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iPlanet Web Server, Enterprise Edition インストールと移行 |
第 2 章 iPlanet Web Server, Enterprise Edition の UNIX へのインストール
この章では、UNIX システムに iPlanet Web Server をインストールする方法を説明します。 次のセクションが含まれます。
UNIX プラットフォームへのインストール
UNIX プラットフォームへのインストール
このセクションでは、iPlanet Web Server を UNIX プラットフォームにインストールする方法について説明します。
バージョン 6.0 のサーバは、以前のバージョンの Web サーバ用サーバルートディレクトリとは異なるサーバルートディレクトリにインストールする必要があります。
適正なユーザでのログイン
次の条件を満たしていない場合、iPlanet Web Server のインストール前には root でログインする必要があります。
iPlanet Web Server を 1024 より大きいポートにインストールする。
これらの条件を満たしている場合、root ではなく、Administration Server が使用するユーザアカウントでログインできます。 上記の条件を満たしている場合でも、root でログインできます。
ファイルの展開
iPlanet Web Server ファイルを取得して展開するには、次の手順を実行します。
iPlanet Web Server, Enterprise Edition CD からのインストール
iPlanet Web Server, Enterprise Edition CD をドライブに挿入します。
CD 上で、使用する UNIX オペレーティングシステム名のディレクトリに移動します。
- cd /cdrom
インストールディレクトリに移動します。
- cd solaris
tar ファイルを、CD からホームディレクトリまたは一時ディレクトリにコピーします。
- cd entprise
ファイルをコピーした UNIX マシンのディレクトリに移動します。
- cp ee60sol.tar /tmp/iwsinstall
注 ファイルを展開すると、展開先のディレクトリのアクセス権が変更されて、アプリケーションからの書き込みができなくなります。 この問題を避けるには、アクセス権を変更可能なディレクトリでファイルを展開してください。 たとえば、/tmp の代わりに、 /tmp のサブディレクトリ (/tmp/iwsinstall など) を使用します。
- ファイルのコピーには、時間が少しかかる場合があります。
tar -xvf filename.tar と入力して、ファイルを展開します。
- cd /tmp/iwsinstall
- tar -xvf ee60sol.tar
- このコマンドにより、サーバファイルが展開され、一時ディレクトリ構造がカレントディレクトリに作成されます。 ファイルの展開には、時間が少しかかる場合があります。 ファイルの展開により、WebServer ディレクトリ、および LICENSE.txt、README.txt、setup、setup.inf、installWrapper、template.inf ファイルが作成されます。
http://www.iplanet.com/downloads/download からファイルをダウンロードし、一時ディレクトリに保存します。
ファイルをコピーした UNIX マシンのディレクトリに移動します。
gunzip filename.tar.gz と入力して、.gz ファイルを展開します。 ファイル名は、次の形式になります。
- cd /tmp/iwsinstall
tar -xvf filename.tar と入力して、解凍したファイルを展開します。
- ee60platform.tar.gz
- 例を示します。
- ee60sol.tar.gz.
