目次
このマニュアルについて
第 1 章 インストールの前に
第 2 章 iPlanet Web Server のインストール
第 3 章 インストールのトラブルシューティング
第 4 章 移行とアップグレード
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第 2 章 iPlanet Web Server の インストール

この章は、次の節から構成され、iPlanet Web Server のインストール方法を説明します。


インストールの概要
iPlanet Web Server CD-ROM には、iPlanet Web Server 4.1 および Netscape Communicator 4.61 のインストール プログラムが収録されています。また、iPlanet Web Server には、ディレクトリ サーバの CD が付属しています。

iPlanet Web Server のインストールは、基本的に次の手順で行います。

  1. 既存の iPlanet Web Server、Enterprise Server、または インストール済みのFastTrack Server がある場合は、サーバを終了してサーバ ルートのすべてのバックアップ ファイルを保存します。 Windows NT 上では、サーバのインストール時に Winnt/Sytem32 に追加したファイルのコピーおよび同様のレジストリのコピーを保存します。レジストリのコピーの保存方法については、ご使用のオペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
  2. Communicator 4.61以降 または Internet Explorer 4.01 以降 がインストールされていない場合は、iPlanet Web Server CD に収録されている Communicator をインストールします。
  3. ユーザおよびグループを使用するにあたり、ディレクトリ サーバがインストールされていない場合は、iPlanet Web Server 付属の ディレクトリ サーバ CD からインストールしますが、ディレクトリ サーバと同時に Netscape Console もインストールします。
  4. インストールでは、ディレクトリ サーバの LDAP URL が必要になります。
  5. iPlanet Web Server のインストールおよび設定を行います。

Netscape Communicator のインストール
サーバの管理には、Netscape Communicator などの Web ブラウザが必要なので、iPlanet Web Server のインストールの前に、Communicator またはその他のブラウザをインストールします。

Communicator のインストール(UnixまたはLinux)
Netscape Communicator は、http://home.netscape.com からダウンロードしてインストールするか、または次の手順に従って CD からインストールします。

  1. iPlanet Web Server CD-ROM をドライブに挿入し、Unix または Linuxオペレーティング システム用のディレクトリに移動します。
  2. たとえば、Solaris システムを使っている場合は、「cd solaris」と入力 します。

  3. CD-ROM のディレクトリ comm461 に移動します。
  4. ファイル comm461.tar を、CD-ROM からローカル ディスクの一時ディレクトリにコピーします。
  5. ローカル ディスクのステージング ディレクトリに移動し、tar -xvf comm461.tar と入力して comm461.tar ファイルを untar します。
  6. コマンドラインで「./setup」と入力して Communicator のインストールを開始します。
  7. 画面に表示される指示に従います。
Communicator のインストール (Windows NT)

Netscape Communicator は、http://home.netscape.com からダウンロードしてインストールするか、または次の手順に従って CD からインストールします。

  1. iPlanet Web Server CD-ROM をドライブに挿入し、ntx86 フォルダをダブルクリックします。
  2. comm461 フォルダをダブルクリックします。
  3. setup.exe をダブルクリックします。
  4. 画面に表示される指示に従います。

Netscape Directory Server のインストール
iPlanet Web Server でユーザとグループ (例: アクセス コントロールのユーザとグループ)を使う場合は、iPlanet Web Server をインストールする前に、Netscape Directory Server またはその他の LDAP をインストールします。

ディレクトリ サーバのインストールに関する情報は、ディレクトリ サーバのマニュアルを参照してください。CD からインストールする場合は、パッケージに『Directory Server Installation Guide』が付属していますが、次の URL からダウンロードすることもできます。

http://www.iplanet.com/docs

ノート (Windows NT)
次の方法で、同じWindows NT マシン上に Netscape Directory Server および iPlanet Web Server をインストールすることができます。


Netscape Console のインストール
ディレクトリ サーバのインストール時には、Netscape Console も同時にインストールします。Netscape Console は、ディレクトリ サーバの管理に使います。iPlanet Web Server をインストールした後にスクリプトを実行すると、Netscape Console から iPlanet Web Server にアクセスすることもできます。詳細については、「Console からの iPlanet Web Server への アクセス」を参照してください。

ディレクトリ サーバを使わない場合は、Netscape Console をインストールする必要はありません。


Java Development Kit のインストール
Java を使う場合は、JRE (Java Runtime Environment) または JDK (Java Development Kit) をインストールします。iPlanet Web Server には、同時にインストール可能な JRE が含まれていますが、JDK をインストールすることもできます。

JRE や JDK は、次を使用する際に必要になります。

JDK は、次の機能を使用する際に必要になります (JRE では不可)。

JSP の使用には JDK が必要になるので、インストール時に JDK のパスを指定した場合のみ、デフォルトで JSP がオンになります。

必要となる JDK のバージョンは、プラットフォームによって異なります。

JDK は、iPlanet Web Server のインストール前にインストールすることが可能で、インストール時には、そのパスを指定します。また、iPlanet Web Server のインストール終了後にインストールすることも可能です。

iPlanet Web Server で使う JRE や JDK は、インストール後に変更することができます。変更は、Administration Server の [Global Settings] タブにある「Configure JRE/JDK Paths」ページで行いますが、このページでは、JRE/JDK のパスを変更することもできます。

ノート Solaris では、Servlet に JRE を使用できますが、JDK を使うとパフォーマンス が向上します。


iPlanet Web Server のインストール (Unix)
次の節では、iPlanet Web Server のインストール方法を説明します。

警告 バージョン 4.x サーバは、3.6 サーバを含むサーバ ルート ディレクトリとは 別のサーバ ルート ディレクトリにインストールしてください。リモート パーティションのセキュリティおよびファイル ロック制限の理由から、 iPlanet Web Server は、NFS がマウントされたドライブにはインストールしな いでください。

正しいユーザとしてのログイン
次の両方の条件に該当しない場合、iPlanet Web Server のインストール前は、root としてログインします。

この両条件に該当する場合は、サーバのインストール時に root としてログインする必要はなく、Administration Server で使うユーザ アカウントとしてログインしますが、root としてログインすることもできます。

警告 簡易インストールを使う場合は、root としてログインする必要があります。

ファイルのアンパック
iPlanet Web Server ファイルの取得およびアンパックを行うには、次の手順を実行します。


CD-ROM からのインストール

  1. CD-ROM をドライブに挿入します。
  2. CD-ROM の iPlanet Web Server CD のディレクトリに移動します。
  3. コンピュータで使っている Unix オペレーティング システムのディレクトリに移動します (「cd solaris」など)。
  4. 「cd entprise 」と入力し、インストール ディレクトリに移動します。
  5. ファイル entprise.tar を CD-ROM からホーム ディレクトリまたは一時ディレクトリにコピーします。
  6. ノート ファイルを untar すると、アプリケーションがファイルに書き込めなくな るようにインストール先ディレクトリのパーミッションが変更されます。 この問題を回避するには、パーミッションを変更できるディレクトリ内で ファイルを untar する必要があります。たとえば、/tmp の代わりに /tmp の下のサブディレクトリ (たとえば、/tmp/iwsinstall) を使います。

    ファイルのコピーには時間がかかる場合があります。

  7. ファイルをコピーした先のコンピュータ上のディレクトリに移動します。
  8. 「tar -xvf entprise.tar」と入力し、ファイルを untar します。
  9. このコマンドは、サーバ ファイルをアンパックし、現在のディレクトリに 一時ディレクトリを作成しますが、ファイルのアンパックには時間がかか ることがあります。ファイルのアンパック後は、WebServer ディレクトリ、 および次のファイル LICENSE.txt、README.txt、setup、setup.inf が作成されます。

ダウンロードしたサーバのインストール

  1. http://www.iplanet.comからファイルをダウンロードし、一時ディレクトリに保存します。
  2. ノート ファイルを untar すると、アプリケーションがファイルに書き込めなくな るようにインストール先ディレクトリのパーミッションが変更されます。 この問題を回避するには、パーミッションを変更できるディレクトリ内で ファイルを untar する必要があります。たとえば、/tmp の代わりに /tmp の下のサブディレクトリ (たとえば、/tmp/iwsinstall) を使います。

  3. ファイルを保存した先のコンピュータ上のディレクトリに移動します。
  4. 「gunzip filename.tar.gz」と入力して.gz ファイルをアンパックし ます。ファイル名は、次の形式になります。

    enterprise-4.1-security-internationalization.platform.tar.gz

    例:

    enterprise-4.1-domestic-us.sparc-sun-solaris2.7.tar.gz.

