Solaris Resource Manager ユーザーモードデーモンは、limdaemon(1MSRM) プログラムです。このプログラムは、通常、実行レベル 2 または 3 への移行時に Solaris Resource Manager の init.d スクリプトの最後の手順として呼び出されます。これは、カーネルによって呼び出される SYS クラスの srmgr システムプロセスとは違うので注意してください。次の ps(1) リストには、両方のプロセスが表示されています。
# ps -efc | egrep 'limdaemon|srmgr' root 4 0 SYS 60 18:42:14 ? 0:05 srmgr root 92 1 SHR 19 18:42:32 ? 0:41 limdaemon |
通知メッセージを受け取り、宛先ユーザーの端末に転送します。
ログインやログアウトの通知メッセージを受け取り、現在進行中のすべての Solaris Resource Manager のログインセッションを正確に記録します。
すべてのユーザーの接続時間使用量を、現在進行中の Solaris Resource Manager のログインセッションの使用量を使って定期的に必要に応じて更新します。
接続制限時間に達したユーザーを検出し、一定の猶予時間後にこのプロセスを停止し、必要に応じてログアウトします。
syslog(3) を使用するすべてのアクションを syslogd(1M) に記録します。
limdaemon は、Solaris Resource Manager のログインセッションの通知を受け取ると、すべてのユーザーの端末接続時間を監視し、それぞれの接続制限時間をチェックします。接続制限時間に近づくと、そのユーザーに通知メッセージを送信します。制限時間に達すると、猶予時間後にそのすべてのプロセスを停止し、ログアウトします。
limdaemon プログラムは、接続時間使用量を減少させます。接続時間制限値を適用する場合は、その端末デバイスカテゴリの使用量を減少させる必要があります。limdaemon コマンド行オプションの詳細は、「limdaemon の使い方」を参照してください。