Sun Java System Calendar Server
に格納されるカレンダは、ローカルに格納されるカレンダ (第 5 章「カレンダの使い方」 を参照) と同じように機能します。ただし、以下この節で説明するように、いくつかの点で異なります。
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カレンダのすべてのイベントは、会議になります。それには、予定、出席依頼の日時、繰り返し、リマインダの日付などが含まれます。
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に格納されるカレンダのリマインダ機能は、次の点を除き、ローカルカレンダのリマインダ機能と同じように動作します。
セキュリティ上の理由により、Sun Java System Calendar Server
会議にはリマインダの電子メールを送信できますが、ローカルに格納されたカレンダには送信できません。
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は、1 つの会議につき最大 1 つのリマインダを格納します。ローカルに格納される会議は、サポートされる各リマインダタイプのうち 1 つを保有できます。
リマインダを作成したあとで、Sun Java System Calendar Server
に格納されている会議の時間を変更した場合、リマインダは自動的に調整されません。古いリマインダを削除して新しいのを作成する必要があります。
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カレンダを使用して会議を作成した場合、Sun Java System Calendar Server
アカウントを持つ出席者は、会議の出席依頼を自分の 個人用招待 フォルダで受け取ります。 Sun Java System Calendar Server
サーバー上のアカウントに関連付けられていない電子メールアドレスを入力した場合、その出席者はイベントの通知を電子メールで受け取ります。
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カレンダで、一連の予定すべてまたは一連の予定のうち一部を変更または削除し、それを保存しようとすると、Evolution
は「質問」ダイアログを表示します。「質問」ダイアログで次のオプションのうち 1 つを選択して、「了解」をクリックします。
「このインスタンスのみ」:選択した予定のみを削除します。
「これと将来のインスタンス」:選択した予定と以降の一連の予定すべてを削除します。
「すべてのインスタンス」:一連の予定内のすべての予定を削除します。
アカウントの空き情報 (フリー/ビジー) は公開することができます。これにより、ネットワーク上のほかのユーザーが会議を開催するときに、そのアカウントのスケジュールを調べることができます。
空き情報および Sun Java System Calendar Server
カレンダサーバーのその他の機能を利用するには、Sun Java™ System Directory Server
を使用します (可能な場合)。または、ディレクトリサーバーからローカルのアドレス帳にカードをコピーします。サーバーからコピーした連絡先カードには、Sun Java System Calendar Server
上にカレンダを持っていることを識別する特殊な属性があります。作成したカードは、サーバーからコピーしたカードと外観は同じです。ただし、作成したカードは電子メールアドレスでのみ機能し、Sun Java System Calendar Server
システムで識別されず、統合もされません。