Solaris Easy Access Server 3.0 ご使用にあたって

[New] 自動的にマウントされる Solaris のホームディレクトリは、Windows NT クライアントで必ずしも自動的に使用可能にならない


注 -

以下の記述と回避方法は、経験のある Solaris システム管理者を対象としています。


リモートで保存された Solaris ホームディレクトリは、ユーザーが自分のアカウントにアクセスする場合に、通常は自動的にマウントされます。SunLink Server の現在のリリースでは、SunLink Server システム上で保存されていない Solaris のホームディレクトリには Windows NT クライアントから自動的にアクセスすることはできません。しかし、SunLink Server プログラムと同じシステムで保存されたホームディレクトリは、Windows NT クライアントで使用できます。

この問題が起こるのは、 autofs ファイルシステムのモニターはすべてディレクトリにアクセスしようとするためです。ファイルシステムが、デフォルトで指定されている 5 分以内にアクセスされないと、ファイルシステムはマウント解除されます。そのため net share/home で実行されると、クライアントから「共有」が接続されてホームディレクトリへのアクセスがマウント解除されます。 この問題は、autofs デーモンがユーザーが Windows クライアントシステムからディレクトリにアクセスしていることを確認できないために起こります。

回避方法 : /home ディレクトリ用の自動マウントマップエントリを -nobrowseから -browse に変更して、SunLink Server が /home のサブディレクトリを参照できるようにしてください。