  5. 「tar -xvf filename.tar」と入力し、ファイルを untar します。
  6. このコマンドは、サーバ ファイルをアンパックし、現在のディレクトリ に一時ディレクトリを作成しますが、ファイルのアンパックには時間がか かることがあります。ファイルのアンパック後は、WebServer ディレクト リ、および 4 つのファイル LICENSE.txt、README.txt、setup、 setup.inf が作成されます。

セットアップの実行
iPlanet Web Server をインストールするには、セットアップ プログラムを実行します。

インストールには、簡易、標準、カスタムの 3 種類がありますが、通常は、標準またはカスタム(この 2 つは類似) を選択します。標準インストールまたはカスタム インストールでは、インストールするコンポーネントの選択や各種の設定を柔軟に行うことができます。

簡易インストールは、経験の浅いユーザや製品評価を対象としており、ポート番号やインストールするコンポーネントなどが、自動的に設定されます。

インストーラでは、次のコマンドが使用できます。

標準インストールとカスタム インストール
通常は、標準インストールまたはカスタム インストールを選択します。

セットアップするには、次の手順を実行します。

  1. ファイルをアンパックしたディレクトリに移動します。
  2. 「./setup」と入力し、サーバのインストールを開始します。
  3. root ユーザ (スーパーユーザ) としてログインしていない場合、または 適切な書き込みパーミッションがない場合は、エラーが発生します。

    [Welcome] 画面が表示されます。

  4. Enter キーを押してインストールを継続します。
  5. ソフトウェアの使用許諾契約では、「Yes」と入力して継続するか、または「No」と入力して終了します。使用許諾契約をまだ読んでいない場合は、インストールをキャンセルし、setup プログラムと同じディレクトリにあるファイル LICENSE.txt をお読みください。
  6. [Typical] または [Custom] を選択します。
  7. Enter キーを押します。

  8. サーバ ルート ディレクトリを入力、またはデフォルト
    (/usr/netscape/server4) を適用します。
  9. これは、サーバ ファイルおよびディレクトリ構造がインストールされる ディレクトリになります。

    このサーバは、このディレクトリへの書き込みアクセスを持つユーザ
    (ディレクトリ オーナなど) として実行する必要があります。

    既に iPlanet Web Server バージョン 4.0 をインストールしており、それを アップグレードする場合は、4.0 サーバがインストールされているインス トール ディレクトリを選択する必要があります。インストール プログラ ムによってサーバが 4.0 から 4.1 に自動的にアップグレードされます。

  10. [iPlanet Web Server]、[Enterprise Edition]、[all components] を選択します。
  11. Enter キーを押します。

  12. インストールする iPlanet Web Server、Enterprise Edition のサブコンポーネントを選択します。
  13. インストールしなかったサブコンポーネントが必要になった場合、インス トーラを再度実行して必要なサブコンポーネントをインストールするこ とも可能ですが、インストールしたサブコンポーネントを個々にアンイン ストールすることはできません。

    デフォルトでは、WAI サポート以外のすべてのサブコンポーネントがイン ストールされます。

    iPlanet Web Server 4.0 からアップグレードする場合にサブコンポーネン トをインストールするときは、4.0 にインストールしたすべてのサブコン ポーネントをインストールする必要があります。そうしないと、サブコン ポーネントが正しくアップグレードされず、動作しない可能性がありま す。追加のサブコンポーネントもインストールすることができます。

    インストール時に選択できるサブコンポーネントは、次の番号の付いた節 に記載されています。

    1. Server Core
    2. Administration Server および iPlanet Web Server の最初のインスタンスを インストールします。

      警告 iPlanet Web Server を初めてインストールする場合は、必ず Server Core サブコンポーネントをインストールしてください。後でサブコンポーネントを追加インストールする場合は、Core サブコンポーネントを再度インストールする必要はありません。

    3. JRE (Java Runtime Environment)
    4. Java を使う場合は、JRE (Java Runtime Environment) または JDK (Java Development Kit) が必要になります。付属の JRE をインストール、または JDK を別途に用意します。詳細については、「Java Development Kit の インストール」を参照してください。

      警告 HP-UX を使っている場合は、JRE または JDK が必要になります。どちらもインストールされていない場合、HP-UX iPlanet Web Server は実行できません。

    5. Java Support
    6. このサブコンポーネントは、Java Servlet を使う場合にインストールします。

      また、iPlanet Web Server の Java サポートを利用する場合も、JRE または JDK が必要になるので、iPlanet Web Server 付属の JRE (前述のサブコン ポーネント参照) または JDK をインストールします。

    7. SSJS Support
    8. このサブコンポーネントは、サーバサイド JavaScript を使う場合にインス トールします。

    9. SSJS Database Support
    10. このサブコンポーネントは、サーバサイド JavaScript データベース接続 (LiveWire) を使う場合にインストールします。この機能を使う場合は、 サーバサイド JavaScript Support サブコンポーネント(項目 4)、および JRE (項目 2) または JDK をインストールする必要もあります。

    11. WebPublishing Support
    12. このサブコンポーネントは、Web パブリッシング、Netshare、あるいは検 索機能のいずれかを使う場合にインストールします。

    13. WAI Support
    14. このサブコンポーネントは、WAI (Web Application Interface) のプログラム を使う場合にインストールします。WAI を使う場合は、ORB も同時に必要 となり、インストールの際に、システム上の ORB のパスを指定します。

    15. SNMP Support
    16. このサブコンポーネントは、SNMP を使う場合にインストールします。

  14. コンピュータ名を入力するか、またはデフォルトを適用します。
  15. iPlanet Web Server のデフォルト インスタンス実行時に使う Unix のユーザ名とグループ名を入力します。
  16. デフォルトのユーザとグループは、「nobody」です。SNMP を使う場合は ユーザ名が root である必要があります。

    ノート iPlanet Web Server 4.0 からアップグレードする場合は、インストーラが アップグレード プログラムを検出したことと、ユーザが選択したコン ポーネントをインストールするだけでなく、以前にインストールされたす べてのコンポーネントもアップグレードすることを知らせる画面が表示 されます。

    インストールを続行するには Enter キーを押します。それ以上プロンプト に応答する必要はありません。インストーラが古いインストール プログ ラムから情報を抽出します。手順 20に進みます。

