Solaris 7 のシステム管理 (追補)

システムブートとエラーメッセージ形式の変更

log.conf ファイルで msgid が 0 に設定されている場合は、メッセージ形式に変更はありません。msgid が 1 に設定されている場合は、メッセージ形式に次の 2 つの変更があります。

  1. メッセージテキストの前に、次のようなメッセージ ID が付きます。


    [ID  msgid facility.priority]

    たとえば、次のようになります。


    [ID 123456 kern.notice]

    msgid 識別子については、msgid(1M) のマニュアルページを参照してください。facility 識別子と priority 識別子については、syslog.conf(4) のマニュアルページを参照してください。

  2. メッセージの原因がカーネルにある場合は、「unix」だけではなく、カーネルモジュール名が表示されます。

    以前のメッセージ形式は、次のようになっていました。


    Oct 1 14:07:24 mars unix: alloc: /: file system full

    新しいメッセージ形式では、次のようになります。


    Oct 1 14:07:24 mars ufs: [ID 845546 kern.notice] alloc: /: file system full