GNOME 2.0 ユーザーズガイド (Solaris 版)

ワークスペース

デスクトップ環境では、同時に複数のウィンドウを表示できます。ウィンドウは、ワークスペースと呼ぶデスクトップ環境に分割して表示されます。ワークスペースとは、作業可能な個別の領域です。

すべてのワークスペースのデスクトップ、パネル、メニューは同じです。ただし、各ワークスペースで異なるアプリケーションを実行したり、異なるウィンドウを開くことができます。デスクトップ環境で一度に表示できるワークスペースは 1 つのみですが、別のワークスペースで複数のウィンドウを開くことができます。

複数のアプリケーションを同時に実行する場合、ワークスペースを利用するとデスクトップ環境を整理できます。作業中のワークスペースがウィンドウで一杯になった場合、別のワークスペースに移動して作業できます。また、別のワークスペースに切り替えて、より多くのアプリケーションを起動することもできます。

ワークスペースは、ワークスペーススイッチアプレットに表示されます。図 2–4 では、ワークスペーススイッチに 4 つのワークスペースが表示されています。最初の 3 つのワークスペースには開いたウィンドウがあり、4 番目のワークスペースには、現在アクティブなウィンドウはありません。

図 2–4 ワークスペーススイッチに表示されたワークスペース

ワークスペーススイッチを示します。この内容は図についての説明です。

ワークスペースを切り替える

次の方法でワークスペース間を切り替えることができます。

ワークスペースを追加する

ワークスペースをデスクトップ環境に追加するには、ワークスペーススイッチアプレットを右クリックし、「設定」を選択します。「ワークスペーススイッチの設定」ダイアログが表示されます。「ワークスペースの数」スピンボックスで、必要なワークスペースの数を指定します。