TAS 4.1.1 からアップグレードする場合には、以下の手順に従います。
すべてのボリュームを含めて、TAS の現在のバージョンをバックアップします。
TAS 5.2 CD をドライブに装着します。
以下のコマンドを使用して、ディレクトリを tnconvert の場所に変更します。ここで、mntpnt はマウント・ポイントを、OSversion は以下の表にある変換するプラットフォームの名前を表しています。
# cd /mntpnt/TAS/OSversion |
プラットフォーム |
OSversion |
---|---|
AIX |
aix4_1_4 |
SPARC 上の Solaris |
solaris2_5_1/sparc |
i386 上の Solaris |
solaris2_5_1/i386 |
HP 10.10 および 10.20 |
hpux10_20 |
IRIX 5.3 |
irix5_3 |
IRIX 6.x |
irix6_x |
下記の形式を使用して tnconvert を実行します。コマンドのオプションの詳しい説明は、「アップグレードの概要」を参照してください。
# tnconvert [-f] [-k activation-key] |
以下の例は、SPARC 上の Solaris の場合に、CD を装着して tnconvert を実行するコマンドのシーケンスを示しています。
# cd /cdrom/totalnet_advanced_server/TAS/solaris2_5_1/sparc # ./tnconvert |
tnconvert が正しく実行されたかどうかを確認するには、/etc/totalnet/convert ディレクトリの log.tnconv ファイルをチェックします。TAS 5.2 の tnconvert 用のログファイルには、それぞれの変換手順、元の構成のコピー、新しい構成のコピーなど、以前のリリースに比べて多くの情報が含まれています。
以下のコマンドシーケンスを使用して、TAS と TotalAdmin を停止します。
# cd /opt/TAS/tn # ./tnshut # cd totaladmin/W3/bin # ./tnadmin.sh stop |
ドライバをアンロードします。
# cd /opt/TAS/tn # ./tniunload # ./atunload |
Solais または AIX を使用している場合、すなわち、システムが NetBEUI を実行している場合は、tniunload と atunload に加えて nbuunload も実行します。
# ./nbuunload |
以下の表の該当する手順に従って、古いパッケージを削除します。
プラットフォーム |
コマンド/命令 |
---|---|
AIX |
smit を使用します。 |
SPARC/i386 |
コマンド pkgrm TAS TASDOC を実行します。 |
HP 10.x |
コマンド swremove -x autoreboolt=true TAS TASDOC を実行します。 |
IRIX |
コマンド inst -a -R TAS を実行し、次にディレクトリ /opt/TAS/tn と /opt/TAS を削除します。 |
プラットフォームに合った手順に従って、TAS 5.2 をインストールします。
以下の形式を使用して atconvert を実行します。dir 変数は、ボリュームのディレクトリパスを表しています。
# cd TNHOME/usr/bin # ./atconvert dir |
tnvolck を実行します。以下の例は、tnvolck を実行して、TAS 内のすべてのボリュームの同期をとるコマンドのシーケンスを示しています。コマンドオプションの詳細な説明を参照してください。
# ./tnvolck -a |
TotalNET システムを起動します。
# cd TNHOME/usr/sbin # ./tnstart |
第 4 章「TAS の一般的な問題」を読んでください。
「TNAS への接続と文書へのアクセス」の手順に従って、TNAS に接続して、TAS を管理します。
アップグレードする場合には、初期設定を実行する必要はありません。