TotalNET Advanced Server 5.2 の管理

レルム固有のエラーログとアクティビティログ

TAS システムの監視と管理のためにまざまなログファイルを作成できます。ログファイルは、各レルムの起動時に生成され、そのレルムでエラーが発生するたびにエラーメッセージが追加されていきます。

また、ファイルサービスへの接続情報をすべて記録するアクティビティログを作成することもできます。そのためには、ファイルサービスの構成で「Log activity」属性を有効にします。アクティビティログの有効/無効はサービスごとに切り替えられます。csr.tn で作成されるレポート、または「Generate Support Info」をクリックして作成されるレポートには、アクティビティログが含まれています。

エラーログ

エラーログが保存される場所はレルムごとに異なります。NetWare レルムでは $TNHOME/NW/log に、LM-NT-OS/2 レルムでは $TNHOME/NB/log に、AppleTalk レルムでは $TNHOME/AT/log に作成されます。エラーログには、そのレルムの起動情報と起動時に生成されたメッセージが共通ログ形式で記録されます。クライアントがあるレルムのサービスに接続できない場合は、そのレルムのログファイルにアクセスして TAS 起動時のエラーメッセージを調べることができます。

TotalAdmin からエラーログにアクセスするには、次のリンクをたどります。

アクティビティログ

各レルムへの接続アクティビティのログを保存するには、各ファイルサービスに対してアクティビティログ属性を有効にします。アクティビティログの有効/無効はサービスごとに切り替えられます。アクティビティログのファイル名は activity.tn で、各レルムのサービス終了時に次の統計情報が記録されます。

クライアントがサーバーに接続するたびにアクティビティログが生成されるようにする手順を次に示します。

  1. 次のリンクをたどります。

    各レルム ->「Manage File Services」-> [サービスを選択] ->「Administer」->「Configuration」

  2. 「Log activity」オプションを選択します。

    UNIX コマンドラインからするアクティビティログを有効にするには、サーバーに対して telnt セッションを開いて次のコマンドを実行します。

    ./tnservice -M -r NB -s service -a activity=on