Sun GlassFish Enterprise Server は、大規模な本稼働環境での Java EE アプリケーションおよび Java テクノロジベースの Web サービスの開発と配備に利用できる Java EE 5 プラットフォーム互換サーバーです。
この章で説明する内容は、次のとおりです。
Grizzly 1.0.30 – Grizzly 1.0.30 の統合に加え、Grizzly の機能強化により、Enterprise Server でより高速で信頼性の高いインスタンスフェールオーバーが可能になりました。
mod_jk プラグインによる Apache Web Server のサポート – Enterprise Server v2.1.1 の Apache Web Server のサポートについては、「Web Stack のサポート」を参照してください。
JSF 1.2_13 のサポート – Enterprise Server v2.1.1 は、JSF 1.2_13 をサポートします。
Jersey 1.0.3 のサポート –Enterprise Server v2.1.1 は、Jersey 1.0.3 をサポートします。
Sun GlassFish Message Queue 4.4 のサポート – Enterprise Server v2.1.1 は、Sun GlassFish Message Queue 4.4 をサポートします。詳細は、「Message Queue のバージョン」を参照してください。
バグの修正と拡張機能 – このリリースで修正されたバグの一覧については、GlassFish 課題トラッカーと bugs.sun.com を参照してください。
Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 は Sun GlassFish Enterprise Server v2.1 patch 06 と同等で、SunSolve から入手することができます。
Sun GlassFish Enterprise Server には、次のような機能も導入されました。
Sun Connection への登録 - インストーラ、管理コンソール GUI、または Update Center を使用して、製品を Sun Connection へ登録できます。Sun Connection で Enterprise Server を登録すると、次の利点を受けることができます。
パッチ情報とバグ更新
スクリーンキャストとチュートリアル
ニュースとイベント
サポートとトレーニングの提供
AIX オペレーティング システムのサポート - Enterprise Server は、開発者プロファイルまたはクラスタプロファイルを使用して作成されているドメインにおいて AIX オペレーティングシステムでサポートされています。
Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 は JDK 1.6 Update 17 を組み込んだ AIX 6.1 をサポートします。IBM パッチ PMR: 56151,756,000 を適用する必要があります。
HADB および NSS が AIX オペレーティングシステムでサポートされていないため、エンタープライズプロファイルは AIX オペレーティングシステムではサポートされていません。
Ubuntu オペレーティングシステムのサポート - Enterprise Server は Ubuntu Linux オペレーティングシステムに含まれています。
Enterprise Server ドキュメントセット内のインストール情報は、このオペレーティングシステムには該当しません。HADB および NSS が Ubuntu Linux オペレーティングシステムでサポートされていないため、エンタープライズプロファイルは Ubuntu Linux オペレーティングシステムではサポートされていません。
SUSE Linux 64 ビット版のサポート
マルチレベルの関係プリフェッチのサポート— コンテナ管理による持続性 (CMP) 2.1 エンティティー Bean に対するマルチレベルの関係プリフェッチがサポートされるようになりました。詳細については、「マルチレベルの関係プリフェッチの有効化」を参照してください。
拡張された JBI のサポート — 既に配備されているサービスアセンブリの再配備を必要とせずに、管理コンソール GUI またはコマンド行から JBI コンポーネントを更新できます。
Java EE 5 プラットフォームのサポート — Sun GlassFish Enterprise Server では、Java EE 5 仕様を実装して、次世代のエンタープライズアプリケーションおよび Web サービスにもっとも適したアプリケーションランタイムの 1 つを実現します。Enterprise Server は、次の Java EE 標準を実装しています。
Enterprise Java Beans 3.0
JAXB 2.0
Java Persistence
Java Server Faces 1.2
Java Server Pages 2.1 (JSP 2.1)
Java Server Pages Standard Tag Library (JSTL) 1.2
Streaming API for XML (StAX)
Web Services Metadata
Java API for XML based Web Services 2.0 (JAX-WS 2.0)
Common Annotations for the Java Platform 1.0 (CAJ 1.0)
Java Servlet 2.5
一連のすべての Java EE 5 プラットフォームテクノロジについて、このノートで後述します。
Web サービス相互運用性テクノロジ (WSIT) サポート – Sun は Microsoft と密接に連携して、メッセージ最適化、高信頼性メッセージング、およびセキュリティーなどの Web サービスエンタープライズテクノロジの相互運用性を実現しています。WSIT の初期リリースはこの協力の成果です。WSIT は、エンタープライズ機能をサポートする多くのオープンな Web サービス仕様を実装したものです。メッセージ最適化、信頼できるメッセージング、およびセキュリティーに加えて、WSIT にはブートストラップと設定のテクノロジも含まれています。現在 Java プラットフォームに組み込まれているコア XML サポートを基本にして、WSIT は既存の機能を使用または拡張し、相互運用可能な Web サービスのための新しいサポートを追加します。それらには、次のサポートが含まれます。
