Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス

Web コンテナ情報: Application Server を使用する Portal Server

この節では、Portal Server の Web コンテナが Application Server の場合にインストーラが必要とする情報を示します。

表 1–33 Portal Server と Application Server を連動させる場合の Web コンテナに関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

インストールディレクトリ 

PS_DEPLOY_DIR

Application Server のインストール先ディレクトリ。デフォルト値は次のとおりです。 

Solaris OS の場合: /opt/SUNWappserver/appserver

Linux の場合: /opt/sun/appserver

ドメイン名 

PS_DEPLOY_DOMAIN

Portal Server を配備する Application Server インスタンスの名前。この名前は、Application Server インスタンスディレクトリの名前でもあります。 

デフォルト値は domain1 です。

サーバーインスタンスディレクトリ 

PS_DEPLOY_INSTANCE_DIR

ドメインの、この Portal Server インスタンスを配備する Application Server ディレクトリへのパス。デフォルト値は次のとおりです。 

Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1

Linux の場合: /var/opt/sun/appserver/domains/domain1

サーバーインスタンスポート 

PS_DEPLOY_PORT

Application Server がインスタンスへの接続を待機するポート。 

デフォルト値は 8080 です。

ドキュメントルートディレクトリ 

PS_DEPLOY_DOCROOT

スタティックページが保持されるディレクトリの名前。デフォルト値は次のとおりです。 

Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1/docroot

Linux の場合: /var/opt/sun/appserver/domains/domain1/docroot

管理ポート 

PS_DEPLOY_ADMIN_PORT

Application Server 管理インスタンスが、Portal Server のインストール先ドメインで稼働するポート。 

デフォルト値は 4849 です。 

管理者ユーザー ID 

PS_DEPLOY_ADMIN

Portal Server が Application Server に管理者としてアクセスする際に使用するユーザー ID。 

デフォルト値は admin です。

管理者パスワード 

PS_DEPLOY_ADMIN_PASSWORD

Portal Server が Application Server に管理者としてアクセスする際に使用するパスワード。 

セキュリティー保護されたサーバーインスタンスポート 

PS_DEPLOY_PROTOCOL

「インスタンスポート」の値がセキュリティー保護されているポートを参照するかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 

状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は http です。

セキュリティー保護された管理サーバーポート 

PS_DEPLOY_ADMIN_PROTOCOL

「管理ポート」の値がセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 

状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は http です。