    アップグレードを続行しない場合は、CTRL + C キーを押してインストー ルプログラムを終了します。

  17. Administration Server の実行時に使う Unix のユーザ名を入力します。
  18. 通常このユーザは、「root」になります。

  19. 認証に使う Administration Server のユーザ名とパスワードを入力します。パスワードは 2 回入力します。
  20. このユーザは Unix のユーザではなく、ディレクトリ サーバのユーザ名と パスワードになります。ディレクトリ サーバに Administration Server の ユーザが存在し、ユーザ/グループ管理タスクを実行するためのディレク トリ サーバへのアクセス権があることを確認してください。

  21. Administration Server のポート番号を入力するか、またはデフォルト値 8888 を適用します。
  22. Administration Server のポート番号は、忘れないようにしてください。

    柔軟性を重視する場合は、1024 より大きいポート番号を選択します。 Administration Server のポート番号に 1024 未満を選択した場合、サーバを 起動するには root としてログインする必要があります。既に使用され ているポートは使わないでください。

    この iPlanet Web Server Administration Server は、Netscape Console または 他のiPlanet/Netscape サーバ付属のAdministration Server とは異なります。

    ポートの詳細については、ポート番号の選択を参照してください。

  23. iPlanet Web Server のポート番号を入力します。デフォルトは 80 ですが、Administration Server のポートと異なる番号を指定してください。root としてインストールしない場合は、示された範囲内 (1024〜65535) のポートを指定する必要があります。root としてインストールする場合は、1024 未満のポート番号を使用できます。
  24. デフォルト ポート (80) 以外を使う場合は、ホーム ページにアクセスする ための URL が変化します。たとえば、コンピュータ www.mozilla.com に 対してポート 9753 を選択した場合、サーバの URL は次のようになります。
    http://www.mozilla.com:9753/

    ポートの詳細については、ポート番号の選択を参照してください。

  25. LDAP ベースのディレクトリ サーバを使うかどうかを指定 (「Yes」または「No」を入力) します。
  26. LDAP ディレクトリ サーバは、iPlanet Web Server でユーザ/グループ機 能を利用する場合に使います。

    LDAP ディレクトリ サーバを使う場合は、次の項目を入力します。

  27. サーバのコンテンツ ファイル (サーバにアクセスしているユーザに提供する画像、HTML 文書、およびデータ) を保存するルート ディレクトリ (デフォルトは server_root/docs) を入力します。
  28. 独自の JDK を使う場合は、「Yes」と入力します。
  29. Java サポートをインストールする場合は、JRE または JDK が必要になり ます。付属の JRE サブコンポーネントをインストール、または既にシステ ムにインストールされている JDK を使います。詳細は、Java Development Kit のインストールを参照してください。

  30. Java サポートをインストールするにあたり、付属の JRE をインストールしない場合、または独自の JDK を使う場合は、JDK をインストールしたシステム上のディレクトリの絶対パスを入力します。
  31. 指定されたディレクトリには、JDK が既にインストールされている必要が あります。

    JDK のライブラリと CLASSPATH が、JDK ディレクトリの下にあるデフォ ルトのディレクトリ (それぞれ、/jre/lib および /lib) に保存されている場 合は、JDK LIBPATH および JDK CLASSPATH プロンプトで Enter を押しま す。ライブラリと CLASSPATH がそれぞれシステム内の別の場所に保存さ れている場合はパス名を入力します。ほとんどのシステムではこれらのプ ロンプトにパス名を入力する必要はありません。

  32. WAI をインストールする場合は、ORB (Object Request Broker) が保存されているディレクトリのパスを指定します。C++ ORB の Visibroker 3.3 または Java ORB の Visibroker 3.4 を入手する方法は、Inprise (http://www.inprise.com/visibroker/download ) を参照してください。
  33. iPlanet Web Server コンポーネントの抽出およびインストールの完了後、Enter キーを押します。
  34. サーバ ルート ディレクトリ (例 : /usr/netscape/server4) の下の https-admserv ディレクトリに移動し、「./start」と入力して Administration Server を起動します。また、サーバ ルート ディレクトリから「./startconsole」と入力して起動することも可能です。
  35. startconsole」 と入力すると、Administration Server が起動し、 Administration Server の管理ページにアクセスするためのブラウザが起 動します。その後、Netscape Console をインストールし、登録している 場合は次の手順を実行します。

  36. iPlanet Web Server を設定する場合は、 URL : http://server_name:administration_port を使います。
  37. 例: http://mozilla:8888

    管理ユーザ名とパスワードを入力します。

以上で、iPlanet Web Server の設定が可能になります。詳細については、『iPlanet Web Server 管理者ガイド』を参照してください。

簡易インストール
簡易インストールは、経験の浅いユーザや製品評価を対象としており、ポート番号やインストールするコンポーネントなどが、自動的に設定されます。

警告 iPlanet Web Server 4.0 からアップグレードする場合は、簡易インストールではなく標準インストールまたはカスタム インストールを使ってください。

次の表は、簡易インストールを使った場合の設定を表します。異なる設定でインストールする場合は、標準インストールまたはカスタム インストールを選択してください。

表 2.1 簡易インストールの設定
設定項目
設定値
管理用ポート
8888
管理用 URL
http://machine name:adminisration port
HTTP ポート番号
80
ドキュメント ルート
server_root/doc
サーバを実行する Unix ユーザ
root
LDAP ユーザ/グループ
使用しない
JDK
なし
JRE
iPlaenet Web Server 付属のデフォルト JRE を使用
サブコンポーネント
すべてのデフォルトのサブコンポーネントをインストール (WAI サポートを除くすべて)

インストール完了後、サーバで LDAP ユーザ/グループおよび JDK を使用する設定を行うことができます。変更方法の詳細については、『iPlanet Web Server 管理者ガイド』を参照してください。

警告 簡易インストールを行う場合は、root としてログインする必要があります。

セットアップするには、次の手順を実行します。

  1. ファイルをアンパックしたディレクトリに移動します。
  2. 「./setup」と入力し、サーバのインストールを開始します。
  3. [Welcome] 画面が表示されます。

  4. Enter キーを押してインストールを継続します。
  5. ソフトウェアの使用許諾契約では、「Yes」と入力して継続するか、または「No」と入力して終了します。使用許諾契約をまだ読んでいない場合は、インストールをキャンセルし、setup プログラムと同じディレクトリにあるファイル LICENSE.txt をお読みください。
  6. [Express] を選択して Enter キーを押します。
  7. サーバ ルート ディレクトリを入力、またはデフォルト (/usr/netscape/server4) を適用します。
  8. これは、サーバ ファイルおよびディレクトリ構造がインストールされる ディレクトリになります。root はこのディレクトリへの書き込みアクセ スを持つ必要があります。

    既に iPlanet Web Server バージョン 4.0 をインストールしており、それを アップグレードする場合は、4.0 サーバがインストールされているインス トール ディレクトリを選択する必要があります。インストール プログラ ムによってサーバが 4.0 から 4.1 に自動的にアップグレードされます。

  9. [iPlanet Web Server]、[Enterprise Edition] を選択します。
  10. Enter キーを押します。

  11. iPlanet Web Server のデフォルト インスタンス実行時に使う Unix のユーザ名およびグループ名を入力します。
  12. 簡易インストールでは、このユーザは root、グループは root が属する グループである必要があります。

    ノート iPlanet Web Server 4.0 からアップグレードする場合は、インストーラが アップグレード プログラムを検出したことと、ユーザが選択したコン ポーネントをインストールするだけでなく、以前にインストールされたす べてのコンポーネントもアップグレードすることを知らせる画面が表示 されます。

    インストールを続行するには Enter キーを押します。それ以上プロンプト に応答する必要はありません。インストーラが古いインストール プログ ラムから情報を抽出します。手順 11に進みます。

