limreport や limadm コマンドを使用すれば、管理者は、何人のユーザーの l ノードでも、その内容を簡単に保存または復元できます。limreport コマンドでは保存する l ノードの選択と抽出を行い、limadm コマンドではそれを復元します。次の節で説明するように、l ノードのコピーと l ノード構造の変更では、このようなコマンドの組み合わせが最も一般的に使用されています。
limreport コマンドでは、ユーザー属性の選択や表示を柔軟に行えます。このコマンドには 2 つのレベルの選択があります。l ノードの選択と、選択した l ノードごとに表示する属性の選択です。l ノードの選択には選択式を使用します。この式は、1 つの式でも、C 形式の論理演算子で一連の条件を結合したものでもかまいません。属性の選択には、属性の記号名リストを使用します。属性をどのように表示するかは、C 形式に似た形式制御文字列で指定できます。この制御文字には Solaris Resource Manager の特別な型を処理する拡張を組み込むことができます。形式制御文字として「-」を指定すると、属性はデフォルト形式で表示されます。詳細は、limreportlimreport(1SRM) のマニュアルページを参照してください。