- このコマンドにより、サーバファイルが展開され、一時ディレクトリ構造がカレントディレクトリに作成されます。 ファイルの展開には、時間が少しかかる場合があります。 ファイルの展開により、WebServer ディレクトリ、および LICENSE.txt、README.txt、setup、setup.inf、installWrapper、 template.inf ファイルが作成されます。
注 ファイルを展開すると、展開先のディレクトリのアクセス権が変更されて、アプリケーションからの書き込みができなくなります。 この問題を避けるには、アクセス権を変更可能なディレクトリでファイルを展開してください。 たとえば、/tmp の代わりに、 /tmp のサブディレクトリ (/tmp/iwsinstall など) を使用します。
セットアッププログラムの実行
セットアッププログラムを実行して、iPlanet Web Server をインストールします。インストール処理では、高速インストール (Express Installation)、標準インストール (Typical Installation)、カスタムインストール (Custom Installation) のいずれかを選択できます。 通常は、標準インストール (Typical Installation) またはカスタムインストール (Custom Installation) を選択してください (この 2 つは同等です)。 標準インストール (Typical Installation) またはカスタムインストール (Custom Installation) を選択すると、コンポーネントのインストールおよび設定をより柔軟に行えます。
ユーザが初心者であるか、製品の評価目的で使用する場合には、高速インストール (Express Installation) を選択してください。 高速インストール (Express Installation) では、ポート番号やインストールするコンポーネントがあらかじめ設定されています。
括弧で指定されたデフォルト設定 (「All」など) を受け入れる場合、Enter キーを押します。
CTRL+B キーを押すと、前の画面に戻ります (すべての画面でこのキーシーケンスが有効なわけではありません)。
CTRL+C キーを押すと、インストールプログラムを中止します。
複数の項目を選択する場合、数字をコンマで区切って入力します (例、1, 2, 3)。
標準またはカスタムインストール
通常は、標準またはカスタムインストールを選択してください。
ファイルを展開したディレクトリに移動します (ファイルを展開したディレクトリにまだ移動していない場合)。
これで、使用する iPlanet Web Server を構成可能になりました。 詳細は、iPlanet Web Server の『管理者ガイド』を参照してください。./setup と入力して、サーバのインストールを開始します。
Enter キーを押して、インストールを続行します。
- root ユーザ (スーパーユーザ) でログインしていないか、十分な書き込み権限を持っていない場合、エラーメッセージが表示されます。
- 開始画面が表示されます。
ソフトウェア使用許諾契約を受け入れる場合は「Yes」を、受け入れない場合は「No」を入力します。 ライセンス条項を確認していない場合は、インストールを中止して、setup プログラムと同じディレクトリにある LICENSE.txt ファイルをお読みください。
「Typical Installation」または「Custom Installation」を選択します。
サーバルートディレクトリを入力するか、デフォルトディレクトリ (/usr/iplanet/servers) を受け入れます。
- Enter キーを押します。
すべてのコンポーネントを選択します。
- このディレクトリに、サーバファイルおよびディレクトリ構造がインストールされます。
- このディレクトリへの書き込み権限を持つユーザ (例、ディレクトリ所有者) でサーバを実行する必要があります。
インストールする iPlanet Web Server のサブコンポーネントを選択します。
- Enter キーを押します。
マシン名を入力するか、デフォルトを受け入れます。
- ここでインストールしなかったサブコンポーネントを後で使用する必要が生じた場合、インストーラを再度実行して、必要なサブコンポーネントだけをインストールできます。 ただし、インストールしたサブコンポーネントを個別にアンインストールすることはできません。
- デフォルトでは、すべてのサブコンポーネントがインストールされます。
- iPlanet Web Server 4.x からの移行時にサブコンポーネントをインストールする場合、4.x でインストールしたすべてのサブコンポーネントをインストールする必要があります。そうしないと、移行が適切に行われないために、正常に動作しない場合があります。 サブコンポーネントを追加してインストールすることもできます。
- インストールが可能なサブコンポーネントについては、以下を参照してください。
iPlanet Web Server を初めてインストールする場合、Server Core および Java Support サブコンポーネントをインストールする必要があります。 後からサブコンポーネントを追加してインストールする場合、Core サブコンポーネントを再インストールする必要はありません。
- Server Core: Administration Server および iPlanet Web Server の最初のインスタンスをインストールします。
