Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス

Directory Server: データ取り込み情報

インストールおよび設定処理を行う際に、Directory Server のユーザーディレクトリを取り込むことができます。

表 1–27 Directory Server のインストール時に必要となるデータ取り込みに関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

サンプル組織構造の読み込み 

DS_ADD_SAMPLE_ENTRIES

Java Enterprise System インストーラに対し、サンプルのロールおよびグループを、この Directory Server インスタンスの対応するアクセス制御リストとともに追加するように指示するオプション。 

状態ファイルで次のいずれかの値を指定します。 

  • 1: Directory Server にサンプル組織構造を読み込みます。

  • 0: (ゼロ) サンプルデータを読み込みません。これがデフォルト値です。

データの読み込み 

DS_POPULATE_DATABASE

Java Enterprise System インストーラに対し、エントリを後で別個にロードするのではなく、インストールおよび設定処理の一部としてロードするように指示します。 

状態ファイルで次のいずれかの値を指定します。 

  • 1: Directory Server にサンプルデータを読み込みます。これがデフォルト値です。

  • 0: (ゼロ) サンプルデータを読み込みません。

サンプルデータ、自分のデータ (LDIF ファイル)、ファイル名

DS_POPULATE_DATABASE_FILE_NAME

次のオプションのいずれかを指定します。 

  • DirectoryProxyServer-base /slapd-ServerID /ldif/ 内のサンプル LDIF ファイルからエントリをロードします。

  • ユーザーが指定した LDIF ファイルからエントリをロードします。このオプションを選択する場合は、ファイル名を入力する必要があります。

    状態ファイルで次のいずれかを選択します。

  • パラメータ値には何も入力せずに、サンプルファイルからエントリをロードします。

  • 完全修飾ファイル名を指定して、そのファイルからエントリをロードします。

スキーマチェックを無効にしてデータインポートを高速化する 

DS_DISABLE_SCHEMA_CHECKING

Java Enterprise System インストーラに対し、エントリが既知のスキーマに従っているかどうかをチェックせずにサンプルデータをロードするように指示するオプション。 

スキーマチェックを有効にすると、既知のスキーマに従っている場合にのみ、ロードされたエントリを変更できます。スキーマチェックを無効にする場合は、インストール後に矛盾を解決することを予定に入れておく必要があります。 

状態ファイルで次のいずれかの値を指定します。 

  • 1: スキーマチェックを無効にします。

  • 0: (ゼロ) スキーマチェックを有効にします。これがデフォルト値です。