ブートストラップおよび設定
メッセージ最適化テクノロジ
高信頼性メッセージングテクノロジ
セキュリティーテクノロジ
Enterprise Server での WSIT 統合の詳細については、この章の 「WSIT 統合の詳細について」で後述します。
JBI サポート – JBI はビジネス統合 Service Provider Interfaces (SPI) によって Java EE を拡張します。これらの SPI を使用することにより、開発者は WSCI、BPEL4WS、および W3C Choreography Working Group などの仕様に合わせ Java ビジネス統合環境を作成または実装できます。JBI 実装は直接 Enterprise Server インストーラにより通常は as-install/jbi ディレクトリにインストールされます。Enterprise Server JVM で JBI フレームワークを開始する lifecycle モジュールを含む、JBI 用のすべての共通 JAR ファイルとシステムコンポーネントがこのディレクトリに含まれています。
インメモリーレプリケーションサポート – ほかのサーバー上でインメモリーレプリケーションを実行することにより、HADB などの別個のデータベースを入手しなくてもセッション状態データの軽量ストレージを用意できます。このタイプのレプリケーションは、ほかのサーバー上のメモリーを使用して HTTP セッションとステートフルセッション Bean データの高可用性ストレージを実現します。クラスタ化されたサーバーインスタンスはセッション状態をリングトポロジで複製します。各バックアップインスタンスは複製されたデータをメモリーに格納します。セッション状態データをほかのサーバー上のメモリーに複製することによって、セッションを分散することが可能になります。インメモリーレプリケーションを使用するには、グループ管理サービス (GMS) を有効にする必要があります。デフォルトで有効です。
使用状況プロファイル – どの管理ドメインもそのドメインの能力を示す使用状況プロファイルと関連付けられています。Enterprise Server には次のプロファイルが用意されています。
開発者 – ドメインを開発環境で実行している場合や、アプリケーションに負荷分散、高可用性、セッションレプリケーションなどのクラスタ化機能が必要でない場合に、このプロファイルを使用します。このプロファイルの実際の名前は「developer」で、大小文字を区別することに注意してください。
クラスタ – アプリケーションサーバーインスタンスのクラスタを作成して、配備された Java EE アプリケーションにスケーラビリティーと高可用性を付与する場合は、このプロファイルを使用します。アプリケーションの状態はインメモリーのままとなります。このプロファイルの実際の名前は「cluster」で、大小文字を区別することに注意してください。
エンタープライズ – HADB と NSS が必要な場合に、このプロファイルを使用します。このプロファイルは、HADB と NSS が別々にインストールされていたり、Enterprise Server が Java Enterprise System (Java ES) の一部としてインストールされていたりする場合には使用できません。
負荷分散の拡張機能 – 負荷分散プラグインにいくつかの拡張機能が追加されました。簡潔にまとめると、次の機能が含まれます。
重み付けラウンドロビン – オプション属性 weight がインスタンス Loadbalancer.xml ファイルに追加されています。このオプションを使用することにより、ロードバランサプラグインは重みに応じて要求を経路指定できるようになります。たとえば、500 の要求のうち、100 が instance1 へ、400 が instance2 へと毎回振り分けられるようになります。デフォルトの重みは 100 です。重みは管理コンソールまたはコマンド行から各インスタンスに対して割り当てられ、サーバーの domain.xml にはインスタンスごとの重みを示す属性があります。
ユーザー定義によるロードバランサの方法指定 – ユーザーが負荷分散のカスタムロジックを定義できます。たとえば、ユーザー ID に基づくリダイレクトや MIME ベースの負荷分散があります。この機能は、ロードバランサがロードするユーザー定義の共用ライブラリによって実装されます。このカスタム共用ライブラリは、as-install/lib/install/templates/ にある loadbalancer.h に定義されているとおりにインタフェースを実装します。
管理拡張機能 – 以前のバージョンの Enterprise Server では、loadbalancer.xml ファイルを特定のサーバーの config ディレクトリに手動でコピーすることが必要でした。Enterprise Server には、このようなコピーを Web サーバーと Enterprise Server の間で実行するプッシュ自動化が組み込まれています。ロードバランサ自体はサーバーの domain.xml ファイルで設定されます。
オープンソースおよび GlassFish コミュニティー - 2005 年 6 月、Sun は、Java EE 5 プラットフォームの最新機能とそれに関連したエンタープライズテクノロジを実装した、無償でオープンソースの商用レベルのアプリケーションサーバーを開発することを目標として、GlassFish コミュニティーを立ち上げました。Enterprise Server は、Sun の技術者と GlassFish コミュニティーが開発したソースコードを基盤に作成されています。
Update Center サポート – Enterprise Server Update Center により、Enterprise Server の更新が自動化され、追加コンポーネントが簡単に利用できるようになりました。詳細は、「Update Center の使用法」を参照してください。
この節では、Sun GlassFish Enterprise Server をインストールする前に満たしている必要のある要件を示します。
次の表に、Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 と互換性があるオペレーティングシステムを示します。サポートされているオペレーティングシステムはすべて、特に断らない限り、32 ビットです。64 ビットの JDK は、サポートされている 64 ビットのオペレーティングシステムでのみサポートされます。
