--nodes オプションを使用して、hadbm status コマンドでデータベース内の各ノードに関する次の情報を表示させます。
ノード番号
ノードが実行中であるマシンの名前
ノードのポート番号
ノードのロール。ロールとその意味のリストについては、「ノードのロール」を参照してください。
ノードの状態。状態とその意味のリストについては、「ノードの状態」を参照してください。
対応するミラーノードの番号。
次の節に説明されているように、ノードのロールと状態は変更される場合があります。
ノードには作成時にロールが割り当てられます。次のいずれかのロールを担います。
アクティブ: データを格納し、クライアントアクセスを許可します。アクティブノードはミラー化されたペアになっています。
スペア: クライアントアクセスを許可しますが、データを格納しません。データデバイスを初期化したあとに、ほかのデータノードを監視して、あるノードが使用不能になれば修復を開始します。
オフライン: ロールが変更されるまでサービスを提供しません。ふたたびオンラインになったときに、元のロールに戻される場合があります。
シャットダウン: アクティブとオフラインの中間の段階で、スペアノードによる機能の引き継ぎを待機している状態です。スペアノードによる引き継ぎが完了すると、ノードはオフラインになります。
ノードは次のいずれかの状態になります。
起動中: ノードは起動中です。
待機中: ノードは起動レベルを決定できず、オフラインになっています。ノードがこの状態のまま 2 分を経過した場合は、そのノードを停止し、repair レベルで起動してください。「ノードの停止」、「ノードの起動」、および 「データベースの解除」を参照してください。
実行中: ノードはロールに応じたすべてのサービスを提供しています。
停止中: ノードは停止処理を行っています。
停止: ノードは停止しています。停止したノードの修復は禁止されています。
回復中: ノードは回復処理を行っています。ノードに障害が発生した場合、ミラーノードがそのノードの機能を引き継ぎます。障害が発生したノードは、メインメモリーまたはディスク内のデータとログレコードを使用して回復を試行します。また、ミラーノードのログレコードを使用して、障害発生時に実行していたトランザクションの回復に努めます。回復に成功した場合には、そのノードがふたたびアクティブになります。回復が失敗した場合は、ノードの状態が「修復中」に変更されます。
修復中: ノードは修復処理を行っています。この操作で、ノードは再初期化され、ミラーノードからデータとログレコードがコピーされます。修復には回復より時間がかかります。