  13. Administration Server の実行時に使う Unix のユーザ名を入力します。
  14. 通常このユーザは、「root」になります。

  15. 認証に使う Administration Server のユーザ名とパスワードを入力します。パスワードは 2 回入力します。
  16. Netscape Directory Server を使う場合は、ディレクトリ サーバに Administration Server のユーザが存在し、ユーザおよびグループの管理 タスクを実行するためのディレクトリ サーバへのアクセス権があるこ とを確認する必要があります。

  17. iPlanet Web Server コンポーネントの抽出およびインストールの完了後、Enter キーを押します。
  18. サーバ ルート ディレクトリの https-adminserv ディレクトリ (例: /usr/netscape/server4) に移動し、「./start」と入力して Administration Server を起動します。また、サーバ ルート ディレクトリから「./startconsole」と入力して起動することも可能です。アップグレードする場合は、サーバを再起動する必要があります。
  19. startconsole」 と入力すると、Administration Server が起動し、
    Administration Server の管理ページにアクセスするためのブラウザが起動 します。その後、Netscape Console をインストールし、登録している場 合は次の手順を実行します。

  20. iPlanet Web Server を設定する場合は、URL :
    http://server_name:administration_port を使います。
  21. 例: http://mozilla:8888

    管理ユーザ名とパスワードを入力します。

以上で iPlanet Web Server の設定が可能になります。詳細については、『iPlanet Web Server 管理者ガイド』を参照してください。


iPlanet Web Server のインストール (Windows NT)
次の節では、iPlanet Web Server のインストール方法を説明します。

サーバ起動時のエラーはイベント ビューアに記録されますが、起動後のエラーは、通常のエラー ログ ファイルに記録されます。

警告 インストール時には、次に注意してください。

ファイルのアンパック

iPlanet Web Server ファイルの準備およびアンパックを行うには、次の手順を 実行します。

CD-ROM からのインストール

  1. CD-ROM をドライブに挿入し、CD-ROM ドライブのアイコンをクリックします。
  2. ntx86 フォルダをダブルクリックします。
  3. entprise フォルダをダブルクリックします。
  4. setup.exe は、このフォルダの中にあります。

ダウンロードしたサーバのインストール

  1. ファイル e41diu.exe をダウンロードし、一時ディレクトリに保存します。
  2. ファイルをダブルクリックして抽出し、インストール プログラムを起動します。
セットアップの実行
iPlanet Web Server をインストールするには、setup.exe を実行します。

  1. setup.exe ファイルをダブルクリックします (ファイルがダウンロードされている場合そのファイルをダブルクリックすると、自動的にこの作業が行われます)。
  2. [Welcome] 画面では、[Next] をクリックします。
  3. ソフトウェアの使用許諾契約では、「Yes」と入力して継続します。
  4. [Select Installation Type] 画面が表示され、簡易、標準、カスタムからインストールの種類を選択します。
  5. 簡易インストールは、経験の浅いユーザや製品評価を対象としており、 ポート番号やインストールするコンポーネントなどが自動的に設定され るため、サーバを実際の作業環境で使う場合は、簡易インストール以外を 選択してください。

    標準インストールとカスタム インストールは、このバージョンでは基本的 に同じですが、両者とも、オプションを幅広く選択することができます。

    警告 iPlanet Web Server 4.0 からアップグレードする場合は、簡易インストールで はなく標準インストールまたはカスタム インストールを使ってください。

    簡易インストールを選択した場合は、自動的に次の設定が適用されます。 異なる設定でインストールする場合は、標準インストールまたはカスタム インストールを選択してください。

    表 2.2 簡易インストールの設定
    設定項目
    設定値
    管理用ポート
    8888
    管理用 URL
    http://machine name:adminisration port
    HTTP ポート番号
    80
    ドキュメント ルート
    server_root/doc
    LDAP ユーザ/グループ
    使用しない
    JDK
    なし
    JRE
    iPlanet Web Server 付属のデフォルト JRE を使用
    subcomponents
    すべてのデフォルトのサブコンポーネントをインストール (WAI サポートを除くすべて)

    警告 既に別の Web サーバをポート 80 で実行している場合は、簡易インストー ルを使わないでください。

    [Next] をクリックします。

  6. [Location of Installation] ダイアログ ボックスが表示されます。サーバ ファイルのデフォルトの場所は C:\Netscape\Server4 ですが、この メCモ は、サーバをインストールするドライブに割り当てられている文字です。[Next] をクリックします。
  7. iPlanet Web Server をデフォルト以外の場所にインストールする場合は、 [Browse] をクリックしてフォルダを選択します。

    警告 既に iPlanet Web Server バージョン 4.0 をインストールしており、それを iPlanet Web Server 4.1 にアップグレードする場合は、4.0 がインストール されているディレクトリに 4.1 をインストールする必要があります。4.0 サーバは 4.1 に自動的にアップグレードされます。

  8. [Components to Install] ダイアログ ボックスが表示され、一覧から [iPlanet Web Server]、[Enterprise Edition] を選択します。Administration Server は、iPlanet Web Server のインスタンスであり、iPlanet Web Server のインストール時に自動的にインストールされるため、この一覧には表示されません。
  9. ノート デフォルトでは、デフォルト サブコンポーネントがインストールされま す。インストールするサブコンポーネントを変更する場合は、[Change] を クリックして手順 7 に進みます。

    サブコンポーネントを変更しなかった場合やサブコンポーネントの選択 が完了した場合は、4.0 iPlanet Web Server からアップグレードする場合を 除き、手順 8に進みます。

    iPlanet Web Server 4.0 からアップグレードする場合にサブコンポーネン トをインストールするときは、4.0 にインストールしたすべてのサブコン ポーネントをインストールする必要があります。そうしないと、サブコン ポーネントが正しくアップグレードされず、動作しない可能性がありま す。追加のサブコンポーネントもインストールすることができます。

    iPlanet Web Server 4.0 からアップグレードする場合は、インストーラが アップグレード プログラムを検出したことと、ユーザが選択したコン ポーネントをインストールするだけでなく、以前にインストールされたす べてのコンポーネントもアップグレードすることを知らせる画面が表示 されます。

    インストールを続行するには Enter キーを押します。それ以上プロンプト に応答する必要はありません。インストーラが古いインストール プログ ラムから情報を抽出します。手順 14に進みます。

  10. 前の画面で [Change] をクリックすると、[Select Sub-Components] ダイアログ ボックスが表示されます。インストールするサブコンポーネントは、隣のボックスをオンにして選択、オフにして選択を解除します。オンにしなかったサブコンポーネントを後でインストールする場合は、インストーラを再度実行して必要なサブコンポーネントのみをインストールすることができますが、インストールしたサブコンポーネントは、個々にアンインストールすることはできせん。
  11. デフォルトでは、WAI 以外のすべてのサブコンポーネントがインストール されます。選択が完了したら、[Components to Install] ダイアログボック ス (手順 6) に戻ります。

    Server Core このサブコンポーネントをインストールして Administration Server および iPlanet Web Server の最初のインスタンスをインストールし ます。

    警告 iPlanet Web Server を初めてインストールする場合は、必ず Server Core サ ブコンポーネントをインストールしてください。後でサブコンポーネント を追加インストールする場合は、Core サブコンポーネントを再度インス トールする必要はありません。

    JRE (Java Runtime Environment) Java および Servlet サポートをインス トールする場合は、JRE または JDK が必要になります。付属の JRE サブ コンポーネントをインストール、または既にシステムにインストールされ ている JDK を使用することができますが、JDK を使う場合は、インストー ルの後述の手順で JDK へのパスを指定する必要があります。詳細につい ては、Java Development Kit のインストールを参照してください。