表には、サポートされる各オペレーティングシステムの、必要最小限のバージョンが示されています。必要最小限のバージョンに対するサービスパックの更新もサポートされます。
オペレーティングシステム |
最小メモリー |
推奨メモリー |
最小ディスク容量 |
推奨ディスク容量 |
JVM |
---|---|---|---|---|---|
Sun Solaris 9、10 (SPARC) Solaris 9、10 (x86) |
512M バイト |
512M バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
64 ビット版 Sun Solaris 10 (SPARC、x86) |
512M バイト |
512M バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
Red Hat Enterprise Linux 3.0 Update 1、4.0、5.x |
512M バイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
64 ビット版 Red Hat Enterprise Linux 5.x |
512M バイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
SUSE Linux Enterprise Server 10 (SP1、SP2 もサポートされます) |
512M バイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
64 ビット版 SUSE Linux Enterprise Server 10 (SP1 もサポートされます) |
512M バイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
64 ビット版 SuSE Linux Enterprise Server 11 |
512Mバイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
Ubuntu Linux 8.04 (Hardy Release) 開発者プラットフォームとしてのみサポートされます。 |
512M バイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
AIX 5.2、5.3、6.1 |
512M バイト |
1G バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
Windows 2000 SP4 以降 Advanced Server SP4 以降 Windows Server 2003、2008 Windows XP Pro SP3 Windows Vista Windows 2008 |
1G バイト |
2G バイト |
500M バイトの空き領域 |
1G バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
Windows 7 開発者プラットフォームとしてのみサポートされます。 |
1G バイト |
2G バイト |
500M バイトの空き領域 |
1G バイトの空き領域 |
J2SE 5.0 Java SE 6 |
Macintosh OS 10.4、10.5 (Intel、Power) 開発者プラットフォームとしてのみサポートされます。 |
512M バイト |
512M バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
Java SE 5 |
OpenSolaris 評価サポートのみ |
512M バイト |
512M バイト |
250M バイトの空き領域 |
500M バイトの空き領域 |
Java SE 5 Java SE 6 |
Microsoft Windows プラットフォームで Enterprise Server を実行している場合は、FAT や FAT32 ではなく NTFS ファイルシステムを使用する必要があります。
UNIXTM では、オペレーティングシステムのバージョンを uname コマンドで確認できます。ディスク容量は df コマンドで確認できます。
Mac OS は本稼働環境への配備ではサポートされませんが、開発の目的ではサポートされます。Macintosh オペレーティングシステムのダウンロード情報は、GlassFish ダウンロードページか、Mac が一覧に示されている SDK ページから入手できます。たとえば、Java EE 5 SDK Update 5 のダウンロードページ https://cds.sun.com/is-bin/INTERSHOP.enfinity/WFS/CDS-CDS_Developer-Site/en_US/-/USD/ViewProductDetail-Start?ProductRef=java_ee_sdk-5_05-nojdk-oth-JPR@CDS-CDS_Developer で入手できます。
システムの仮想化は、複数のオペレーティングシステム (OS) インスタンスを共用ハードウェア上で個別に実行できるようにするテクノロジです。機能的にいうと、仮想化された環境でホストされる OS に配備されたソフトウェアは、通常はベースとなるプラットフォームが仮想化されていることを認識しません。Sun では、精選されたシステムの仮想化と OS の組み合わせについて、その Sun Java System 製品のテストを行なっています。これは、Sun Java System 製品が、適切な規模と構成の仮想化環境でも、仮想化されていないシステム上の場合と同様に機能することを効果的に確認するためのテストです。
Solaris 10 (x86 または SPARC) を使用する場合には、「Sun 推奨パッチクラスタ」をインストールすることをお勧めします。このパッチクラスタは、SunSolve Web サイトの「推奨 & セキュリティーパッチ」で入手できます。
Enterprise Server で必要な、動作が保証されている JDK の最小バージョンは、1.5.0_14 です。
次の手順で asenv file を編集して、サポートされている Java SE バージョンに切り替えることができます。
システムに新しい Java SE バージョンをインストールします (インストールしていない場合)。
Java SE SDK は http://java.sun.com/javase からダウンロードできます。
Enterprise Server を停止します。
