ソフトウェア使用率情報を生成するには、swu_rpt コマンドまたは関数をソフトウェアアプリケーションと一緒に実行します。この操作は、以下のいずれかの方法で行います。
コマンド行から swu_rpt コマンドを実行する。
コマンド行を使う場合は、アプリケーションプログラムを起動してソフトウェア使用率情報を作成します。たとえば、FrameMaker を起動してソフトウェア使用率情報を作成する場合はコマンド行で実行できます。
シェルスクリプトで swu_rpt コマンドを実行する。
シェルスクリプトを使う方法では、既存のシェルスクリプトに swu_rpt コマンドを追加できます。たとえば、FrameMaker プログラムを起動するためのシェルスクリプト frame があるとします。この frame スクリプトを編集してシェルスクリプトラッパーを作成できます。このスクリプトの中で、スクリプトの実行可能プログラムの前後に swu_rpt コマンドを追加します。これにより、実行可能プログラムが swu_rpt コマンドによってラップされ、このスクリプトが実行されるたびにソフトウェア使用率情報の Begin および End エントリが作成されます。シェルスクリプトラッパー方式のほかに、シェルスクリプトの実行可能コマンド行を swu_rpt コマンドに追加して、スクリプトが実行されるたびに Begin および End エントリが作成されるようにすることもできます。
コマンドが新しいプロセスを生成後戻ってくるような場合 (たとえばバックグラウンドで実行した場合) は、End レコードは正確でないことがあります。
swu_rpt 関数をアプリケーションに埋め込む。
アプリケーションに埋め込む方法では、ソフトウェア使用率ライブラリの呼び出しをアプリケーションのソースコードに追加できます。たとえば、コンピュータネットワーク上のいずれかのユーザーがアプリケーションを作成した場合に、どのユーザーでもそのアプリケーションからソフトウェア使用率ライブラリを呼び出すことができます。これにより、このアプリケーションが実行されるたびにソフトウェア使用率情報が作成されます。
アプリケーションに埋め込む方法を実行するには、プログラムのソースコードへのアクセスが必要です。
上記の実行方法については、「ソフトウェア使用率レポートエントリの作成」を参照してください。