admclientpatch コマンドは、標準パッチユーティリティ (installpatch と backoutpatch) のフロントエンドです。これらのユーティリティはそれぞれ、パッチのインストール、パッチのバックアウトという特定の処理を行います。admclientpatch -s コマンドを実行すると、パッチのインストールまたはバックアウトのどちらの処理を行うかを意識する必要がなくなります。-s オプションによって、サーバー上およびクライアントのファイルシステム上にパッチがインストールされるか、またはクライアントおよびサーバーのパッチがバックアウトされて前のバージョンのパッチが再インストールされるかの、いずれかの適切な処理が実行されます。この処理のことを、クライアントにインストールされたパッチとパッチスプールディレクトリにあるパッチとの同期をとる (同期処理) といいます。