ユーザーがクライアント PC の電源を切ったりリブートしたりすると、ネットワーク接続が切れます。これがデータ転送中に起こった場合、TAS はただちにその状態を検出して関連プロセスを終了します。ところが、クライアントとサーバー間にトラフィックが存在しないときは、TAS がセッションの切断を検出するのに数分かかります。タイムアウト値はホストシステムによって異なりますが、通常は 5 分程度です。TAS はタイムアウトが発生してから関連プロセスを終了します。
デフォルトでは、TAS はホストのトランスポート層のキープアライブ機能を使用して、セッションがアクティブかどうかを調べます。telnet などの別のアプリケーションでアクティブでないセッションが終了しない場合は、トランスポートのベンダーがキープアライブ機能を提供していないことが考えられます。その場合は、各レルム ->「Manage File Services」-> [サービスを選択] ->「Administer」->「Configuration」というリンクをたどるか、tnservice を実行して、NetBIOS のキープアライブを使用するように TAS を構成しておきます。