Sun ONE Application Server 7, Enterprise Edition サーバーアプリケーションの移行および再配備 |
本書について
この『サーバーアプリケーションの移行および再配備』では、以前のバージョンの Sun ONE Application Server から Sun ONE Application Server 7 製品ラインへの J2EE アプリケーション移行方法を説明します。
このマニュアルは、移行の詳細を知る必要があるシステム管理者、ネットワーク管理者、アプリケーションサーバー管理者、および Web 開発者を対象にしています。
前提事項このマニュアルでは、次の項目について熟知していることを前提とします。
マニュアルの構成このマニュアルの構成は次のとおりです。
- 第 1 章「移行に関する注意事項」 - Sun ONE Application Server 7 で利用可能な機能および Enterprise Edition で拡張された機能についての説明
- 第 2 章「Sun ONE Application Server 7, Enterprise Edition の概要」 - Sun ONE Application Server 7 のアーキテクチャ、J2EE 標準間の変更点、およびこのバージョンと以前のバージョンの Sun ONE Application Server の導入アプリケーションの違いについての説明
- 第 3 章「Sun ONE Application Server 6.x から Sun ONE Application Server 7 への移行」 - Sun ONE Application Server 6.x から 7 Standard Edition または Enterprise Edition にアプリケーションを移行する際の注意事項と方法についての説明。また、移行プロセス全体の説明に使用するサンプルアプリケーションを掲載
- 第 4 章「インストール、管理、および配備」 - Sun ONE Application Server 7, Enterprise Edition と Sun ONE Application Server 6.x Enterprise Edition のインストールおよび管理の相違についての説明。配備トポロジの簡単な説明も付属
- 第 5 章「iBank アプリケーションの移行手順」 - J2EE アプリケーションの主要コンポーネントを Sun ONE Application Server 7 Enterprise Edition に移行するプロセスについての説明。iBank サンプルアプリケーションを使って手順を解説
- 第 6 章「6.5 アプリケーションの Sun ONE Studio へのインポート」 - Sun ONE Application Server 6.x アプリケーションを Sun ONE Application Server 7 Enterprise Edition にインポートする手順と配備する手順を説明
- 付録 A 「iBank アプリケーションの仕様」 - EJB 1.1 から EJB 2.0 仕様に移行するために必要な変更内容についての説明
- 付録 B 「移行に関する資料」 - J2EE アプリケーションを Sun ONE Application Server 7, EE に移行する際に役立つリソースの説明
- 付録 C 「Enterprise Java Beans 1.1 仕様から Enterprise Java Beans 2.0 仕様への移行」 - このマニュアルを通して使用する iBank 仕様の解説
マニュアルの使用法Sun ONE Application Server のマニュアルは、次の URL から PDF 形式または HTML 形式で入手できます。
http://docs.sun.com/db/prod/s1appsrv
次の表は、Sun ONE Application Server 7, Enterprise Edition のマニュアルに記述されているタスクと概念を示しています。左側の列にタスクと概念、右側の列に参照するマニュアルを示します。
マニュアルの表記規則この節では、このマニュアルの表記規則について説明します。
一般的な表記規則
このマニュアルは、次の表記規則に従っています。
- フォントは、次のように使い分けます。
- このマニュアルでは、ほとんどのプラットフォームのインストールルートディレクトリを install_dir と記述します。例外については、「ディレクトリ名の表記規則」を参照してください。
デフォルトでは、ほとんどのプラットフォームの install_dir は次の場所になります。
/opt/SUNWappserver7
default_config_dir ディレクトリおよび install_config_dir ディレクトリは、install_dir と同義です。例外と追加情報については、「ディレクトリ名の表記規則」を参照してください。
ディレクトリ名の表記規則
SolarisTM 8 および 9 のインストール では、アプリケーションサーバーのファイルはデフォルトで様々なディレクトリ場所に保存されます。ここでは、これらのディレクトリについて説明します。
- Solaris 8 および 9 のインストールでは、デフォルトのインストールディレクトリは次のように表記されます。
- install_dir は /opt/SUNWappserver7 を示します。このディレクトリにはインストールイメージの静的な要素が保存されます。ユーティリティ、実行可能ファイル、およびアプリケーションサーバーを構成するライブラリは、すべてここに保存されます。
- default_config_dir は /var/opt/SUNWappserver7/domains を示します。このディレクトリは、作成されるドメインのデフォルトの保存場所です。
- install_config_dir は /etc/opt/SUNWappserver7/config を示します。このディレクトリには、ライセンスなどのインストール全体に適用される設定情報や、このインストール用に設定した管理ドメインのマスターリストが保存されます。
製品サポート製品またはマニュアルに関する一般的なフィードバックは、appserver-feedback@sun.com にお送りください。
ご使用のシステムに問題が発生した場合は、次のいずれかの方法でカスタマサポートにお問い合わせください。
サポートのご依頼の前に、次の情報を用意してください。サポート担当がお客様の問題を解決するために必要な情報です。