install_dir/config/asenv.conf ファイル (Windows では asenv.bat) を編集して、新しい Java ホームディレクトリをポイントするように AS_JAVA の値を変更します。
as-install/samples/common.properties ファイルを編集して、com.sun.aas.javaRoot... で始まる行を、新しい Java ホームディレクトリを参照するように変更します。
Application Server を再起動します。
Ubuntu Linux を除くすべてのオペレーティングシステムでは、Apache Ant の Version 「1.6.5」 が Enterprise Server に含まれています。Ubuntu Linux では、Apache Ant の Version 「1.7.0」 が Enterprise Server に含まれており、このバージョンが使用されます。
表 2–2 に、Java EE の互換性要件を満たすデータベースとドライバを示します。サポートされるすべての Sun GlassFish Enterprise Server の構成では、バンドル版 Java DB データベースとドライバなどの、この表に基づくデータベースとドライバの組み合わせを少なくとも 1 つ含める必要があります。さらに、Enterprise Server は、対応する JDBC ドライバを使用してほかのどの DBMS に対する JDBC 接続もサポートするように設計されています。
表 2–2 Java EE 互換の JDBC ドライバ
JDBC ドライバベンダー |
JDBC ドライバのタイプ |
サポートされるデータベースサーバー |
---|---|---|
Derby Network Client |
Type 4 |
Derby 10.2 |
DataDirect 3.6.x、3.7.x (または、Sun JDBC ドライバ) 注 – Sun JDBC ドライバは、Enterprise プロファイルに対応するインストールバンドルのみで提供されます。 |
Type 4 |
Oracle 10g Oracle 9i Sybase ASE 12.5、15 MS SQL 2000、2005 DB2 9.1 DB2 8.1、8.2 |
MySQL Connector/J Driver 3.1 |
Type 4 |
MySQL 5.0 |
Oracle 10g、11g |
Type 4 |
Oracle 10g、Oracle 11g -RAC |
PostGres |
Type 4 |
8.1、8.2 .x |
通常、Enterprise Server v2.1.1 は、Java EE 仕様に適合するすべての JDBC ドライバをサポートします。
この節では、Enterprise Server v2.1.1 にバンドルされた Java DB データベース実装の使用方法について説明します。Java DB は Apache Derby データベースに基づいています。
Sun GlassFish Enterprise Server には、Java DB ネットワークサーバーの起動と停止を行うために、次の asadmin コマンドが導入されています。
Java DB Network Server のインスタンスを開始するには、asadmin start-database コマンドを使用します。
asadmin start-database [--dbhost 0.0.0.0] [--dbport 1527] [--dbhome path] |
ホストのデフォルト値は 0.0.0.0 です。この値によって、Java DB は IP/ホスト名のインタフェースと同様に localhost で待機できます。dbhome プロパティーの値は、Java DB データベースの格納場所です。デフォルトの path は as-install/javadb です。
Java DB Network Server の実行中のインスタンスを停止するには、次のように asadmin stop-database コマンドを使用します。
asadmin stop-database [--dbhost 0.0.0.0] [--dbport 1527] |
Enterprise Server 2..1.1 に付属の Java DB の設定には、Java DB の使用に役立つスクリプトが含まれます。 as-install/javadb/bin ディレクトリには、次の使用可能なスクリプトがあります。
startNetworkServer、startNetworkServer.bat— ネットワークサーバーを開始するスクリプト
stopNetworkServer、stopNetworkServer.bat— ネットワークサーバーを停止するスクリプト
ij、ij.bat — 対話式の JDBC スクリプト記述ツール
dblook、dblook.bat — データベースの DDL の全部または一部を表示するスクリプト
sysinfo、sysinfo.bat — Java DB 環境に関するバージョン情報を表示するスクリプト
NetworkServerControl、NetworkServerControl.bat — NetworkServerControl API でコマンドを実行するためのスクリプト
JAVA_HOME 環境変数が JDK のインストールディレクトリを指定していることを確認します。
as-install/javadb ディレクトリをポイントするように DERBY_HOME 環境変数を設定します。
これらのユーティリティーの詳細については、次の Derby ドキュメントを参照してください。
ファイルベースのインストールでは、Message Queue 4.4 が Enterprise Server と一緒にパッケージされています。
Enterprise Server の一部として提供される埋め込みの Sun GlassFish Message Queue コードは、一般的に同等のバージョンの Message Queue ブローカに対してのみ、テストおよび認証されています。つまり、提供される埋め込みの Message Queue コードを使用して、別のバージョンの Message Queue コードを実行しているリモート (Enterprise Server で管理されていない) Message Queue ブローカに接続することは、サポートされません。
この節では、Sun GlassFish Enterprise Server 負荷分散プラグイン向けにサポートされている Web サーバーを示します。
表 2–3 サポートされている Web サーバー