    Java and Servlets このサブコンポーネントは、Java および Servlet を使う 場合にインストールします。

    iPlanet Web Server の Java サポートを使う場合は、JRE または JDK が必要 になります。システムにいずれもインストールされていない場合は、 iPlanet Web Server 付属の JRE (前述のサブコンポーネント参照) または JDK をインストールします。

    Server-Side JavaScript Support このサブコンポーネントは、サーバサイ ド JavaScript を使う場合にインストールします。

    Server Side JavaScript Database Support このサブコンポーネントは、 サーバサイド JavaScript データベース接続 (LiveWire) を使う場合にイン ストールします。また、この機能を使う場合は、サーバサイド JavaScript Support (前述のサブコンポーネント参照) をインストールする必要があ り、さらに JRE または JDK も必要になります。

    Web Publishing このサブコンポーネントは、Web パブリッシング、Netshare、 あるいは検索機能のいずれかを使う場合にインストールします。

    iPlanet Core WAI Support このサブコンポーネントは、Web Application Interface のプログラムを使う場合にインストールします。WAI を使う場 合は、ORB も同時に必要となり、インストールの際にシステム上の ORB のパスを指定します。

    SNMP このサブコンポーネントは、SNMP を使う場合にインストールし ます。

  12. [Web Server Administration Server Authentication] ダイアログ ボックスが表示されます。Administration Server のアクセス用ユーザ名 (デフォルトは「admin」) を入力し、パスワードを 2 回入力して[Next] をクリックします。
  13. LDAP ベースの認証を使う場合は、このユーザに、ユーザ/グループ管理 タスクを実行するための LDAP サーバへのアクセス権があることを確認 してください。

    簡易インストールを選択した場合は、手順 14 に進みます。

  14. [Web Server Administration Server Port Selection] ダイアログ ボックスが表示され、Administration Server で使うポート番号に、1 から 65535 までの任意の数字を入力します。管理アクセス用の URL が表示されるので、この URL を記録してください。デフォルトのポートは、8888 です。
  15. システムに Enterprise Server 3.6 がインストールされている場合は、 iPlanet Web Server 4.1 と Enterprise Server 3.6 で同じ Administration Server ポート番号を使わないでください。

    ポートの詳細については、ポート番号の選択を参照してください。

    [Next] をクリックします。

  16. [Default Web Server] ダイアログ ボックスが表示され、iPlanet Web Server のデフォルト インスタンスが自動的にインストールされます。
  17. iPlanet Web Server のデフォルト インスタンスのポート番号を入力しま す。このポートには、Administration Server ポートに選択したものと異な る番号を使います。デフォルト ポート (80) 以外を使う場合は、ホーム ページにアクセスするための URL が変化します。たとえば、コンピュー タ www.mozilla.com に対してポート 9753 を選択した場合、サーバの URL は次のようになります。
    http://www.mozilla.com:9753/

    警告 既に別の Web サーバをポート 80 で実行している場合は、ポート 80 を使 わないでください。

    ポートの詳細については、ポート番号の選択を参照してください。

    サーバのコンテンツ ファイル (サーバにアクセスしているユーザに提 供する画像、HTML 文書、およびデータ) を保存する、デフォルト サー バのプライマリドキュメントディレクトリのパス (デフォルトは C:\Netscape\Server4\docs) を入力します。[Browse] をクリックして ディレクトリを選択します。

  18. [Using LDAP for Users and Group Administration] ダイアログ ボックスが表示され、LDAP を使う場合は、チェック ボックスをオンにし、LDAP の URL を「ldap://hostname:port/base DN」の形式で指定します。
    例: ldap://mozilla.com:389/o=siroe.com
  19. また、バインド DN (例: cn=Directory Manager) およびディレクトリ サー バのパスワードも入力します。

    LDAP を使わない場合は、チェック ボックスをオフにします。

    [Next] をクリックします。

  20. Java および Servlets サブコンポーネント (デフォルトでインストール) をインストールする場合は、[JDK Configuration] ダイアログ ボックスが表示されます。iPlanet Web Server で Java を使う場合は、インストールされるJRE (Java Runtime Environment) または JDK (Java Development Kit) が必要になりますが、iPlanet Web Server 付属の JRE (手順 7 参照) または既にシステムにインストールされている JDK を使用することができます。
  21. 独自の JDK を使う場合は、[Use Custom Java Development Kit] チェック ボックスをオンにし、JDK がインストールされているシステム上のフォル ダの絶対パスを指定します。JDK のデフォルトと異なる Library パスまた はクラスパスを使う場合は、別のパスを入力します。

  22. 手順 7 で WAI のインストールを選択する場合は、[ORB Selection] ダイアログ ボックスが表示され、ORB (Object Request Broker) がインストールされているディレクトリのパスを指定します。サーバは、必要なライブラリがユーザ指定ディレクトリの lib というサブディレクトリ内にあることを前提としています。C++ ORB 対応の Visibroker 3.3 または Java ORB 対応の Visibroker 3.4 を入手するには、次の URL の Inprise までお問い合わせください。
    http://www.inprise.com/visibroker/download
  23. [Configuration Summary] ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスには、iPlanet Web Server および Administration Server の設定に関する情報が表示されます。また、インストールで選択した iPlanet Web Server コンポーネントの一覧も表示されます。
  24. このダイアログ ボックスでは、インストール完了前に設定を確認するこ とができます。確認後は [Install] をクリックします。設定を変更する場合 は、[Back] をクリックして情報を修正します。

    サーバ ファイルがインストールされ、[Setup Complete] ダイアログ ボッ クスが表示されます。

    管理サーバおよび Web サーバを使う前に、コントロール パネルの [Services] 項目からこれらのサーバを起動するか、あるいはマシンを再起 動して自動的にサーバを起動する必要があります。

    ノート ファイルのコピー中は、インストールをキャンセルしないでください。コピー 中にキャンセルするとインストール途中のファイルが残るので、これらの ファイルを削除する必要があります。iPlanet Web Server のアンインストーラ がある場合は、それを使って削除しますが、ない場合は、サーバ ルートにあ るすべてのファイルを手作業で削除してください。

  25. [Finish] をクリックします。
  26. マシンを再起動するか、あるいはコントロール パネルの [Services] 項目を使って iPlanet Web Server を起動します。アップグレードする場合は、サーバを再起動する必要があります。
  27. iPlanet Web Server を設定する場合は、URL:
    http://server_name:administration_port を使います。
  28. 例: http://mozilla:8888

    管理ユーザ名とパスワードを入力してサーバを管理します。

以上で、サーバの設定が可能になります。詳細については、『iPlanet Web Server 管理者ガイド』を参照してください。


iPlanet Web Server のインストール (Linux)
次の節では、iPlanet Web Server のインストール方法について説明します。

警告 リモート パーティションのセキュリティおよびファイル ロック制限の理由 から、iPlanet Web Server は、NFS がマウントされたドライブにはインストー ルしないでください。

正しいユーザとしてのログイン
次の両方の条件に該当しない場合、サーバをインストールする前は、root としてログインします。

この両条件に該当する場合は、サーバのインストール時に root としてログインする必要はなく、Administration Server で使うユーザ アカウントとしてログインします。ただし、条件に該当していても、root としてログインすることもできます。