- Java Runtime Environment: Administration Server を使用する場合、および Java とサーブレットのサポートを使用する場合には、Java Runtime Environment (JRE) または Java Developer's Kit (JDK) がインストール済みである必要があります。Java Developer's Kit は、Java 2 Software Development Kit (SDK) とも呼ばれます。 提供された JRE をインストールすることも、JDK を独自に使用することもできます。 詳細は、「Java Developer's Kit のインストール」を参照してください。
HP-UX を使用している場合、Java をインストールしなくても、JRE をインストールするか、JDK/SDK を独自に使用する必要があります。 このいずれも存在しない場合、HP-UX iPlanet Web Server は稼動しません。
- Java Support: Administration Server を使用する場合、および Java とサーブレットを使用する場合には、このサブコンポーネントをインストールします。
- iPlanet Web Server の Java サポートを利用するには、JRE または JDK/SDK も必要です。 iPlanet Web Server に付属の JRE (前のサブコンポーネントを参照) または JDK/SDK をインストールします 。
- Search and Indexing Support: サーバに関するドキュメントの内容および属性を検索する場合、このサブコンポーネントをインストールします。 サーバ管理者は、ユーザ用にテキスト検索インタフェースをカスタマイズできます。
- SNMP Support: SNMP を使用してサーバを監視する場合、このサブコンポーネントをインストールします。
iPlanet Web Server のデフォルトインスタンスを実行するときに使用する UNIX ユーザおよびグループ名を入力します。
Administration Server の実行時に使用する UNIX ユーザ名を入力します。
- デフォルトのユーザおよびグループは、nobody です。 SNMP を使用する場合は、ユーザ名を root にする必要があります。
注 HP-UX では、nobody の UID は -2 になります。 このプラットフォームでサーバを nobody で実行する必要がある場合、nobody の UID を、UID の最大値より小さい、一意の正の値に変更してください。
認証に使用する Administration Server のユーザ名およびパスワードを入力します。 パスワードを 2 度入力するよう求められます。
- たいていの場合、このユーザは root です。
Administration Server のポート番号を入力するか、デフォルトポート (8888) を受け入れます。
iPlanet Web Server のポート番号を入力します。 デフォルトは 80 です。このポートには、Administration Server ポートとは異なるポート番号を指定してください。 root でインストールしていない場合には、ポートを規定の範囲 (1024 〜 65535) にする必要があります。 root でインストールしている場合は、1024 より小さいポート番号を使用できます。
- Administration Server のポート番号は、覚えておいてください。
- 使用が制限されないように、1024 より大きいポート番号を選択してください。Administration Server に 1024 より小さいポート番号を使用すると、root でログインしない限り、サーバを起動できなくなります。 すでに使用中のポートは、選択しないでください。
- iPlanet Web Server Administration Server は、他の iPlanet サーバに同梱される iPlanet Console や Administration Server とは異なります。
- ポートに関する詳細は、「一意のポート番号の選択」 を参照してください。
サーバのコンテンツファイル (サーバにアクセスするユーザに提供するイメージ、HTML ドキュメントおよびデータ) を格納するルートディレクトリを入力します。 デフォルトは、server_root/docs です。
- デフォルトポート (ポート 80) 以外のポートを使用する場合、ホームページへのアクセスに使用する URL が変更されます。 たとえば、使用するコンピュータが www.iplanet.com で、ポート 9753 を選択した場合、サーバの URL は、
http://www.iplanet.com:9753/ になります。
- ポートに関する詳細は、「一意のポート番号の選択」 を参照してください。
Java サポートをインストールし、かつ提供された JRE をインストールしないか、独自の JDK を使用することにした場合、JDK をインストールしたディレクトリへの絶対パスを入力します。
- Java サポートをインストールする場合、JRE または JDK が必要です。 提供された JRE サブコンポーネントをインストールすることも、システムにインストール済みの JDK を使用することもできます。 詳細は、「Java Developer's Kit のインストール」を参照してください。
インストールプログラムによる iPlanet Web Server コンポーネントの抽出およびインストールが完了したら、Enter キーを押します。
- 指定したディレクトリに JDK があらかじめ存在している必要があります。
