VERITAS NetBackup と Sun Cluster HA for NetBackup をインストールする前に、次の注意事項を考慮してください。図 14-1 に、構成の制限を示します。
VERITAS NetBackup は単一インスタンスのデータサービスです。1 つのクラスタでは VERITAS NetBackup の複数のインスタンスを実行できません。
NetBackup マスターサーバーはクラスタ内にインストールする必要があります。
NetBackup クライアントはクラスタの内側にも外側にも存在できます。
NetBackup スレーブサーバーとバックアップデバイス (テープライブラリや光学スキャナなど) はクラスタ内に入れることはできません。
NetBackup マスターサーバーに関連する共有ディスクは、日々増大していく NetBackup の管理ファイルとログを格納できる容量でなければなりません。管理ファイルとログの大きさは、各自の構成に必要なバックアップ活動量によって異なります。
NetBackup の起動スクリプトとシャットダウンスクリプト (S77netbackup と K77netbackup) のエントリは、クラスタノード上の rc sスクリプトに追加してはなりません。NetBackup の起動スクリプトとシャットダウンスクリプトは、クラスタノードの起動とシャットダウンから隔離する必要があります。