Sun IPMI ターゲットホストタイプは、Sun FireTM x2100/x4100/x4200/V20z システムをはじめとする、いくつかのシステムファミリ用に使用されます。
この作業では、ターゲットホストは Sun Intelligent Platform Management Interface (IPMI) システムです。具体的に、この例では x2100 ターゲットホストを定義します。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。
「OS Provisioning Common Tasks」ページの「Target Hosts」セクションの「Sun IPMI Targets」サブセクションで、 「Create」をクリックします。
「Plans Details」ページの「Run」をクリックします。
このプランに使用する変数を選択します。
既存の変数セットを使用するには、「Plan Parameters」テーブルの「SunIPMI」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成するには、「Plan Parameters」テーブルの「SunIPMI」コンポーネント行で「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
変数セットの名前を入力します。
変数を確認し、必要に応じて変数を変更します。
コンポーネント変数テーブルのプロンプトは、大部分が自明なものです。ただし、詳細情報が必要である場合は、「Sun IPMI ターゲットホストの変数」にある、デフォルト値および例とともに変数の詳細リストを参照してください。
変数セットとプランプロンプトのどちらにパスワードを入力するかを決定します。
パスワードを入力する方法は次の 2 つがあります。
次の変数の適切な値を入力します。
ipmi_access_userid |
ipmi_access_password |
ssh_access_userid |
ssh_access_password |
パスワードの暗号化の詳細については、「パスワードの暗号化」を参照してください。
コンポーネント変数を空白のままにしておいて、「plan run」ページで提供されるプランプロンプトにパスワードを入力します。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの「SunIPMI」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、直前に保存した変数セットを選択します。
「Plan Details Run」ページから、ターゲットホストを定義するプロビジョニングサーバーを選択します。
OS プロビジョニングサーバーのホスト名の末尾は -osp です。
プランからパスワードを暗号化するには、「Plan Details Run」ページの次の手順に従ってください。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
ターゲットホストが正常に作成されたことを確認するには、N1 SPS ブラウザインタフェースの左側にある「Hosts」リンクをクリックします。
-target が付加された仮想ホストの名前が表示されます。たとえば、ホスト sunfire-x2100 のプロビジョニングターゲットを定義した場合、仮想ホストは sunfire-x2100-target になります。
SunIPMI コンポーネントの変数セットを作成するには、次の例のようなコマンドを入力します。
# cr_cli -cmd cdb.vs.add -comp NM:/com/sun/n1osp/targets/SunIPMI -name "x2100" \ -u admin -p admin -vars "installPath=x2100host;description=test x2100 host; \ device_type=sunfirex2100;ethernet_mac_address=00:09:3d:10:94:a6;ethernet_ip_address=10.42.42.110; \ ethernet_netmask=255.255.255.0;architecture=x86;kernel_arch=i86pc; \ guid={3AE45192-159D-11D8-AEF3-001083FDFE90};disk_size=20GB;ipmi_ip_address=10.5.133.134; \ ipmi_access_userid;ipmi_access_password=;ssh_access_userid=admin;ssh_access_password= \ console_service=false" |
これらの変数の詳細については、「Sun IPMI ターゲットホストの変数」を参照してください。
適切なパスワードアクセス権を設定するには、次のエントリが含まれるファイルを作成します。
true admin true admin
各行の意味は次のとおりです。
ファイルの最初の行は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「If you are specifying the IPMI password below」ボックスをチェックすることに対応します。
ファイルの第 2 行は、IPMI にアクセスするためのパスワードです。
ファイルの第 3 行は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「If you are specifying the SSH password below」ボックスをチェックすることに対応します。
ファイルの第 4 行は、遠隔管理インタフェースにアクセスするための SSH パスワードです。
次の手順で思い出せるように、必ず意味のある名前をファイルに付けてください。たとえば、ファイル名を /tmp/testv20z-target のようにします。
プランを実行し、Sun IPMI ターゲットを作成するには、次の例のようなコマンドを入力します。
# cr_cli -cmd pe.p.run -u admin -p admin \ -PID NM:/com/sun/n1osp/targets/SunIPMI-create -tar H:NM:masterserver-osp \ -comp + -vs x2100 -pto 30 -nto 10 -f /tmp/test-x2100 |
上記の例は、Sun Fire x2100 用です。