Web サーバー |
バージョン | |
---|---|---|
Sun Java System Web Server (32 ビット) |
6.1、7.0 |
Solaris SPARC 9、10 Solaris x86 9、10 Red Hat Enterprise Linux 3、4、5 |
Apache Web Server (32 ビット) |
2.0.x、2.2.x |
Solaris SPARC 9、10 Solaris x86 10 Red Hat Enterprise Linux 3、4、5 |
Microsoft IIS (32 ビット) |
5.0 以降、6 |
Windows Server 2003 |
ここでは、Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 でサポートされているブラウザを示します。
表 2–4 サポートされている Web ブラウザ
ブラウザ |
バージョン |
---|---|
Mozilla |
1.7.12 |
Internet Explorer |
6.0 Service Pack 2、7.0 |
Firefox |
2.x、3.x |
Safari |
3.x、4.x |
Netscape |
8.0.4、8.1、9.0、9.0.x |
「ハードウェアとソフトウェアの要件」に示されている要件に加えて、システムが、下に示されている HADB を実行するための要件を満たしていることを確認してください。
HADB は Enterprise Server v2.1.1 エンタープライズプロファイルにのみバンドルされています。また、システムの Java コンポーネントは、JDK 5 および JDK 6 でビルドおよびテストされていることに注意してください。
Solaris (SPARC)。 – Solaris 8 MU7、Solaris 9 MU7、Solaris 10 RR。
Solaris (x86)。 – Solaris 9 MU7、Solaris 10 RR。
Red Hat Enterprise Linux。 - 2.1 U5 (ext2 ファイルシステムのみサポートされます。ext3 はサポートされません)。3.0 U4 (ext2 と ext3、4、5 のいずれもサポートされます。U4 より前のアップデートは、過剰なスワッピングのために推奨されません)。これらのオペレーティングシステムバージョンでは、HADB が 32 ビットモードでのみテストされていることに注意してください。また、オペレーティングシステム内のバグのために、HADB が 64 ビットモードで動作している Red Hat Enterprise Linux 3.0 をサポートしていないことにも注意してください (HADB への影響の詳細は、「高可用性」の既知のバグ 6249685 を参照)。Version 4 および 5 もサポートされます。
Microsoft Windows。 – Microsoft Windows 2000 Advanced Server Service Pack 4、Microsoft Windows 2003 Enterprise Edition、Windows 2008、Windows XP Professional がサポートされます。HADB が、間もなく登場する、64 ビットモードの Microsoft Windows オペレーティングシステムバージョンをまったくサポートしていないことに注意してください。
最小メモリー - ノードあたり 320M バイト。
最小空きディスク容量 - ホストあたり HADB バイナリ用に 70M バイト。さらに、データデバイスにもディスク容量が必要、ノードあたりテストインストール用に 512M バイト。
推奨メモリー - ノードあたり 512M バイト。
推奨空きディスク容量 - ホストあたり HADB バイナリ用に 70M バイト。さらに、データデバイスにもディスク容量が必要、ノードあたりテストインストール用に 1200M バイト。
HADB データとログファイルを格納するデバイスで書き込みキャッシュが無効になっていることを確認してください。一部の Solaris プラットフォーム (たとえば、Solaris x86) では、デフォルトで書き込みキャッシュが有効になります。
最小メモリー - 128M バイト
最小空きディスク容量 - ノードあたり HADB バイナリ用に 70M バイト
最小メモリー - 120M バイト
最小空きディスク容量 - 20M バイト
以前のバージョンの Enterprise Server から現在のバージョンへのアップグレードに関する詳細な手順については、『Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 Upgrade Guide』を参照してください。
Sun GlassFish Enterprise Server ソフトウェアをインストールする前に、次の追加の要件が満たされるようにしてください。
空き領域: 一時ディレクトリには、少なくとも、Sun GlassFish Enterprise Server のインストール用に 35M バイトの空き領域と、SDK のインストール用に 250M バイトの空き領域が必要です。
アンインストールプログラムの使用: システムから Enterprise Server を削除する必要がある場合は、ソフトウェアに付属のアンインストールプログラムを使用することが重要です。ほかの方法を使用して削除すると、同じバージョンの再インストールや新しいバージョンのインストールを行うときに問題が発生する可能性があります。
空きポート: 利用可能な未使用ポートが 7 つ必要です。インストールプログラムは、使用されているポートを自動的に検出し、その時点で未使用のポートをデフォルトのドメインとして示します。デフォルトの初期ポートは次のとおりです。
HTTP については 8080、HTTPS については 8181
IIOP については 3700、IIOP/SSL については 3820、相互認証の IIOP/SSL については 3920
Administration Server については 4848 (HTTP)
pure JMX Client については 8686 (RMI) ポート
インストール済みサーバーの起動 (UNIX) - インストール済みサーバーを置き換える場合以外は、Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 のインストール処理を開始する前に、インストール済みサーバーを起動してください。インストールプログラムが使用中のポートを検出するため、使用中のポートがほかの目的に使用されることはありません。
