Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

新しいデバイスクリーンスクリプトの作成

システムに新しく割り当て可能デバイスを追加する場合は、独自のデバイスクリーンスクリプトを作成する必要があります。deallocate コマンドは、デバイスクリーンスクリプトにパラメータを渡します。次のように、パラメータはデバイス名を含む文字列です。詳細は、device_allocate(4)のマニュアルページを参照してください。


st_clean -[I|F|S] device-name

デバイスクリーンスクリプトは、正常終了した場合は 0 を、失敗した場合は 1 以上の値を返します。オプション -I-F-S を使用すると、スクリプトに実行モードを判断させることができます。次の表は、オプションの一覧です。

表 23–12 デバイスクリーンスクリプトのオプション

オプション 

説明 

-I

-I オプションは、システムをブートするときにだけ指定する。すべての出力は、システムコンソールに送られる。失敗した場合や、メディアを強制的に取り出せない場合は、デバイスを割り当てエラー状態にする

-F

-F オプションは、強制クリーンアップを行うときに指定する。このオプションは対話型である。このオプションは、ユーザーがプロンプトに応答するものと見なす。このオプションが付いたスクリプトは、クリーンアップの一部に失敗した場合に、クリーンアップ全体を完了しようとする

-S

-S オプションは、標準クリーンアップを行うときに指定する。このオプションは対話型である。このオプションは、ユーザーがプロンプトに応答するものと見なす。