- JDK ライブラリおよびクラスが、JDK ディレクトリ内のデフォルトディレクトリ (/jre/lib および /lib) に格納されている場合、JDK LIBPATH および JDK CLASSPATH のプロンプトで Enter キーを押します。 ライブラリおよびクラスがシステム内の異なる場所に格納されている場合、そのパス名を入力します。 大半のシステムでは、これらのプロンプトでパス名を入力する必要はありません。
サーバルートディレクトリ (例、/usr/iplanet/servers) 内の https-admserv ディレクトリに移動し、./start と入力して Administration Server を起動します。 サーバルートディレクトリで ./startconsole と入力することもできます。
iPlanet Web Server を構成する場合、次の URL を使用します。
- startconsole により、Administration Server およびブラウザが起動して、Administration Server の管理ページが表示されます。
http://server_name:administration_port
- 例を示します。 http://www.iplanet.com:8888
- 管理ユーザ名およびパスワードを入力します。
高速インストール
ユーザが初心者であるか、製品の評価目的で使用する場合には、高速インストールを選択してください。 高速インストールでは、ポート番号やインストールするコンポーネントがあらかじめ設定されています。次の表に、高速インストールでの既定値を示します。 既定値とは異なる値を設定する場合は、標準またはカスタムインストールを使用してください。
インストール後に、LDAP ユーザおよびグループや JDK を使用できるようにサーバを構成することができます。 これらの変更方法の詳細は、iPlanet Web Server の『管理者ガイド』を参照してください。
ファイルを展開したディレクトリに移動します (ファイルを展開したディレクトリにまだ移動していない場合)。
これで、使用する iPlanet Web Server を構成可能になりました。 詳細は、iPlanet Web Server の『管理者ガイド』を参照してください。./setup と入力して、サーバのインストールを開始します。
Enter キーを押して、インストールを続行します。
- 開始画面が表示されます。
ソフトウェアのライセンス条項を受け入れる場合は「Yes」を、受け入れない場合は「No」を入力します。 ライセンス条項を確認していない場合は、インストールを中止して、setup プログラムと同じディレクトリにある LICENSE.txt ファイルをお読みください。
「Express Installation」を選択して Enter キーを押します。
サーバルートディレクトリを入力するか、デフォルトディレクトリ (/usr/iplanet/servers) を受け入れます。
すべてのコンポーネントを選択します。
- このディレクトリに、サーバファイルおよびディレクトリ構造がインストールされます。root は、このディレクトリへの書き込み権限を持っている必要があります。
iPlanet Web Server のデフォルトインスタンスを実行するときに、使用する UNIX ユーザおよびグループ名を入力します。
- Enter キーを押します。
Administration Server の実行時に使用する UNIX ユーザ名を入力します。
- 高速インストールの場合、このユーザは root でなければなりません。 グループには、root が所属するグループを指定する必要があります。
認証に使用する Administration Server のユーザ名およびパスワードを入力します。 パスワードを 2 度入力するよう求められます。
- たいていの場合、このユーザは root です。
インストールプログラムによる iPlanet Web Server コンポーネントの抽出およびインストールが完了したら、Enter キーを押します。
- iPlanet Directory Server を使用する場合、Administration Server のユーザが Directory Server 内に存在すること、ユーザおよびグループ管理タスクを実行するために Directory Server へのアクセス権限を持っていることを確認してください。
サーバルートディレクトリ (例、/usr/iplanet/servers) 内の https-adminserv ディレクトリに移動し、./start と入力して Administration Server を起動します。 サーバルートディレクトリで ./startconsole と入力することもできます。
iPlanet Web Server を構成する場合、次の URL を使用します。
- startconsole により、Administration Server およびブラウザが起動して、Administration Server の管理ページが表示されます。
http://server_name:administration_port
- 例を示します。 http://www.iplanet.com:8888
- 管理ユーザ名およびパスワードを入力します。
複数のマシンへのインストール
複数のマシンに iPlanet Web Server, Enterprise Edition をインストールする場合、テンプレートインストールとサイレントインストールの 2 つの方法があります。テンプレートインストールでは、インストールプログラムをローカルマシンから実行します。インストールは、複数のリモートマシンで同時に実行されます。メッセージは表示されません。
