Sun Ray インターコネクトファブリックとは、Sun Ray サーバーを appliance に接続するために必要な構成要素 (ケーブル、スイッチ、ハブ) の集合体を指します。
この環境は、さまざまな状況で最大帯域幅を実現し、応答時間を最小化し、Sun Ray 1 appliance と Sun Ray サーバーとの間での高レベルの混雑の発生を防ぐことができるハードウェア構成要素で構成する必要があります。
この節では、インターコネクトファブリックに関する次の必要事項について説明します。
Sun Ray ネットワークを新規に構築するとき、または既存の構成を変更するときには、次のガイドラインに従ってください。
Sun Ray 1 appliance と Sun Ray サーバーの接続には、公衆ネットワークまたは企業ネットワークを使用しないでください。
Sun Ray サーバーをルーターとして構成しないでください。
トラフィックの多重化を、常に統計的に適切にしてください (安全比率は 10 : 1 です。たとえば、1 ギガビットリンク経由の場合は、100 台の appliance を接続できます)。
大規模なネットワーク構成は避け、ネットワーク管理に手間のかからない単純な装置を使用してください。
可能な限り、全二重ネットワークを使用してください。
LAN 上のコンピューティングノードの接続には、Ethernet スイッチを使用します。Sun Ray インターコネクトファブリックに使用可能な互換性のあるスイッチについての情報は、次のWeb サイトを参照してください。
http://www.sun.com/nc/sunray1
http://www.sun.co.jp/nc/sunray1
インターコネクトファブリックに使用するスイッチの選定にあたっては、次の事項に注意してください。
すべてのポートの自動ネゴシエーションが正しく機能すること。
サーバーとスイッチの間の距離を延長するには、光ファイバケーブルを使用します。
製造元 |
モデル |
---|---|
3Com |
SuperStack II Switch 3900 |
Foundry Networks |
FastIron 24 BigIron 72 |
Extreme Networks |
Summit/48 |
インターコネクトファブリックに使用するハブの選定にあたっては、次の事項に注意してください。
必要な場合以外は、ハブを使用しないでください。
ハブには半二重のものを、スイッチには全二重のものを使用してください。
スイッチと appliance の間でクライアントを増設する場合にのみ、ハブを使用してください。
ハブを使用する場合は、スイッチでの帯域幅は低減させないでください (ハブではすべての帯域幅を共有し、スイッチではすべての帯域幅を使用します)。
ハブに接続するポートの数は 12 を上限としてください。
ハブを使用できるのは、30 台未満の appliance を設置する場合までです。