図 1-4 に示すように、Solaris 2.x (SunOS 5.x) の動作環境ではローカルのリソースだけを使用して、プリンタおよびプリンタ設定情報を特定します。
ユーザーが、LP (SVR4) 印刷クライアントから lp コマンドまたは lpr コマンドを使用して印刷要求を発信します。以下の例のように、lp -d または lpr -P のコマンドとオプションを使用して、出力先のプリンタ名またはプリンタクラスを指定できます。
% lp -d neptune % lpr -Ppluto |
印刷コマンドは、次のようにプリンタとプリンタ設定情報を特定します。
印刷要求の発信時に、出力先のプリンタ名またはプリンタクラスが指定されているかどうかを調べます。
プリンタ名やプリンタクラスが指定されていない場合は、印刷ソフトウェアは、LP (SVR4) 印刷クライアントの /etc/lp/default ファイルに記述されているデフォルトのプリンタ名を調べます。
プリンタ名またはプリンタクラスが指定されている場合や、デフォルトプリンタ名のいずれかが特定された場合は、印刷クライアントソフトウェアは、LP (SVR4) 印刷クライアントの /etc/lp/printers ディレクトリ内で、そのプリンタまたはプリンタクラスの設定情報を調べます。
Solaris 2.x 印刷サービス (LP 印刷サービス) のプリンタ特定方法には、次の欠点があります。