警告 簡易インストールを使う場合は、root としてログインする必要があります。

ファイルのアンパック
iPlanet Web Server ファイルの取得およびアンパックを行うには、次の手順を実行します。

CD-ROM からのインストール

  1. CD-ROM をドライブに挿入します。
  2. CD-ROM ディレクトリの iPlanet Web Server CD に移動します。
  3. CD-ROM の linux ディレクトリに移動します。
  4. cd entprise 」と入力し、インストール ディレクトリに移動します。
  5. ファイル entprise.tar を CD-ROM ディレクトリからホーム ディレクトリまたは一時ディレクトリにコピーします。
  6. ノート

    ファイルを untar すると、アプリケーションがファイルに書き込めなくな るようにインストール先ディレクトリのパーミッションが変更されます。 この問題を回避するには、パーミッションを変更できるディレクトリ内で ファイルを untar する必要があります。たとえば、/tmp の代わりに /tmp の下のサブディレクトリ (たとえば、/tmp/iwsinstall) を使います。

    ファイルのコピーには時間がかかる場合があります。

  7. ファイルをコピーした Linux マシン上のディレクトリに移動します。
  8. tar -xvf entprise.tar」と入力し、ファイルを untar します。
  9. このコマンドによって、サーバ ファイルがアンパックされ、現在のディ レクトリの下に一時ディレクトリ構造が作成されます。ファイルのアン パックには時間がかかることがあります。ファイルをアンパックすると、 WebServer ディレクトリとファイル LICENSE.txtREADME.txtsetup、および setup.inf が表示されます。

ダウンロードしたサーバのインストール

  1. http://www.iplanet.com からファイルをダウンロードし、一時ディレクトリに保存します。
  2. ノート

    ファイルを untar すると、アプリケーションがファイルに書き込めなくな るようにインストール先ディレクトリのパーミッションが変更されます。 この問題を回避するには、パーミッションを変更できるディレクトリ内で ファイルを untar する必要があります。たとえば、/tmp の代わりに /tmp の下のサブディレクトリ (たとえば、/tmp/iwsinstall) を使います。

  3. ファイルをコピーした Linux マシン上のディレクトリに移動します。
  4. gunzip filename.tar.gz」と入力して .gz ファイルをアンパックし ます。ファイル名は次の形式になります。

    enterprise-4.1-security-internationalization.platform.tar.gz

    例 :

    enterprise-4.1-domestic-us.i686-intel-linux.tar.gz

  5. tar -xvf filename.tar」と入力してファイルを untar します。
  6. このコマンドによって、サーバ ファイルがアンパックされ、現在のディ レクトリの下に一時ディレクトリ構造が作成されます。ファイルのアン パックには時間がかかることがあります。ファイルをアンパックすると、 Enterprise ディレクトリと 4 つのファイル LICENSE.txtREADME.txtsetup、および setup.inf が表示されます。

セットアップの実行
iPlanet Web Server をインストールするには、セットアップ プログラムを実行します。

インストールには、簡易、標準、カスタムの 3 種類がありますが、通常は、標準またはカスタム (この 2 つは類似) を選択します。標準インストールまたはカスタム インストールでは、インストールするコンポーネントの選択や各種の設定を柔軟に行うことができます。

簡易インストールは、経験の浅いユーザや製品評価を対象としており、ポート番号やインストールするコンポーネントなどが、自動的に設定されます。

インストーラを実行するとき、次のコマンドが使用できます。

標準インストールとカスタム インストール
ほとんどのユーザは、標準インストールまたはカスタム インストールを選択してください。

セットアップするには、次の手順を実行します。

  1. まだディレクトリに移動していない場合は、ファイルをアンパックしたディレクトリに移動します。
  2. ./setup」と入力して、サーバのインストールを開始します。
  3. root ユーザ (スーパーユーザ) としてログインしていない場合、または 適切な書き込みパーミッションがない場合は、エラー メッセージが表示 されます。

    [Welcome] 画面が表示されます。

  4. [Enter] キーを押してインストールを継続します。
  5. ソフトウェアの使用許諾契約では、「Yes」と入力して継続するか、または「No」と入力して終了します。使用許諾契約をまだ読んでいない場合は、インストールをキャンセルし、setup プログラムと同じディレクトリにあるファイル LICENSE.txt をお読みください。
  6. [Typical] または [Custom] を選択します。
  7. Enter キーを押します。

  8. サーバ ルート ディレクトリを入力するか、またはデフォルト (/usr/netscape/server4) を適用します。
  9. これは、サーバ ファイルおよびディレクトリ構造がインストールされる ディレクトリになります。

    このサーバは、このディレクトリへの書き込みアクセスを持つユーザ (ディ レクトリ オーナなど) として実行する必要があります。

  10. [iPlanet Web Server]、[Enterprise Edition] を選択します。
  11. [Enter] キーを押します。

  12. インストールする iPlanet Web Server、Enterprise Edition のサブコンポーネントを選択します。
  13. インストールしなかったサブコンポーネントが必要になった場合、インス トーラを再度実行して必要なサブコンポーネントをインストールするこ とも可能です。ただし、インストールした後で個々のサブコンポーネント をアンインストールすることはできません。

    デフォルトでは、すべてのサブコンポーネントがインストールされます。

    インストール時に選択できるサブコンポーネントは、次の番号の付いた節 に記載されています。

    1. Server Core
    2. Administration Serverおよび iPlanet Web Serverの最初のインスタンスを インストールします。

      警告 iPlanet Web Server を初めてインストールする場合は、必ず Server Core を インストールしてください。後でサブコンポーネントを追加インストール する場合は、Core サブコンポーネントを再度インストールする必要はあ りません。

    3. Java Runtime Environment
    4. Java を使う場合は、JRE (Java Runtime Environment) または JDK (Java Developerユs Kit) が必要になります。付属の JRE をインストールするか、ま たは独自の JDK を用意します。詳細については、Java Development Kit の インストールを参照してください。

    5. Java Support
    6. このサブコンポーネントは、Java Servlet または JSP を使う場合にインス トールします。

      iPlanet Web Server の Java Support を利用する場合も、JRE または JDK が 必要になるので、iPlanet Web Server 付属の JRE (前述のサブコンポーネ ントを参照) または JDK をインストールします。

    7. SSJS Support
    8. このサブコンポーネントは、サーバサイド JavaScript を使う場合にインス トールします。

    9. SSJS Database Support
    10. このサブコンポーネントは、サーバサイド JavaScript のデータベース接続 (LiveWire) を使う場合にインストールします。この機能を使う場合は、サー バサイド JavaScript Support サブコンポーネント (項目 4)、および JRE (項 目 2) または JDK をインストールする必要もあります。

    11. SNMP Support
    12. このサブコンポーネントは、SNMP を使う場合にインストールします。

  14. コンピュータ名を入力するか、またはデフォルトを適用します。
  15. iPlanet Web Server のデフォルト インスタンス実行時に使う Linux のユーザ名とグループ名を入力します。
  16. デフォルトのユーザは、ソフトウェアをインストールするユーザです。 SNMP を使う場合はユーザ名が root である必要があります。

  17. Administration Server の実行時に使う Linux のユーザ名を入力します。
  18. 通常このユーザは、「root」になります。

  19. 認証に使う Administration Server のユーザ名とパスワードを入力します。パスワードは 2 回入力します。
  20. このユーザは Linux のユーザではなく、iPlanet Web Server 内でのユーザ 名とパスワードになります。Netscape Directory Server を使う場合は、ディ レクトリ サーバに Administration Server のユーザが存在し、ユーザおよび グループの管理タスクを実行するためのディレクトリ サーバへのアクセ ス権があることを確認する必要があります。

