Solaris Bandwidth Manager 1.6 のシステム管理

ディレクトリサービスとの連携動作

Solaris Bandwidth Manager の設定情報とポリシー情報は、Sun Directory Services 3.1 などのディレクトリサービスに格納できます。このアプローチには、いくつかの利点があります。

多くのネットワーク、特に、ユーザーがダイアルアップ接続を行う環境や、ユーザーが移動する環境では、ユーザーと IP アドレスの間に恒久的なマッピングはありません。しかし、Sun Directory Services を使用している場合には、リモートユーザーが RADIUS ログインシーケンスを使ってネットワークに接続した場合、そのユーザーのディレクトリエントリをその時点での IP アドレスに更新できます。1 つのディレクトリにユーザーの情報や現在の位置を格納することによって、特定の IP アドレスに関連するユーザーを識別することが可能になります。この方法には、次の利点があります。

Solaris Bandwidth Manager がディレクトリサービスと連携動作する方法についての詳細は、第 6 章「Solaris Bandwidth Manager でディレクトリサービスを使用する設定」を参照してください。