すべての複製サーバーを定義する 。「複製を作成するには」を参照してください。
(省略可能) 同期スケジュールを設定する。「マスターサーバーの複製同期スケジュールを設定するには」を参照してください。
「データ格納の作成 (Create Data Store)」ウィンドウか「データ格納の変更 (Modify Data Store)」ウィンドウの「作成 (Create)」メニューから「複製... (Replica...)」を選択します。
「複製の追加 (Add Replica)」ウィンドウが表示されます。
複製の種類 (サブツリーまたはオブジェクト) を指定します。
「サブツリー (Subtree)」または「オブジェクト (Object)」フィールドに、複製するサブツリーかオブジェクトの識別名を指定します。
データ格納全体の複製を作成する場合は、データ格納を識別する名前付きコンテキストの識別名を指定します。
複製する属性を選択します。
すべての属性を選択したり、一定の属性を含めたり除外したりできます。「属性(Attributes)」ポップアップメニューから「除外する属性 (Exclude attributes)」か「含める属性 (Include attributes)」を選択する場合は、複製から除外するまたは複製に含める特定の属性を指定します。
次のパラメータを指定します。
複製を格納するターゲットホスト名 (複製サーバー名)
複製デーモン dspushd が使用する、複製サーバー上の dsservd サーバーのポート
認証を要求するときにマスターが指定する識別名とパスワード
バインド方式 (「なし (Simple)」、「SASL/CRAM-MD5 (SASL with CRAM-MD5)」、または「SASL/外部 SASL (SASL with the EXTERNAL mechanism)」)
セキュリティモード (「セキュリティ保護なし (Insecure)」、「TLS」、または「SSL」)、およびセキュリティモードに「TLS」か「SSL」を選択する場合は SSL キーパッケージ
たとえば図 9-1 は、boston サーバー (ここには示されていない) から名前付きコンテキスト ou=People, o=XYZ, c=US を london スレーブサーバーに複製する例を示しています。
「了解 (OK)」をクリックして複製の定義を保存し、「複製の追加 (Add Replica)」ウィンドウを終了します。
この複製に関する情報が、「データ格納の作成 (Create Data Store)」か「データ格納の変更 (Modify Data Store)」ウィンドウの「複製 (Replicas)」のリストに追加されます
「了解 (OK)」をクリックして、ウィンドウを閉じます。
管理コンソールメインウィンドウの「データ格納 (Data Store)」セクションで、このデータ格納のフォルダアイコンをクリックして、作成した複製が「複製 (Replicas)」フォルダの下に表示されているか確認します。
たとえば図 9-2 は、boston サーバーの名前付きコンテキストと london スレーブサーバー用に定義した複製を示しています。
「更新を複製に送信 (Send Updates to Replica)」メニューボタンから「遅延 (Delayed)」を選択します。
「日付 (Day)」と「時刻 (Time)」メニューボタンが表示されます。
複製を行う日付と時刻を選択します。
管理コンソールメインウィンドウの「適用 (Apply)」をクリックして、変更を保存します。