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Sun ONE Application Server 7 セキュリティ管理者ガイド |
本書についてこのマニュアルでは、SunTM Open Network Environment (ONE) Application Server 7 のセキュリティを設定、管理する方法について説明します。
注 このマニュアルで説明するすべての内容が J2EE アプリケーションにあてはまるわけではありません。一部の内容は HTTP サーバーの機能だけに適用されます。安全な J2EE アプリケーションの開発については、J2EE の仕様書、および『Sun ONE Application Server 開発者ガイド』を参照してください。
この節には次のトピックがあります。
対象読者
このマニュアルは、次のようなサーバーの企業セキュリティメカニズムの実装と管理について十分な知識のある、企業内の情報技術管理者を対象としています。
- 認証
- 承認
- 署名
- 暗号化
- 監査
マニュアルの使用法
このマニュアルは、PDF 形式または HTML 形式でも入手できます。次のサイトを参照してください。
http://docs.iplanet.com/docs/manuals/ias.html
次の表は、Sun ONE Application Server のマニュアルに記述されているタスクと概念を示しています。左側の列にタスクと概念、右側の列に参照するマニュアルを示します。
マニュアルの構成
このマニュアルは、次のような内容で構成されています。
- 「Sun ONE Application Server のセキュリティについて」
- 「一般的なセキュリティ対策」
- 「証明書の管理」
- 「SSL/TLS 暗号化の管理」
- 「HTTP サーバーアクセス制御の管理」
マニュアルの表記規則
ここでは、このマニュアル全体に適用される表記規則について説明します。
一般的な表記規則
このマニュアルに適用される一般的な表記規則は次のとおりです。
- ファイルとディレクトリのパスは、UNIX の形式で表記します (ディレクトリ名を「/」記号で区切って表記)。Windows バージョンでは、ディレクトリパスについては UNIX と同じですが、ディレクトリの区切り記号には「/」記号ではなく「¥」記号を使用します。
- URL は次のように表記されます。
http://server.domain/path/file.html
これらの URL で、server はアプリケーションを実行するサーバー名で、domain はユーザのインターネットドメイン名、path はサーバー上のディレクトリの構造、file は個別のファイル名を示します。URL の斜体文字の部分は可変部分です。
- このマニュアルでは、フォントについて次の規則を採用しています。
モノスペースフォントは、サンプルコード、コードの一覧表示、API および言語要素 (関数名、クラス名など)、ファイル名、パス名、ディレクトリ名、および HTML タグに使います。
また斜体文字は、変数および可変部分、およびリテラルに使われる文字にも使います。
太字は、段落の先頭文字またはリテラルに使われる文字の強調に使います。
- このマニュアルでは、ほとんどのプラットフォームのインストールルートディレクトリは、install_dir として表記されます。例外については、ディレクトリ名の表記規則を参照してください。
ほとんどのプラットフォームのデフォルトの install_dir は次のとおりです。
Solaris 8 のパッケージベースでない評価 (Evaluation) バージョン
user's home directory/sun/appserver7
Solaris にバンドルでない、評価用以外のバージョン
/opt/SUNWappserver7
Windows のすべてのインストール
C:¥Sun¥AppServer7
上記プラットフォームでは、default_config_dir と install_config_dir は install_dir と同じ意味です。これ以外の説明と例外については、ディレクトリ名の表記規則を参照してください。
- このマニュアルでは、インスタンスルートディレクトリは instance_dir と表記されます。これは、実際には次のディレクトリを示しています。
default_config_dir/domains/domain/instance
- このマニュアルを通じて、特に明記のない限り、UNIX 固有の表記は、Linux オペレーティングシステムにも適用されます。
ディレクトリ名の表記規則
Solaris 8 および 9 のパッケージに含まれる製品のインストール、および Solaris 9 のバンドル版のインストールでは、アプリケーションサーバーのファイルは通常は複数のルートディレクトリに分散して保存されます。ここでは、これらのディレクトリについて説明します。
- Solaris 9 のバンドル版のインストールでは、デフォルトのインストールディレクトリは次のように表記されます。
install_dir は /usr/appserver/ を示します。このディレクトリにはインストールイメージの静的な要素が保存されます。ユーティリティ、実行可能ファイル、およびアプリケーションサーバーを構成するライブラリは、すべてここに保存されます。
default_config_dir は /var/appserver/domains を示します。このディレクトリは、作成したドメインのデフォルトの保存場所です。
install_config_dir は /etc/appserver/config を示します。このディレクトリには、ライセンスやそのインストール用に設定した管理ドメインのマスターリストなど、インストール全体に適用される設定情報が保存されます。
- Solaris 8 および 9 のパッケージベースの評価用以外のアンバンドルのインストールでは、デフォルトのインストールディレクトリは次のように表記されます。
install_dir は /opt/SUNWappserver7 を示します。このディレクトリにはインストールイメージの静的な要素が保存されます。ユーティリティ、実行可能ファイル、およびアプリケーションサーバーを構成するライブラリは、すべてここに保存されます。
default_config_dir は /var/opt/SUNWappserver7/domains を示します。このディレクトリは、作成したドメインのデフォルトの保存場所です。
install_config_dir は /etc/opt/SUNWappserver7/config を示します。このディレクトリには、ライセンスやそのインストール用に設定した管理ドメインのマスターリストなど、インストール全体に適用される設定情報が保存されます。
製品サポート
ご使用のシステムに問題が発生した場合は、次のいずれかの方法でカスタマサポートにお問い合わせください。
- 次のオンラインサポート Web サイトをご利用ください。
- 保守契約を結んでいるお客様の場合は、専用ダイヤルをご利用ください。
事前に次の情報を準備してください。テクニカルサポートスタッフが問題解決のお手伝いする上で、この情報が役立ちます。
- 問題が発生した箇所や動作への影響など、問題の具体的な説明
- マシン機種、OS バージョン、および、問題の原因と思われるパッチやそのほかのソフトウェアなどの製品バージョン
- 問題を再現するための具体的な手順の説明
- エラーログやコアダンプ