第 17 章   構成スタイルの適用


構成スタイルは、さまざまな仮想サーバが維持管理する特定のファイルやディレクトリに対して、一連のオプションを簡単に適用する方法です。たとえば、アクセスロギングを設定する構成スタイルを作成することができます。ログに記録したいファイルやディレクトリにその構成スタイルを適用すれば、仮想サーバ内のすべてのファイルやディレクトリに対して、個別にアクセスロギングを構成する必要はありません。

この章は、次の節から構成されています。

• 構成スタイルの作成

• 構成スタイルの割り当て

• 構成スタイルの割り当ての一覧表示

• 構成スタイルの編集

• 構成スタイルの削除

構成スタイルの作成

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構成スタイルを作成するには、次の手順を実行します。

1. Class Manager にアクセスします。

2. 「Styles」タブを選択します。

3. 「New Style」リンクをクリックします。

4. 構成スタイルに付ける名前を入力します。「OK」をクリックします。

   iPlanet Web Server によって「Edit a Style」ページが表示されます。

5. ドロップダウンリストから、編集する構成スタイルを選択し、「Edit this Style」をクリックします。

6. 使用できるリンクのリストから、スタイルを構成するカテゴリをクリックします。

   表 17-1 にリストされている情報を構成できます。

7. 表示されるフォームに必要事項を入力し、「OK」をクリックします。

8. 構成スタイルのほかの構成を変更するには、手順 6 と 7 を繰り返します。「OK」をクリックします。

編集するスタイルを選択すると、リソースピッカーに、ほかのリソースではなく構成スタイルが表示されます。スタイルの編集が終了したら、「OK」をクリックし、その後、「Apply」をクリックします。リソースピッカーのスタイルモードが終了します。また、リソースピッカーから「Exit styles mode」を選択して、スタイルモードの終了を選択することもできます。リソースピッカーの詳細については、第 1 章「iPlanet Web Server の概要」の 「リソースピッカーの使用」を参照してください。

表 17-1    構成スタイルのカテゴリ 

カテゴリ	説明
CGI File Type (CGI のファイルタイプ)	ファイルタイプとして CGI を有効にします。CGI の詳細については、第 15 章「プログラムによるサーバの拡張」の 「CGI プログラムのインストール」 を参照してください。
Character Set (文字セット)	リソースの文字セットを変更できます。文字セットの詳細については、第 16 章「コンテンツ管理」の 「文字セットの変更」を参照してください。
Default Query Handler (デフォルトの照会ハンドラ)	サーバリソースに対してデフォルトの照会ハンドラを設定できます。照会ハンドラの詳細については、第 15 章「プログラムによるサーバの拡張」の 「照会ハンドラの使用」を参照してください。
Document Footer (ドキュメントのフッター)	サーバリソースにドキュメントフッターを追加できるようにします。
Dynamic Configuration (動的構成)	Server Manager へのアクセス権を与えることなく、ほかのユーザに構成オプションのサブセットを与えることができるようになります。
Error Responses (エラー応答)	サーバでエラーが発生した場合にクライアントに表示されるエラー応答を、カスタマイズできるようになります。
Log Preferences (ログ設定)	アクセスログの詳細を設定できるようになります。ログの詳細設定については、第 9 章「ログファイルの使用」の 「ログの詳細設定」を参照してください。
Remote File Manipulation (リモートファイル操作)	クライアントがファイルのアップロード、ファイルの削除、ディレクトリの作成、ディレクトリの削除、ディレクトリの中身のリスト表示、サーバ上のファイルの名前変更などを実行できるようにします。
Require Stronger Security (より強力なセキュリティを要求)	より強力なセキュリティ要件を要求できます。
Restrict Access (アクセスの制限)	サーバ全体またはサーバの一部へのアクセスを制限できます。アクセス制御の詳細については、第 8 章「サーバへのアクセス制御」を参照してください。
Server Parsed HTML (サーバが解析する HTML)	ファイルがクライアントに送信される前に、サーバが解析するかどうかを指定できます。

