Solaris Bandwidth Manager 1.6 のシステム管理

IP 透過モードでのインタフェースの設定

図 4-1 ロンドンのサイトにおける IP 透過の設定

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IP 透過モードでは、Solaris Bandwidth Manager が動作しているホストは、トラフィックの発信元 (通常は LAN) とルーターの間に位置します。図 4-1 に示すホスト上では、Solaris Bandwidth Manager 用に qe1_out インタフェースを設定し、ネットワークデバイスとして le0 を指定しています。たとえば、次のようになります。


interface   qe0_out
            rate          512000
            activate      enabled
            router_addr   123.xxx.yyy.1
            network       le0
            router_mac    809xxxxx
            multicast     all

上記設定に加えて、LAN へのネットワークインタフェース用に標準の IP インタフェースを設定する必要があります。この設定は、ブート時にインタフェースを IP スタックに挿入するために必要です。/etc/hostname.interfacename というファイルを作成して、このインタフェースの IP アドレスへの参照を作成します。


注 -

WAN 側にはネットワークインタフェースを設定してはなりません。ifconfig -a を実行して、このインタフェースへの参照が存在しないことを確認してください。