「検索 (Search)」コマンドを使用して、ディレクトリ内のエントリを検索します。最大 3 つの条件に基づいて検索できます。図 2-10 に、Deja の「検索 (Search)」パネルを示します。使用できる検索の種類は、ディレクトリサーバー上の Deja.properties ファイルで定義します。デフォルトの検索方式を変更する手順については、「標準検索パラメータ」を参照してください。新しい検索方式を追加する方法については、「新しい標準検索を追加するには」を参照してください。
「検索 (Search)」アイコンをクリックするか、「エントリ (Entry)」メニューから「検索 (Search)」を選択します。
「検索 (Search)」パネルが表示されます。
「人名 (Person)」オプションボタンを使用して、検索するエントリの種類を選択します。
「人名 (Person)」オプションボタンに含まれるオプションは、ディレクトリサーバー上の Deja.properties ファイルで定義します。標準検索方式の定義方法については、「標準検索パラメータ」を参照してください。
次に、デフォルトのオプションを示します。
人名 (Person)
組織 (Organization)
地域 (Locality)
フィルタを指定 (Specify Filter)
詳細は、「検索フィルタ」を参照してください
検索テキストフィールドに、検索する文字列またはフィルタを入力します。
検索では、ワイルドカード文字 (*) を使用できます。
「検索 (Search)」をクリックして検索を開始します。
検索結果リストに検索結果が表示され、ステータスバーに検出されたエントリ数が表示されます。一致するものがなかった場合は、検索結果リストが空になり、エントリが検出されなかったことがステータスバーに示されます。
次の 2 通りの方法で、検索精度を高めることができます。
2 つ以上の検索を組み合わせます。「検索を組み合わせるには」を参照してください。
検索に制限を加えます。「検索制限を使用するには」を参照してください。
検索を中止するには、「中止 (Stop)」ボタンをクリックします。
検索を中止した場合は、結果は返されません。
検索テキストフィールドを消去するには、「消去 (Clear)」ボタンをクリックします。
検索フィルタは、特定の属性または属性値の有無に基づいて、一連のエントリを指定する 1 つの方法です。同じ検索の中で、論理演算子の & または or を組み合わせることができます。and は「&」で、or は「|」で表します。表 2-1 で、フィルタの例を紹介します。
表 2-1 検索フィルタの例
フィルタ |
定義 |
---|---|
l=London |
地域は「London」 |
cn=*Rob* |
一般名に「Rob」が含まれる |
(&(cn=Ch*)(cn=*Thomas*)) |
一般名は「Ch」で始まり「Thomas」が含まれる |
(|(sn=*bert*)(sn=*bort*)) |
姓に「bert」または「bort」が含まれる |
(&(cn=Rob*)(|(cn=*Green*)(cn=*Jones*))) |
一般名は「Rob」で始まり「Green」または「Jones」が含まれる |
論理演算子の and または or を使用して、最初の検索文字列と 2 つ以上の他の文字列を組み合わせることができます。同じ検索で両方の演算子を組み合わせることはできません。たとえば、「cn=*Robert* および l=Boston および o=xyz」という検索、あるいは「cn=*Robert* または l=Boston または o=xyz」という検索が可能です。
「人名 (Person)」オプションボタンを使用して、検索するエントリの種類を選択します。
検索テキストフィールドに検索する文字列を入力します。
「AND」または「OR」ボタンをクリックして、論理演算子を選択します。
「人名 (Person)」オプションボタンを使用し、第 2 の文字列としてエントリの種類を選択します。
検索テキストフィールドに第 2 の文字列を入力します。
第 3 の検索条件を追加する場合は、「AND」または「OR」ボタンをクリックします。
検索条件を削除する場合は、「戻す (Back)」ボタンをクリックします。
すべての検索テキストフィールドを消去する場合は、「消去 (Clear)」ボタンをクリックします。
検索制限を設定しなかった場合は、デフォルト値が使用されます。
検索するサブツリーのルートの識別名 (DN) を入力します。
または、ブラウザウィンドウで検索するサブツリーのルートを選択し、「ブラウザ上の選択 (Get from Browser)」をクリックします。
「検索制限時間 (Time Limit)」オプションボタンから、検索時間の限度 (ミリ秒単位) を選択します。
デフォルトでは、時間に制限はありません。
「最大一致件数 (Max. Matches)」オプションボタンから、検索結果の最大数を選択します。
検索結果の最大数のデフォルトは 100 です。
「検索範囲 (Search Scope)」オプションボタンから検索範囲を選択します。
「1 つのレベル (One Level)」を選択すると、検索ルートのすぐ下のレベルにあるエントリが検索されます。
「サブツリー (Subtree)」を選択すると、検索ルートより下のすべてのエントリが検索されます。
デフォルトの範囲は「サブツリー (Subtree)」です。
検索時に別名を参照する場合は、「別名参照 (Dereference Aliases)」チェックボックスを選択します。
検索時に別名参照を選択すると、別名エントリの識別名 (DN) が実際のエントリの識別名に変換されます。参照フラグが選択されている場合、別名により参照されるオブジェクトが検索結果として返されます。参照フラグが選択されていない場合は、検索結果として別名エントリが返されます。
検索結果は、検索条件の下のリストに表示されます。
条件と一致したエントリごとに、相対識別名、一般名、電話番号、および電子メールアドレスが表示されます。
エントリを表示するには、検索結果リストのエントリ名をダブルクリックします。
エントリ表示ウィンドウが開きます。