  21. Administration Server のポート番号を入力するか、またはデフォルト値 8888 を適用します。
  22. Administration Server のポート番号は、忘れないようにしてください。

    柔軟性を重視する場合は、1024 より大きいポート番号を選択します。 Administration Server に 1024 未満のポート番号を使う場合、サーバを起動 するには root としてログインする必要があります。既に使用されている ポートは使わないでください。

    この iPlanet Web Server Administration Server は、Netscape Console または他 の iPlanet/Netscape サーバ付属の Administration Server とは異なります。

    ポートの詳細については、「ポート番号の選択」を参照してください。

  23. iPlanet Web Server のポート番号を入力します。デフォルトは 80 ですが、Administration Server のポートと異なる番号を指定してください。root としてインストールしない場合は、示された範囲内 (1024〜65535) のポートを指定する必要があります。root としてインストールする場合は、1024 未満のポート番号を使用することができます。
  24. デフォルト ポート (80) 以外を使う場合は、ホーム ページにアクセスする ための URL が変化します。たとえば、コンピュータ www.mozilla.com に 対してポート 9753 を選択した場合、サーバの URL は次のようになります。

    http://www.mozilla.com:9753/

    警告 既に別の Web サーバをポート 80 で実行している場合は、ポート 80 を使 わないでください。

    ポートの詳細については、「ポート番号の選択」を参照してください。

  25. LDAP ベースのディレクトリ サーバを使うかどうかを指定 (「Yes」または「No」を入力) します。
  26. LDAP ディレクトリ サーバは、iPlanet Web Server でユーザ / グループ機 能を利用する場合に使います。

    LDAP ディレクトリ サーバを使う場合は、次の項目を入力します。

  27. サーバのコンテンツ ファイル (サーバにアクセスしているユーザに提供する画像、HTML 文書、およびデータ) を保存するルート ディレクトリを入力します。デフォルトは server_root/docs です。
  28. 独自の JDK を使う場合は、「Yes」と入力します。
  29. Java Support をインストールする場合は、JRE または JDK が必要になりま す。付属の JRE サブコンポーネントまたは既にシステムにインストールさ れている JDK を使います。詳細は、Java Development Kit のインストール を参照してください。

  30. Java Support をインストールするにあたり、付属の JRE をインストールしない場合、または独自の JDK を使う場合は、JDK をインストールしたシステム上のディレクトリの絶対パスを入力します。
  31. 指定されたディレクトリには、JDK が既にインストールされている必要が あります。

    JDK のライブラリと CLASSPATH が、JDK ディレクトリの下にあるデフォ ルトのディレクトリ (それぞれ、/jre/lib および /lib) に保存されている場 合は、JDK LIBPATH および JDK CLASSPATH プロンプトで Enter を押しま す。ライブラリと CLASSPATH がそれぞれシステム内の別の場所に保存さ れている場合はパス名を入力します。ほとんどのシステムではこれらのプ ロンプトにパス名を入力する必要はありません。

  32. iPlanet Web Server コンポーネントの抽出およびインストールの完了後、Enter キーを押します。
  33. サーバ ルート ディレクトリ (例 : /usr/netscape/server4) の
    https-adminserv ディレクトリに移動し、「./start」と入力して Administration Server を起動します。また、サーバ ルート ディレクトリから「./startconsole」と入力して起動することも可能です。
  34. Netscape Console をインストールしていない場合は、「startconsole と入力すると Administration Server が起動され、Administration Server の 管理ページにアクセスするためのブラウザが起動されます。Netscape Console をインストールしている場合は、「startconsole」と入力する とコンソールが起動されます。Netscape Console で iPlanet Web Server を 登録する方法の詳細については、「Console からの iPlanet Web Server への アクセス」を参照してく ださい。

  35. iPlanet Web Server を設定するには、次の URL を使います。
    http://server_name:administration_port
  36. 例 : http://mozilla:8888

    管理ユーザ名とパスワードを入力します。

以上で、iPlanet Web Server の設定が可能になります。詳細については、『iPlanet Web Server 管理者ガイド』を参照してください。

簡易インストール
簡易インストールは、経験の浅いユーザや製品評価を対象としており、ポート番号やインストールするコンポーネントなどが、自動的に設定されます。

次の表は、簡易インストールを使った場合の設定を表します。異なる設定でインストールする場合は、標準インストールまたはカスタム インストールを選択してください。

表 2.3 簡易インストールの設定
設定項目
設定値
管理用ポート
8888
管理用 URL
http://machine name:adminisration port
HTTP ポート番号
80
ドキュメント ルート
server_root/doc
サーバを実行する Linux ユーザ
root
LDAP ユーザ/グループ
使用しない
JDK
なし
JRE
iPlanet Web Server 付属のデフォルト JRE を使用
サブコンポーネント
すべてのサブコンポーネントをインストール

インストール完了後、サーバで LDAP ユーザ / グループおよび JDK を使用する設定を行うことができます。変更方法の詳細については、『iPlanet Web Server 管理者ガイド』を参照してください。

警告 既に別の Web サーバをポート 80 で実行している場合は、簡易インストール を使わないでください。

警告 簡易インストールを行う場合は、root としてログインする必要があります。

セットアップするには、次の手順を実行します。

  1. まだディレクトリに移動していない場合は、ファイルをアンパックしたディレクトリに移動します。
  2. ./setup」と入力して、サーバのインストールを開始します。
  3. [welcome] 画面が表示されます。

  4. [Enter] キーを押してインストールを継続します。
  5. ソフトウェアの使用許諾契約では、「Yes」と入力して継続するか、または「No」と入力して終了します。使用許諾契約をまだ読んでいない場合は、インストールをキャンセルし、setup プログラムと同じディレクトリにあるファイル LICENSE.txt をお読みください。
  6. [Express] を選択して Enter キーを押します。
  7. サーバ ルート ディレクトリを入力するか、またはデフォルト (/usr/netscape/server4) を適用します。
  8. これは、サーバ ファイルおよびディレクトリ構造がインストールされる ディレクトリになります。

    サーバを root として実行してください。root はこのディレクトリへ の書き込みアクセスを持つ必要があります (ディレクトリ オーナなど)。

  9. [iPlanet Web Server]、[Enterprise Edition] を選択します。
  10. Enter キーを押します。

  11. iPlanet Web Server のデフォルト インスタンス実行時に使う Linux のユーザ名とグループ名を入力します。
  12. 簡易インストールでは、このユーザは root、グループは root が属す るグループである必要があります。

  13. Administration Server の実行時に使う Linux のユーザ名を入力します。
  14. このユーザは通常、「root」になります。

  15. 認証に使う Administration Server のユーザ名とパスワードを入力します。パスワードは 2 回入力します。
  16. このユーザは Linux のユーザではなく、iPlanet Web Server 内でのユーザ 名とパスワードになります。Netscape Directory Server を使う場合は、ディ レクトリ サーバに Administration Server のユーザが存在し、ユーザおよび グループの管理タスクを実行するためのディレクトリ サーバへのアクセ ス権があることを確認する必要があります。

  17. iPlanet Web Server コンポーネントの抽出およびインストールの完了後、Enter キーを押します。
  18. サーバ ルート ディレクトリ (例 : /usr/netscape/server4) のhttps-adminserv ディレクトリに移動し、「./start」と入力してAdministration Server を起動します。また、サーバ ルート ディレクトリから「./startconsole」と入力して起動することも可能です。
  19. Netscape Console をインストールしていない場合は、「startconsole と入力すると Administration Server が起動し、Administration Server の管 理ページにアクセスするためのブラウザが起動されます。Netscape Console をインストールしている場合は、「startconsole」と入力する とコンソールが起動します。Netscape Console で iPlanet Web Server を登 録する方法の詳細については、「Console からの iPlanet Web Server への アクセス」を参照してく ださい。

