SCI (Scalable Coherent Interface) は、クラスタノード間のメモリー共有を可能にする、メモリーを使用した高速のインターコネクトです。SCI プライベートインターコネクトは、SCI に基づく伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル (TCP/IP) ネットワークインタフェースで構成されます。
スイッチまたはハブによって、どのような規模のクラスタでも相互接続できます。ただし、ポイントツーポイント接続できるのは 2 ノードのクラスタだけです。SCI リンクとスイッチに対するセッションは、システム管理エージェント (SMA) ソフトウェアコンポーネントによって管理されます。
Sun Cluster では、基本的な SCI トポロジとして、次の 3 つをサポートしています (図 1-1 と 図 1-2 を参照)。
2 つの SCI スイッチを必要とする、3 ノードまたは 4 ノードのクラスタ
ポイントツーポイント接続された 2 ノードのクラスタ
2 ノードの交換方式のクラスタ (最低限の運用中断で将来のクラスタノードの拡張を可能にする、4 ノードのクラスタの縮小構成)