Sun Cluster 2.2 のシステム管理

UDWIS カードを切り離すには

  1. haswitch(1M) コマンドを使用して、サービス対象の Sun Cluster ノードから論理ホストをすべて移動させます。

    phys-hahost1# haswitch phys-hahost2 hahost1 hahost2
    
  2. ハードウェアサービスに関わる SCSI バスの動作を停止します。

    Sun StorEdge A3x00 または Sun StorEdge A1000 に使用される両方の SCSI バスが共通ボードに存在する構成では、一方のバスを選択してこの手順を実行してください。このボードに複数の拡張装置が接続されている場合は、各拡張装置上の 1 つのバスを同時に準備できます。UDWIS カードだけを交換すればよい場合は、ほかの拡張装置は接続したままにしておけます。

    この手順は、RAID Manager ソフトウェアの Maintenance/Tuning アプリケーションを使用して行なってください。

  3. ディスク拡張装置の末端部で、停止した各 SCSI バスケーブルを取り外し、適切なターミネータを取り付けます。

    拡張装置に使用されているもう一方の SCSI バスもこのボードに接続されていて、システムボードや I/O ボードの交換などのためにこのバスも除去しなければならない場合は、すべての I/O の経路を最初の SCSI バス (この手順で終端したバス) に設定してください。拡張装置の末端部で SCSI ケーブルを取り外し、終端してください。

  4. 以上で、システムボードまたは I/O ボードのサービスの用意が整います。

    用意した UDWIS カードから SCSI ケーブルを切り離し、必要なハードウェアサービス作業を行います。この作業が終了した後、以下の手順に従って本来の接続を確立し直します。このノードを停止したまま (電源を落としたまま) 継続してください。

  5. 必要に応じて、再接続が必要な拡張装置ごとに SCSI バスを 1 つ停止します。

  6. これらの接続のターミネータを取り外します。

    これは、手順 3 で取り付けたターミネータです。

  7. 拡張装置と UDWIS カード間で SCSI ケーブルを接続し直します。

  8. この作業によって拡張装置に対する別の SCSI 接続が影響を受けた場合は、すべての I/O の経路を新しく接続し直した SCSI バスに設定し、ターミネータを取り外します。その後で拡張装置と UDWIS カード間のケーブルを接続し直します。

  9. このノードを起動します。

  10. RAID Manager ソフトウェアを使用して、論理ユニット (LUN) の分布を標準の構成に戻します。

  11. haswitch(1M) コマンドを使用して、サービスを受けていた haswitch(1M) ノードにすべての論理ホストを戻します。

    phys-hahost1# haswitch phys-hahost1 hahost1