Sun Cluster 2.2 のシステム管理

Sun StorEdge A3x00 格納装置または Sun StorEdge A1000 格納装置の追加

この節では、Sun StorEdge A3x00 または Sun StorEdge A1000 の拡張装置を追加するための作業について説明します。これらの作業は、Sun Cluster を稼動させたまま行えます。


注 -

拡張装置内のファームウェアをアップグレードする方法については、システムのハードウェアサービスマニュアルを参照してください。


ディスク格納装置を追加するには

  1. すべての論理ホストを、新しい格納装置を使用するクラスタ内の Sun Cluster ノードの 1 つにスイッチオーバーします。

    phys-hahost1# haswitch phys-hahost2 hahost1 hahost2
    
  2. マスターする論理ホストがなくなったノードで、Sun Cluster を停止します。

    phys-hahost1# scadmin stopnode
    
  3. Sun Cluster ノードにディスクインタフェースカード (UDWIS) を追加します。

    UDWIS インタフェースカードに付属している説明書を参照してください。

  4. UDWIS カードをディスク格納装置に接続します。

  5. 新しい UDWIS カードが入ったノードで、再構成再起動を行います。

    phys-hahost1# boot -r
    
  6. このノードで Sun Cluster を起動します。

    phys-hahost1# scadmin startnode
    
  7. 論理ホストをクラスタ内の別のノードにスイッチオーバーします。

    phys-hahost1# haswitch phys-hahost1 hahost1 hahost2
    
  8. マスターする論理ホストがなくなったノードで、手順 2 から 手順 6 を行います。

  9. クラスタにディスクサブシステムを組み込みます。

    拡張装置と SSVM または CVM のマニュアルを参照して、ディスク構成を設定してください。

  10. 両方のノードで haswitch(1M) コマンドを実行し、新しい構成を Sun Cluster に組み込みます。

    # haswitch -r