サイレントインストールでは、最初にローカルマシンに Web サーバをインストールする必要があります。次に、リモートマシンに合わせてインストールの結果生成されたログファイル install.inf を編集します。 サイレントインストールでは、リモートインスタンスを個別にインストールする必要があります。
テンプレートインストールの使用
テンプレートインストールの使用
テンプレートインストールを使用するには、template.inf と呼ばれるテンプレートファイルに、各リモートマシン用のインストール設定を入力します。 次にそのテンプレートを使用して、ローカルマシンの単一セッションから複数のマシンに Web サーバをインストールします。template.inf ファイルは、セットアッププログラムと同じディレクトリ内にあります。
ローカルマシンの /.rhosts ファイルに、Web サーバをインストールする各リモートマシン用のエントリを、次の書式で作成します。
template.inf ファイルの例を、次に示します。
ローカルマシンの /etc/hosts.equiv ファイルに、Web サーバをインストールする各リモートマシン用のエントリを、次の書式で作成します。
- remote_machine_name username
- たとえば、リモートマシンが ドメイン dogs の host1 であり、root でログインする場合、次の情報を入力します。
- host1.dogs.com root
Web サーバをインストールする各リモートマシンの /.rhosts ファイルに、ローカルマシンのエントリを、次の書式で作成します。
- remote_machine_name
- たとえば、リモートマシン名が ドメイン dogs の host1 である場合、次の情報を入力します。
- host1.dogs.com
Web サーバをインストールする各リモートマシンの /etc/hosts.equiv ファイルに、ローカルマシンのエントリを、次の書式で作成します。
- local_machine_name username
- たとえば、ローカルマシン名が ドメイン dogs の chewbacca であり、root でログインする場合、次の情報を入力します。
- chewbacca.dogs.com root
ローカルマシンで、サーバルートへのリンクを持つセットアップディレクトリを作成します。
- local_machine_name
- たとえば、ローカルマシン名が ドメイン dogs の chewbacca である場合、次の情報を入力します。
- chewbacca.dogs.com
setup の存在するディレクトリへ移動します。
- ln -s server_root/ setup-directory
HostNames: Web サーバをインストールするホスト名。コンマで区切って指定します。
Components: インストールするコンポーネント。コンマで区切って指定します。
- host1,host2,host3
SetUpLocation: テンプレートファイルにより使用されるセットアッププログラムの場所。
- Nescore,jre,snmp
- コンポーネントリストの詳細は、「標準またはカスタムインストール」の手順 8 を参照してください。
- /user/iplanet/downloads
- ホストごとに、次の情報を入力します。
[hostname]: テンプレートを使用して Web サーバがインストールされるマシン名。
InstallType: 実行するインストールタイプ。 高速インストールの場合は [1]、標準インストールの場合は [2]、カスタムインストールの場合は [3] のいずれかの番号を指定します。
SuiteSpotUserID: iPlanet Web Server のデフォルトインスタンス実行時に使用されるユーザ ID。
SuiteSpotGroup: iPlanet Web Server のデフォルトインスタンスを実行するユーザが所属するグループ。
ServerRoot: サーバのインストール先ディレクトリ。
JRE_DIR: iPlanet Web Server に付属の JRE をインストールする場合のインストール先ディレクトリ。
- /usr/iplanet/servers
HttpDocRoot: iPlanet Web Server インスタンスのドキュメントルート。
- /usr/iplanet/servers/bin/https/jre
- /usr/iplanet/servers/docs
- コアサーバの場合、次の情報を入力します。
Reinstall: このバージョンの iPlanet Web Server を再インストールする場合、True を入力します。 それ以外の場合、False を入力します。
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力して、インストールラッパーを実行します。AdminPort: Administration Server のポート番号を入力します。
HttpPort: iPlanet Web Server のデフォルトインスタンスのポート。
AdminSysUser: Administration Server 実行時に使用されるユーザ ID。 ユーザが Directory Server 内に存在すること、および Directory Server を使用してユーザおよびグループ管理タスクを実行するためのアクセス権限を持っている必要があります (例、root)。
AdminName: Administration Server 管理画面へのアクセスに使用されるユーザ名 (例、 admin)。
