SunOS 5.x または 4.x システムのプリンタ設定情報を、SunSoft 印刷クライアントソフトウェアで使用するプリンタ設定ファイル /etc/printers.conf に変換する手順を説明します。変換を自動的に行うには、以下の 2 つの新しい印刷管理コマンドのいずれかを使用します。
conv_lp コマンド
SunOS 5.x システム上の /etc/lp/printers ディレクトリ内の情報を、システムの /etc/printers.conf ファイルのエントリに変換します。手順については、「SunOS 5.x システムの場合」を参照してください。
SunOS 5.x システムで SunSoft 印刷ソフトウェアをインストールするときに、既存の設定情報を自動的に変換し、/etc/printers.conf ファイルを作成します。
conv_lpd コマンド
SunOS 4.x システム上の /etc/printcap 設定ファイル内の情報を、システムの /etc/printers.conf ファイル内のエントリに変換します。手順については、「SunOS 4.x システムの場合」を参照してください。
上記のコマンドを使用して、既存のプリンタが登録されたマスターの /etc/printers.conf ファイルを作成してください。作成したマスターファイルは、すべての SunSoft 印刷クライアントにコピーする (ネームサービスを使っていない場合) ことも、NIS または NIS+ に読み込ませることもできます。この結果、新しい SunSoft 印刷クライアントで最初からすべての既存プリンタを利用できるようになります。
すでに NIS または NIS+ のネームサービスにプリンタ情報を設定している場合は、SunSoft 印刷クライアントで /etc/printers.conf ファイルを使用しないでください。SunSoft 印刷クライアントは最初は /etc/printers.conf ファイルを使ってプリンタを探しますが、/etc/printers.conf ファイル中の情報と NIS または NIS+ マップ内の情報とが一致しない場合、エラーが発生します。この問題を回避するには、NIS または NIS+ のプリンタ情報を使用する場合には、SunSoft 印刷クライアント上の /etc/printers.conf ファイルを削除してください。
SunOS 5.x とSunSoft 印刷クライアントソフトウェアがインストールされているシステムに、スーパーユーザーとしてログインします。
システムの /etc/lp/printers ディレクトリ内のプリンタ設定情報を、/etc/printers.conf ファイルに変換します。
# /usr/lib/print/conv_lp |