インストール済みサーバーの置き換え (UNIX) - 以前のバージョンの Enterprise Server から現在のバージョンへのアップグレードに関する詳細な手順については、『Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 Upgrade Guide』を参照してください。
ファイアウォールのシャットダウン (Microsoft Windows) — Sun GlassFish Enterprise Server ソフトウェアをインストールする前に、すべてのファイアウォールソフトウェアを停止する必要があります。一部のファイアウォールソフトウェアはデフォルトですべてのポートを無効にするからです。インストールプログラムは、使用可能なポートを正確に検出できる必要があります。
互換性の詳細は、『Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 Upgrade Guide』を参照してください。
Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 は、Java EE 5 プラットフォームをサポートしています。Java EE 5 プラットフォームで使用できる拡張 API を、次の表に示します。
表 2–5 Java EE 5 プラットフォームの主要な API の変更点
API |
JSR |
---|---|
Java EE 5 |
|
Web サービステクノロジ |
|
エンタープライズ Web サービスの実装 | |
Java プラットフォーム用 Web サービスメタデータ | |
コンポーネントモデルテクノロジ |
|
管理テクノロジ |
|
その他の Java EE テクノロジ |
|
Common Annotations for the Java Platform | |
Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 は、Java EE 5 SDK の一部として使用できます。
Java EE 5 SDK には、次の 2 つのバージョンがあります。
また、これらの SDK の配布を JDK とともにダウンロードすることもできます。詳細は、ダウンロードページの http://java.sun.com/javaee/downloads/index.jsp を参照してください。
Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 では、基盤となる JVM として Java SE 5.0 以上が必要です。Java を別のバージョンに切り替える場合は、次の一般的な手順に従います。(Windows および Unix)
新しい Java VM でドメインを作成したあとに以前の Java バージョンにダウングレードすることは推奨されていません。JVM をダウングレードする必要がある場合は、ドメインごとにそうすることをおすすめします。次の手順はその方法を説明したものです。
必要に応じて、希望する Java SDK (JRE ではない) をダウンロードしてシステムにインストールします。
Java SDK は、http://java.sun.com/j2se でダウンロードできます。
JDK を変更するドメインを開始します。
as-install/bin/asadmin start-domain domain-name |
管理コンソールにログインして、ドメインの JVM 属性を変更します。
特に、ドメインの「JVM 設定」ページの JAVA_HOME 変数を変更することが必要です。
または、asadmin コマンドを使用することもできます。
as-install/bin/asadmin set "server.java-config.java-home=Path-To-Java-Home" |
Enterprise Server v2.1.1 と Java ES 5 (JES5) の間には、既知の互換性の問題が 2 つあります。
Enterprise Server v2.1.1 で提供される JSF 1.2 のバージョンのため、JES5 Service Registry は Enterprise Server v2.1.1 と互換性がありません。Enterprise Server を 2.1.1 にアップグレードする前に、Service Registry を JES5u1 にアップグレードする必要があります。この制限は Service Registry のドキュメントにも記載されています。
Enterprise Server v 2.1.1 で提供される JSF 1.2 のバージョンのため、JES5 Portal Server は Enterprise Server v2.1.1 と互換性がありません。v2.1.1 にアップグレードする前に、Portal Server を JES5u1 にアップグレードする必要があります。
Enterprise Server 8.2 上で Portal Server を実行する Java ES 5 設定環境で、Enterprise Server 8.2 を v2.1.1 にアップグレードすると、Portal Server が使用できなくなります。Enterprise Server v2.1.1 は JSF 1.2 を使用しますが、Release 5 Portal Server の JSF-Portlet ブリッジは JSF 1.2 をサポートしません。Solaris/Linux では、Portal Server を Java ES 5 Update 1 にアップグレードする必要があります。Windows で Release 5 Portal Server をそのまま使用する場合は、Enterprise Server を v2.1.1 にアップグレードしないでください。Portal Server は、Windows 上の Java ES 5 Update 1 ではサポートされません。
Enterprise Server では、Sun GlassFish Web Stack を使用できます。Web Stack は、Apache HTTP Server、PHP、Ruby などのコンポーネントを、あらかじめ統合およびバンドルしたものです。Sun GlassFish Web Stack の詳細は、http://www.sun.com/software/webstack/index.xml を参照してください。