AdminPassword: Administration Server 管理画面へのアクセスに使用されるパスワード (例、 admin)。
- ./installWrapper -f template.inf
サイレントインストールの使用
サイレントインストールは複数の iPlanet Web Server インスタンスをインストールする場合、テンプレートインストールほど効率的ではありません。サーバのリモートインスタンスが、一度に複数インストールされるのではなく、個別にインストールされるためです。 サイレントインストールを行う場合、セットアッププログラムのプロンプトへの応答ファイルを作成し、その後、そのファイル (install.inf) を編集して iPlanet Web Server のインストールに使用します。 サイレントインストールでは、最初にローカルマシンに iPlanet Web Server をインストールする必要があります。次に、サーバの追加インスタンスをインストールするリモートマシンに合わせて install.inf を編集します。 多数のリモートマシンに iPlanet Web Server をインストールする場合には、テンプレートインストールの使用をお勧めします。サイレントインストールは、標準インストール (Typical Installation) を使用し、かつ複数マシンへのインストールがすべて類似している場合に最も効果的に機能します。
install.inf ファイルには、Administration Server へのログインに使用されるパスワードが含まれています。 パスワードは、暗号化されていないプレーンテキストです。 サイレントインストールを使用する場合、インストール完了後に install.inf ファイルを必ず削除してください。
-k オプションを付けて Setup を実行します。このオプションにより、インストーラのプロンプトへの応答すべてを含んでいる install.inf という名前のファイルが作成されます。 コマンドプロンプトで、次のように入力します。
install.inf ファイルの例を、次に示します。
インストーラのプロンプトに応答して、iPlanet Web Server をインストールします。
- ./setup -k
サーバがインストールされたら、install.inf ファイルの存在する server_root/setup ディレクトリに移動します。
install.inf ファイルを、次の iPlanet Web Server をインストールするために Setup を実行するディレクトリにコピーします。
install.inf ファイルの値を編集して、次にインストールするサーバの値とマッチするようにします。
install.inf ファイルを入力用に使用して、 Setup を実行します。 例を示します。
- たとえば、マシン名、ポート番号、インストールディレクトリなどを変更します。
サーバのインストールが行われます。
- ./setup -s -f install.inf
次の表に、編集時に役立つ install.inf ファイル用のパラメータを示します。 最善の結果を得るため、この表にあるパラメータ以外は編集しないようにしてください。
UNIX でのアンインストールの実行
アンインストールアプリケーションを使用して、コンピュータから iPlanet Web Server を削除できます。
個別のサブコンポーネントを選択して削除することは可能ですが、お勧めしません。 アンインストーラは、選択したサブコンポーネントに関係するコードの一部を削除するだけで、構成ファイルの更新は行いません。 このため、サブコンポーネントを個別にアンインストールすると、サーバが動作しなくなる可能性があります。
iPlanet Web Server を削除するには、次の手順を実行します。
サーバルートに移動して、./uninstall と入力します。
iPlanet Web Server と同じディレクトリに別の 4.x サーバ (iPlanet Directory Server や Messaging Server など) がインストール済みの場合、アンインストール時に次の手順を実行してください。
リストで iPlanet Web Server を検索し、その番号をプロンプトに入力します。
- その場所にインストール済みの iPlanet サーバのリストが表示されます。
すべてのサブコンポーネントを選択し、Return キーを押します。
- Administration Server は iPlanet Web Server のインスタンスであるため、iPlanet Web Server をアンインストールすると、Administration Server も自動的にアンインストールされます。
- インストール済みの iPlanet Web Server サブコンポーネントのリストが表示されます。
アンインストールスクリプト (uninstall) を別のファイル (例、uninstslapd) にコピーします。
iPlanet Web Server 4.x から iPlanet Web Server 6.0 に移行した場合、4.x をアンインストールしようとすると、4.x で使用されていたファイルではなく、6.0 で使用されていたファイルが削除されます。 これらのファイルは、手動で削除する必要があります。uninstall スクリプトを使用して、iPlanet Web Server をアンインストールします。
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Last Updated October 02, 2001