Lotus Domino サーバーは、HTTP、POP3、IMAP、NNTP、LDAP サーバーとして構成できます。同じクラスタに Lotus Domino サーバーと Sun Cluster HA for Netscape サーバーを共存させる場合は、いくつかの制限があります。インストール中に指定する Lotus Domino のサーバータスクを決定するにあたっては、表 13-1 で簡単に説明している全般的なガイドラインを参照してください。
ポート番号を割り当てるときは、Sun Cluster または Solaris がすでに予約しているポートを使用してはなりません。詳細は、「Sun Cluster の予約済みデフォルトポート番号」を参照してください。
表 13-1 Lotus Domino Server のオプション - 全般的なガイドライン
サーバータスク |
サポートされるクライアントタイプ |
制限事項 |
デフォルトポート |
---|---|---|---|
HTTP |
web ブラウザ (Netscape Navigator、Microsoft Internet Explorer など) |
Netscape Enterprise Server と Lotus HTTP サーバーを両方とも 1 つのクラスタにインストールしているときは、未使用のポート番号を Netscape Enterprise Server に割り当てる。 |
80 |
IMAP |
POP3 (Post Office Protocol 3) または IMAP (Internet Message Access Protocol) を使用するインターネットメールクライアント |
Netscape Mail と Lotus IMAP サーバーを両方とも 1 つのクラスタにインストールしているときは、未使用のポート番号を Netscape Mail に割り当てる。 |
110 (POP3) 143 (IMAP) |
LDAP |
LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) を使用するインターネットディレクトリクライアント |
Netscape Directory Server と Lotus LDAP サーバーを両方とも 1 つのクラスタにインストールしているときは、未使用のポート番号を Netscape Directory Server に割り当てる。 |
389 |
NNTP |
NNTP (Network News Transfer Protocol) を使用するインターネットニュースリーダー |
Netscape Collabra Server と Lotus NNTP サーバーを両方とも 1 つのクラスタにインストールしているときは、未使用のポート番号を Netscape Collabra Server に割り当てる。 |
119 |
SMTP/MIME |
SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) を使用するインターネットメールクライアント |
Netscape Messaging Server (または、Netscape Mail Server) と Lotus SMTP/MIME を両方とも 1 つのクラスタにインストールしているときは、未使用のポート番号を Netscape アプリケーションに割り当てる。 |
なし |