詳細については、オンラインヘルプの「「Create a New Style」ページ」を参照してください。

構成スタイルの割り当て

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構成スタイルを作成すると、仮想サーバ内のファイルやディレクトリに割り当てることができます。個々のファイルやディレクトリを指定することも、ワイルドカードパターン (*.gif など) を指定することもできます。

構成スタイルを割り当てるには、次の手順を実行します。

1. Class Manager にアクセスします。

2. 「Styles」タブを選択します。

3. 「Assign Style」リンクをクリックします。

4. この構成スタイルを適用する URL の接頭辞を入力します。

   ドキュメントルート内のディレクトリを選択する場合は、ドキュメントルートの後ろのパスだけを入力します。ディレクトリの後に /* を入力すると、構成スタイルがそのディレクトリ内のすべてのファイルに適用されます。

5. 適用する構成スタイルを選択します。

   以前にリソースに適用した構成スタイルを削除するには、「None」構成スタイルを適用します。「OK」をクリックします。

詳細については、オンラインヘルプの「「Assign a Style」ページ」を参照してください。

構成スタイルの割り当ての一覧表示

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構成スタイルを作成し、ファイルやディレクトリに適用すると、構成スタイルとその適用先の一覧を表示できます。

構成スタイルの割り当てを一覧表示するには、次の手順を実行します。

1. Class Manager にアクセスします。

2. 「Styles」タブを選択します。

3. 「List Assignments」リンクをクリックします。

   iPlanet Web Server によって、サーバリソースに適用された構成スタイルを示す「List Assignments」ページが表示されます。

4. 構成スタイルの割り当てを編集するには、構成スタイル名の隣にある「Edit」リンクをクリックします。

詳細については、オンラインヘルプの「「List Assignments」ページ」を参照してください。

構成スタイルの編集

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構成スタイルを編集するには、次の手順を実行します。

1. Class Manager にアクセスします。

2. 「Styles」タブを選択します。

3. 「Edit Style」リンクをクリックします。

4. 編集する構成スタイルを選択し、「Edit this style」ボタンをクリックします。

5. 使用できるリンクのリストから、スタイルを構成するカテゴリをクリックします。

   カテゴリの詳細については、「構成スタイルの作成」節を参照してください。

6. 表示されるフォームに必要事項を入力し、「OK」をクリックします。

7. 構成スタイルのほかの変更を行うには、手順 5 と 6 を繰り返します。「OK」をクリックします。

編集するスタイルを選択すると、リソースピッカーに、ほかのリソースではなく構成スタイルが表示されます。スタイルの編集が終了したら、「OK」をクリックし、その後、「Apply」をクリックします。リソースピッカーのスタイルモードが終了します。また、リソースピッカーから「Exit styles mode」を選択して、スタイルモードの終了を選択することもできます。リソースピッカーの詳細については、第 1 章「iPlanet Web Server の概要」の 「リソースピッカーの使用」を参照してください。

詳細については、オンラインヘルプの「「Edit a Style」ページ」を参照してください。

構成スタイルの削除

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構成スタイルを削除する前に、構成スタイルが適用された割り当てを削除します。構成スタイルを削除する前にこれを実行しない場合は、仮想サーバのクラスの obj.conf ファイルを手動で編集し、ファイル内の構成スタイルを検索し、それを None に置換する必要があります。この検索と置換を行わないと、適用されていた構成スタイルが削除されたファイルやディレクトリにアクセスしたユーザは、サーバの構成が間違っているというエラーメッセージを受信します。

構成スタイルを削除するには、次の手順を実行します。

1. Class Manager にアクセスします。

2. 「Styles」タブを選択します。

3. 「List Assignments」リンクをクリックします。

4. 削除する「Edit Style Assignment」を選択します。

5. 「Remove this assignment」をクリックします。

詳細については、オンラインヘルプの「「Remove a Style」ページ」を参照してください。