この節で説明してきた親子関係の 4 つのケースそれぞれについて、プットバックトランザクション実行時にワークスペース管理ツールが行う処理を、表 2-3 にまとめます。表 2-4 は同様に、ブリングオーバートランザクションを実行した場合の処理をまとめたものです。
表 2-3 ブットバック実行時の処理
ケース |
親のファイル |
子のファイル |
ワークスペース管理ツールの処理 |
---|---|---|---|
1 |
変更なし |
変更なし |
なし |
2 |
変更なし |
変更あり |
親のファイルを更新 |
3 |
変更あり |
変更なし |
プットバックを中止し、開発者に通知 |
4 |
変更あり |
変更あり |
プットバックを中止し、開発者に通知 |
表 2-4 ブリングオーバー実行時の処理
ケース |
親のファイル |
子のファイル |
ワークスペース管理ツールの処理 |
---|---|---|---|
1 |
変更なし |
変更なし |
なし |
2 |
変更なし |
変更あり |
なし |
3 |
変更あり |
変更なし |
子を更新 (SCCS ファイルを変更) |
4 |
変更あり |
変更あり |
SCCS 履歴ファイルをマージし、衝突の存在を開発者に通知 |