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Sun ONE Application Server 7 管理者用設定ファイルリファレンス |
本書についてこのマニュアルでは、server.xml、init.conf、mime.types などの Sunェ Open Net Environment (Sun ONE) Application Server 7 の設定ファイルの目的と使い方について説明し、これらの設定ファイルで使用できる要素や指令の包括的なリストを提供します。
この章には次の項目があります。
対象読者
このマニュアルは、Sun ONE Application Server の管理および保守の担当者を対象にしています。
このマニュアルでは、次の項目に精通していることを前提としています。
- J2EE 仕様
- HTTP
- HTML
- XML
- Java プログラミング
- サーブレット、JSP、EJB、および JDBC の仕様に定義されている Java API
- リレーショナルデータベースの概念
マニュアルの使用法
このマニュアルは、PDF 形式または HTML 形式でも入手できます。次のサイトを参照してください。
次の表は、Sun ONE Application Server のマニュアルに記述されているタスクと概念を示しています。左側の列にタスクと概念、右側の列に参照するマニュアルを示します。
マニュアルの構成
このマニュアルには、次のmodulesがあります。
- 「サーバー動作の基本」
このmoduleでは、Sun ONE Application Server を制御する主な設定ファイルを紹介し、設定ファイルを編集し有効にする方法について説明します。
- 「サーバー設定ファイル」
このmoduleでは、サーバー動作のほとんどを制御する server.xml ファイルについて説明します。
- 「init.conf の構文と使い方」
このmoduleでは、init.conf ファイルに指令を設定して、初期化時に Sun ONE Application Server を設定する方法について説明します。
- 「MIME タイプ」
このmoduleでは、ファイル拡張子をファイルタイプにマップする MIME タイプファイルについて説明します。
- 「その他の設定ファイル」
このmoduleでは、その他の重要な設定ファイルを一覧で表示し、その内容が一目で分かるようにしています。
- 「日時の形式」
このmoduleでは、サーバーログで日時を表すのに使われる形式文字列について説明します。
- 「サーバー設定要素のアルファベット順リスト」
「init.conf の指令のアルファベット順リスト」
これらのmodulesには、server.xml の要素と init.conf の指令のアルファベット順のリストがあり、簡単に検索できます。
マニュアルの表記規則
この節では、このマニュアルで使用する表記規則について説明します。
一般的な表記規則
このマニュアルは、次の表記規則に従っています。
- ファイルとディレクトリのパスは、UNIX の形式で表記します (ディレクトリ名をスラッシュ記号で区切って表記)。Windows バージョンでは、ディレクトリパスについては UNIX と同じですが、ディレクトリの区切り記号にはスラッシュ記号ではなく円記号を使用します。
- URL は次の書式で記述します。
http://server.domain/path/file.html
server はアプリケーションを実行するサーバー名、domain はユーザーのインターネットドメイン名、path はサーバー上のディレクトリの構造、file は個別のファイル名を示します。URL の斜体文字の部分は可変部分です。
- フォントは、次のように使い分けます。
モノスペースフォントは、サンプルコード、コードのリスト、API および言語要素 (関数名、クラス名など)、ファイル名、パス名、ディレクトリ名、および HTML タグに使います。
斜体文字は、マニュアルのタイトル、強調、変数および可変部分、およびリテラルに使われる文字にも使います。
太字は、段落の先頭またはリテラルに使われる文字の強調に使います。
- このマニュアルでは、ほとんどのプラットフォームのインストールルートディレクトリを install_dir と記述します。例外については、「ディレクトリ名の表記規則」.
デフォルトでは、ほとんどのプラットフォームの install_dir は次の位置になります。
Solaris 8 のパッケージベースでない評価インストール :
ユーザーのホームディレクトリ/sun/appserver7
Solaris にアンバンドルの、非評価インストール :
/opt/SUNWappserver7
Windows のインストール :
C:\Sun\AppServer7
上記の default_config_dir と install_config_dir は、install_dir と同義です。例外と追加情報については、「ディレクトリ名の表記規則」
- このマニュアルでは、インスタンスルートディレクトリは、instance_dir と記述します。これは以下のパスの省略形式です。
default_config_dir/domains/domain/instance
- このマニュアルを通じて、特に明記のない限り、すべての UNIX 固有の表記は、Linux オペレーティングシステムにも適用されます。
ディレクトリ名の表記規則
デフォルトでは、Solaris 8 および 9 パッケージベースのインストールおよび Solaris 9 バンドル版のインストールを使用すると、アプリケーションサーバーファイルはいくつかのルートディレクトリに分散してインストールされます。この節では、これらのディレクトリについて説明します。
- Solaris 9 バンドル版のインストールのデフォルトのインストールディレクトリは、次ように表記します。
install_dir: /usr/appserver/ を表します。このディレクトリには、インストールイメージの静的な部分が格納されます。アプリケーションサーバーを構成するすべてのユーティリティ、実行可能ファイル、およびライブラリがここに格納されます。
default_config_dir: 作成されたドメインのデフォルトの格納先となる /var/appserver/domains ディレクトリを表します。
install_config_dir: /etc/appserver/config ディレクトリを表します。このディレクトリには、インストール全体の設定情報が格納されます。たとえば、このインストールのライセンス、管理ドメインのマスターリストなどが格納されます。
- Solaris 8 および 9 パッケージベースの、バンドルされていない評価版以外のインストールではデフォルトのディレクトリは、次のように表記します。
install_dir: /opt/SUNWappserver7 ディレクトリを表します。このディレクトリには、インストールイメージの静的な部分が格納されます。アプリケーションサーバーを構成するすべてのユーティリティ、実行可能ファイル、およびライブラリがここに格納されます。
default_config_dir: 作成されたドメインの格納先となる /var/opt/SUNWappserver7/domains ディレクトリを表します。
install_config_dir: /etc/opt/SUNWappserver7/config ディレクトリを表します。このディレクトリには、インストール全体の設定情報が格納されます。たとえば、このインストールのライセンス、管理ドメインのマスターリストなどが格納されます。
製品サポート
ご使用のシステムに問題が発生した場合は、次のいずれかの方法でカスタマサポートにお問い合わせください。
- 次のオンラインサポート Web サイトをご利用ください。
- 保守契約を結んでいるお客様の場合は、専用ダイヤルをご利用ください。
事前に、次の情報を用意してください。サポート担当がお客様の問題を解決するために必要な情報です。
- 問題が発生した箇所や動作への影響など、問題の具体的な説明
- マシン機種、OS バージョン、および、問題の原因と思われるパッチやその他のソフトウェアなどの製品バージョン
- 問題を再現するための具体的な手順の説明
- エラーログやコアダンプ