Enterprise Server では、フロントエンドに Sun Java System Web Server、Apache Web Server、および Microsoft IIS を配置したロードバランサプラグインを使用することで、負荷分散のサポートも提供します。Enterprise Server に対するフロントエンドの方法には、mod_jk コネクタによる Apache httpd の使用もあります。
Enterprise Server クラスタを作成します。
JVM オプションを次のように定義します。
asadmin create-jvm-options --target cluster_name "-DjvmRoute=\${AJP_INSTANCE_NAME
asadmin create-jvm-options --target cluster_name "-Dcom.sun.enterprise.web.connector.enableJK=\${AJP_PORT}
クラスタの各インスタンスについて、JVM オプションの AJP_PORT および AJP_INSTANCE_NAME を次のコマンドで設定します。
asadmin create-system-properties --target instance_name AJP_INSTANCE_NAME=instance_name
asadmin create-system-properties --target instance_name AJP_PORT=port-number
クラスタを再起動します。
Apache httpd をインストールします。
Apache httpd は、http://httpd.apache.org/download.cgi から入手できます。
mod_jk をインストールします。
mod_jk コネクタは、http://www.apache.org/dist/tomcat/tomcat-connectors/jk/binaries/ から入手できます。
mof_jk.so ファイルに次の行を追加します。
LoadModule jk_module path_to_mod_jk.so JkWorkersFile /etc/apache2/worker.properties # Where to put jk logs JkLogFile /var/log/httpd/mod_jk.log # Set the jk log level [debug/error/info] JkLogLevel debug # Select the log format JkLogStampFormat "[%a %b %d %H:%M:%S %Y] " # JkRequestLogFormat set the request format JkRequestLogFormat "%w %V %T" # Send all jsp requests to GlassFish JkMount /*.jsp loadbalancer. |
新しい /etc/apache2/worker.properties ファイルを作成し、次の行を追加します。
# Define 1 real worker using ajp13 worker.list=loadbalancer # Set properties for instance1 worker.instance1.type=ajp13 worker.instance1.host=localhost worker.instance1.port=9090 worker.instance1.lbfactor=50 worker.instance1.cachesize=10 worker.instance1.cache_timeout=600 worker.instance1.socket_keepalive=1 worker.instance1.socket_timeout=300 # Set properties for instance2 worker.instance2.type=ajp13 worker.instance2.host=localhost worker.instance2.port=9091 worker.instance2.lbfactor=50 worker.instance2.cachesize=10 worker.instance2.cache_timeout=600 worker.instance2.socket_keepalive=1 worker.instance2.socket_timeout=300 # Set properties for instance3 worker.instance3.type=ajp13 worker.instance3.host=localhost worker.instance3.port=9092 worker.instance3.lbfactor=50 worker.instance3.cachesize=10 worker.instance3.cache_timeout=600 worker.instance3.socket_keepalive=1 worker.instance3.socket_timeout=300 worker.loadbalancer.type=lb worker.loadbalancer.balance_workers=instance1,instance2,instance3 |
tomcat-ajp.jar ファイルを、Apache 5.5.x のインストールから Enterprise Server の lib ディレクトリにコピーします。
commons-logging.jar (version 1.1.1) および commons-modeler.jar (version 2.0.1) ファイルを、Jakarta Commons Web サイトの http://commons.apache.org からコピーします。
クラスタを再起動し、httpd を起動します。
Enterprise Server には、一部のオペレーティングシステムでしかサポートされていない機能があります。それらの機能の詳細を以下に示します。
AIX オペレーティングシステムを使用している場合、次の制限が適用されます。
Enterprise Server v2.1.1 は、開発者プロファイルまたはクラスタプロファイルを使用して作成されたドメインに限り、AIX オペレーティングシステムでサポートされます。HADB および NSS が AIX オペレーティングシステムでサポートされていないため、エンタープライズプロファイルは AIX オペレーティングシステムではサポートされて いません 。
