ごくまれではありますが、親ワークスペースと子ワークスペースで同時に同じファイルの名前が変更されることがあります。これを、名前変更の衝突と呼びます。たとえば、親ワークスペースでファイル "C" が "D" という名前に変更され、同時に子ワークスペースでは "E" に変更された場合です。
名前変更の衝突が発生した場合、ワークスペース管理ツールは親の "D" と子の "E" が実際には同じであることを判別します。このような場合、ワークスペース管理ツールは次のような処置を行います。
子のファイル名を使用して衝突があることを報告します。
子のファイル名を自動的に親のファイル名に変更して、この衝突を解決します。常に (プットバックトランザクションの場合でも)、親にあるファイルの名前が選択されます。
ワークスペース管理ツールが名前変更の衝突を検出すると、「トランザクション出力」ウィンドウに次のようなメッセージが表示されます。
名前の衝突です: name_in_child 名前変更 旧: name_in_child 新: name_in_parent