ソフトウェア使用率監視機能は、共有ファイルシステム環境でも、クライアント/サーバー環境と同じように動作します。専用の監視サーバーにソフトウェア使用率監視機能をインストールすると、ネットワーク上の他のホストとそのバイナリファイルを共有できます。
図 13-2 に、共有ファイルシステム環境でソフトウェア使用率監視機能を実行した場合の、イベントの流れを示します。
イベントの流れについて説明します。
swu_rpt コマンドまたは関数が、コマンド行、シェルスクリプト、アプリケーションのいずれかから、任意のホスト上で起動されます。
swu_svr デーモンは、swu_rpt コマンドまたは関数が作成した情報を受け取り、マスターログファイル (/var/opt/SUNWswusg/swusage.log) または swu_svr デーモンの起動時に指定されたファイルに保存します。
swu_svr デーモンがホストサーバー上で実行していない場合、エントリは失われます。
swu_print コマンドは、マスターログファイル (/var/opt/SUNWswusg/swusage.log) または指定のファイルにある情報の一部、要約、あるいはすべてを、awk などの検索ツールによる情報の検索が可能な別のファイルにコピーします。ファイル名を指定しない場合、このコマンドはデフォルトで標準出力デバイスにこの情報を送ります。