AIX オペレーティングシステムの場合、ネイティブ起動プログラムを使用できません。
Linux オペレーティングシステムを使用している場合、次の制限が適用されます。
64 ビット JVM 上の SUSE Linux 64 ビットオペレーティングシステムおよび RHEL 64 ビットオペレーティングシステムでは、ネイティブのアプリケーションサーバー起動ツールを使用できません。32 ビット JVM を使用してください。
64 ビット JVM 上の SUSE Linux 64 ビットオペレーティングシステムおよび RHEL 64 ビットオペレーティングシステムでは、インストーラを使用できません。32 ビット JVM を使用してください。
次のプラットフォームでは、エンタープライズプロファイルはサポートされません。
サポートされるプロファイルについては、『Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 管理ガイド』の「プロファイル」を参照してください。
Red Hat Enterprise Linux 64 ビットオペレーティングシステムおよび 64 ビット JVM
SUSE Linux 64 ビットオペレーティングシステムおよび 64 ビット JVM
Ubuntu Linux オペレーティングシステムを使用している場合、次の制限が適用されます。
Enterprise Server v2.1.1 は Ubuntu Linux オペレーティングシステムに含まれているため、Enterprise Server v2.1.1 ドキュメントセット内のインストール情報はこのオペレーティングシステムには該当しません。
HADB および NSS が Ubuntu Linux オペレーティングシステムでサポートされていないため、エンタープライズプロファイルは Ubuntu Linux オペレーティングシステムではサポートされていません。
Sun GlassFish Enterprise Manager は、Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 の配備に対して、向上した管理とパフォーマンスの視覚化を提供します。また、IT 管理者は配備、最適化、およびトラブルシューティングにかかる時間を短縮し、潜在的な問題が発生する前にそれを処理することができます。詳細は、http://www.sun.com/software/products/appsrvr/ent_manager.jspを参照してください。
Update Center により、Enterprise Server の更新が自動化され、追加コンポーネントが簡単に利用できるようになりました。
Update Center を有効にすると、自動でソフトウェアの更新を実行します。この自動更新プロセス中に、Update Center は次のデータを収集して Sun Microsystems または購入先に転送します。
固有インストール ID (GUID)
IP アドレス
オペレーティングシステム情報 (名前、バージョン、アーキテクチャー、ロケール)
JDK バージョン
モジュールダウンロード情報 (モジュール名、日付、時刻、状況、ダウロード時間、ダウンロード済みバイト数)
個人情報は追跡しません。どの個人情報もほかのデータと関連付けられておらず、レポート用に使用されません。
自動アップデートへの同意を明示するため、Update Center はデフォルトでは無効になっています。Update Center を有効にして、定期チェックと自動アップデートを実行するには、次の手順に従います。
Update Center を開始します。
UNIX の場合: <installdir>/updatecenter/bin/updatetool
Windows の場合: <installdir>\updatecenter\bin\updatetool.bat
「Preferences」タブをクリックします。
「Update Scheduling」ウィンドウで、「Check for Updates」ドロップダウンボックスの値を「Never (Manual)」から希望する値に変更します。一例として、毎日や毎週などを指定できます。
アップデートを希望する曜日と時刻を指定します。
変更を保存するには、「Save」ボタンを選択します。
これで、Update Center は指定したスケジュールに従って、Enterprise Server コンポーネントのアップデートを自動的に確認します。アップデートが利用可能である場合には、Update Center が起動して更新可能なコンポーネントを通知します。
Ubuntu Linux オペレーティングシステムでは、GlassFish v2 をインストールしても既存の GlassFish v1 のインストールは上書きされません。/usr/bin 内の asadmin スクリプトは GlassFish v2 を管理します。GlassFish v1 を管理するには、/usr/share/sunappserver/bin 内のローカルの asadmin ユーティリティーを使用します。v1 ドメインを v2 にアップグレードするには、/usr/share/glassfishv2/bin にある asupgrade ツールを使用します。
グローバルの asadmin スクリプトを使用して v1 ドメインを開始すると、アップグレードツールが自動的に起動します。ただし、これによってエラーが発生します。エラーの原因は、サーバーのドメインの場所に関して、(Ubuntu 以外の) ほかのプラットフォームでのデフォルトの場所が使用されるというバグです。このエラーを回避するには、代わりに asupgrade ツールを使用します。
マルチレベルの関係プリフェッチが CMP 2.1 エンティティー Bean でサポートされています。
マルチレベルの関係プリフェッチを有効にするには、次のプロパティーを設定します。
-Dcom.sun.jdo.spi.persistence.support.sqlstore.MULTILEVEL_PREFETCH=true |
関係プリフェッチの詳細は、『Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 Developer’s Guide』の「Relationship Prefetching」を参照してください。
WSIT ステータスの詳細は、WSIT Status Notes ページを参照してください。Enterprise Server での WSIT の使用について、『The WSIT Tutorial 』も参照してください。