  20. iPlanet Web Server を設定するには、次の URL を使います。
    http://server_name:administration_port
  21. 例 : http://mozilla:8888

    管理ユーザ名とパスワードを入力します。

以上で、iPlanet Web Server の設定が可能になります。詳細については、『iPlanet Web Server 管理者ガイド』を参照してください。


アンインストール (Unix および Linux)
iPlanet Web Server は、アンインストール アプリケーションを使ってコンピュータから削除することができます。

警告 サブコンポーネントは、個々にアンインストールすることもできますが、ア ンインストーラは、選択されたサブコンポーネントに関連するコードの一部 のみを削除し、コンフィグレーション ファイルを更新しないので、お勧めで きません。サブコンポーネントを個別にアンインストールすると、サーバが 起動しない可能性があります。

iPlanet Web Server を削除するには、次の手順を実行します。

  1. サーバ ルートに移動して「./uninstall」と入力します。
  2. この場所に現在インストールされている iPlanet および Netscape サーバ の一覧が表示されます。

  3. 一覧で iPlanet Web Server を確認し、その隣に表示されている番号をプロンプトに入力します。
  4. Administration Server は、iPlanet Web Server のインスタンスなので、 iPlanet Web Server のアンインストール時に自動的にアンインストール されます。

    インストールされている iPlanet Web Server のサブコンポーネントが表示 されます。

  5. すべてのサブコンポーネントを選択し、Return キーを押します。
  6. サブコンポーネントがアンインストールされ、コマンド プロンプトに戻 ります。

    ノート アンインストール プログラムでは、すべてのサーバ ファイルが削除されるわ けではありません。キーと証明書、コンフィグレーション ファイル、ログ、 ACL ファイル、ドキュメント ルートなどは削除されません。

    iPlanet Web Server 4.0 から iPlanet Web Server 4.1 にアップグレードした場合 は、4.1 をアンインストールするとき、4.1 ではなく 4.0 で使用されていたファ イルはアンインストーラによって削除されません。これらのファイルは手作 業で削除する必要があります。


アンインストール (Windows NT)
iPlanet Web Server は、アンインストール アプリケーションを使ってコンピュータから削除することができます。アンインストール アプリケーションが、コンピュータにインストールされている Netscape サーバを識別し、ユーザが削除するサーバを選択します。

警告 サブコンポーネントは、個々にアンインストールすることもできますが、ア ンインストーラは、選択されたサブコンポーネントに関連するコードの一部 のみを削除し、コンフィグレーション ファイルを更新しないので、お勧めで きません。サブコンポーネントを個別にアンインストールすると、サーバが 起動しない可能性があります。

iPlanet Web Server を削除するには、次の手順を実行します。

  1. サーバ ルートに移動して unist.exe をダブルクリックします。
  2. [iPlanet Uninstall] ウィンドウが表示され、ウィンドウには、このディレクトリにインストールされているすべての iPlanet および Netscape サーバの一覧が表示されます。[iPlanet Web Server]、[Enterprise Edition] の隣に表示されているチェック ボックスをオンにして [Uninstall] をクリックします。Administration Server は、iPlanet Web Server のインスタンスなので、iPlanet Web Server のアンインストール時に自動的にアンインストールされます。
  3. サーバがアンインストールされます。ウィンドウには、アンインストールの進行状況が表示されます。
  4. アンインストールの完了後、コンフィグレーション ファイルは削除されず、サーバの再インストール前にそのファイル名を変更する必要があることを伝えるメッセージが表示されます。[OK] をクリックします。
  5. コンフィグレーション ファイルで特殊な設定を行っている場合は、ファ イル名を変更することにより、サーバの再インストール後にもそのファイ ルへのアクセスが可能になります。名前を変更しないと、サーバを再イン ストールすることができません。

  6. コンピュータを再起動して対象のファイルを削除するように指示するメッセージが、ダイアログ ボックスに表示されます。[Yes] をクリックすると直ちに再起動しますが、iPlanet Web Server の再インストール前は、必ず再起動する必要があります。
アンインストール中、「内部エラーにより、ウィンドウが 1 つ強制終了されました。 念のため作業中のデータを保存し、アプリケーションをすべて終了してください。 その後、コンピュータを再起動してください。」というエラーが発生する場合があります。このメッセージが表示されても、アンインストールを継続してください。アンインストール プロセスの一部として再起動するので、ここでは再起動する必要はありません。

ノート アンインストール プログラムでは、すべてのサーバ ファイルが削除されるわ けではありません。キーと証明書、コンフィグレーション ファイル、ログ、 ACL ファイル、ドキュメント ルートなどは削除されません。

iPlanet Web Server 4.0 から iPlanet Web Server 4.1 にアップグレードした場合 は、4.1 をアンインストールするとき、4.1 ではなく 4.0 で使用されていたファ イルはアンインストーラによって削除されません。これらのファイルは手作 業で削除する必要があります。


ValiCert Web Server Validator のインストール
iPlanet Web Server CD には、ValiCert Web Server Validator のプラグインが付属しています。これは、破棄証明書リストのチェックを含む証明書確認を iPlanet Web Server で利用するためのもので、Windows NT および Solaris のみに対応します。

この製品を使う場合は、iPlanet Web Server のインストール後にインストールします。製品情報およびインストール方法は、CD の ValiCert/platform/Doc フォルダ (例 : ValiCert/Solaris/Doc) に収録されている Readme.txt を参照してください。

iPlanet Web Server をダウンロードした場合、このプラグインは、ValiCert のリンクからダウンロードのページにアクセスして入手できます。

ValiCert Web Server Validator の詳細については、iPlanet Web Server Release Notes (http://www.iplanet.com/docs) を参照してください。


Console からの iPlanet Web Server へのアクセス
Netscape Console から iPlanet Web Server にアクセスできるようにする場合は、iPlanet Web Server と Netscape Console のインストール後に installMCC スクリプトを実行します。installMCCserver_root/bin/https/bin にある perl スクリプトです。

スクリプトを実行するには、次の手順を実行します。

  1. server_root/bin/https/bin ディレクトリからディレクトリ サーバ マシンの Directory_Server_Root/shared/bininstallMCC をコピーします。
  2. コマンド プロンプトで次のシンタックスを使って installMCC スクリプトを実行します。
  3. perl installMCC -root server_root -host hostname -port web_admin_port -ldaphost hostname -ldapport ldap_port
    -basedn
    basedn -binddn binddn -bindpwd bind_password

    例 :

    perl installMCC -root /usr/netscape/server4 -host
    austen.mcom.com -port 8888 -ldaphost siroe.mcom.com
    -ldapport 389 -basedn siroe.com -binddn メcn=Directory Managerモ -bindpwd
    password

  4. ファイル entserve41.jar および entserv41_en.jarserver_root/bin/https/jar から server_root/java/jars
    にコピーします。
  5. Unix または Linux を使う場合は、サーバ ルートに移動し、 「./startconsole」を実行します。Windows NT を使う場合は、[Start] メニューから Netscape Console を起動します。
このスクリプトを実行すると、iPlanet Web Server が Netscape Console ウィンドウに表示されます。Netscape Console 内のアイコンをダブルクリックすると、Console に Web ブラウザ ウィンドウが起動され、iPlanet Web Server Administration Server のページが表示されます。

 

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