持つ OS サーバーで Solaris オペレーティング環境をアップグレードする前に、各クライアントの /etc/dfs/dfstab ファイルのバックアップを取っておいてください。