Solaris Resource Manager 1.1 のシステム管理

limreport コマンド

limreport(1SRM) コマンドで出力される情報では、値が常に基本 (非拡張) 形式で表示されます。拡張単位で値を表示するには、変換単位を式で明示的に指定する必要があります。たとえば、すべてのユーザーの仮想メモリーの合計使用量をキロバイトで表示する場合は、次のように指定します。

# limreport 'flag.real' '%-8.8s %d KB¥n' lname '(memory.usage+1k-1)/1k' 

この例でわかるように、数字の拡張接尾辞を式で指定できるので、基本単位から拡張単位への変換が簡単にできます。

属性によっては、内部単位がその「基本」形式と同じでない場合がありますが、すべての Solaris Resource Manager プログラムが拡張単位や基本単位への変換を行うため、ユーザーは通常このことを意識する必要はありません。しかし、たとえば、limreport の選択式に正確なバイト数を指定しても、数字が対応する内部単位の整数倍でない限り、この式が一致することはありません。