Solaris Resource Manager 1.1 のシステム管理

Solaris Resource Manager のデーモンの起動

Solaris Resource Manager ユーザーモードデーモンは、limdaemon(1MSRM) プログラムです。このプログラムは、通常、実行レベル 2 または 3 への移行時に Solaris Resource Manager の init.d スクリプトの最後の手順として呼び出されます。これは、カーネルによって呼び出される SYS クラスの srmgr システムプロセスとは違うので注意してください。次の ps(1) リストには、両方のプロセスが表示されています。

# ps -efc | egrep 'limdaemon|srmgr' 
root     4     0  SYS  60 18:42:14 ?        0:05 srmgr    
root    92     1  SHR  19 18:42:32 ?        0:41 limdaemon
 

limdaemon プログラムは次のことを行います。

limdaemon は、Solaris Resource Manager のログインセッションの通知を受け取ると、すべてのユーザーの端末接続時間を監視し、それぞれの接続制限時間をチェックします。接続制限時間に近づくと、そのユーザーに通知メッセージを送信します。制限時間に達すると、猶予時間後にそのすべてのプロセスを停止し、ログアウトします。

limdaemon プログラムは、接続時間使用量を減少させます。接続時間制限値を適用する場合は、その端末デバイスカテゴリの使用量を減少させる必要があります。limdaemon コマンド行オプションの詳細は、limdaemon の使い方」を参照してください。