Ximian Evolution 1.4 ユーザーズガイド Sun Microsystems Edition

メールアカウントの構成

メールアカウントを構成するには、「Evolution 設定」ダイアログの左区画にある「メールのアカウント」アイコンをクリックします。表 9–1は、メールアカウント設定の構成に使用できるダイアログ要素を示しています。

表 9–1 メールアカウントの環境設定

ダイアログ要素 

説明 

アカウント表 

メールアカウントをリストする表です。メールアカウントを編集するには、そのメールアカウントをダブルクリックします。 

「追加」

このボタンをクリックして、メールアカウントを追加します。Evolution アカウントアシスタントが表示されます。Evolution アカウントアシスタント は、メールアカウントを追加するプロセスをガイドします。

メールアカウントの追加方法の詳細については、Evolution 設定アシスタントの使用を参照してください。

「編集」

メールアカウントを編集するには、アカウント表でアカウントを選択して、「編集」ボタンをクリックします。

メールアカウントの編集方法の詳細については、メールアカウントを編集するを参照してください。

「削除」

メールアカウントを削除するには、アカウント表でアカウントを選択して、「削除」ボタンをクリックします。 確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログの「削除」をクリックして、メールアカウントを削除します。

「デフォルト」

メールアカウントをデフォルトのメールアカウントにするには、アカウント表でアカウントを選択して、「デフォルト」ボタンをクリックします。

「有効」、「無効」

メールアカウントを無効するには、アカウント表でアカウントを選択して、「無効」ボタンをクリックします。 または、アカウントの「有効」カラムのチェックボックスをクリックします。

メールアカウントを有効にするには、アカウントを選択して、「有効」ボタンをクリックします。または、有効にするアカウントの「有効」カラムのチェックボックスをクリックします。

メールアカウントを編集する

次の機能領域でメールアカウントをカスタマイズできます。

識別情報

メールアカウントの識別情報を指定するには、「身元情報」タブセクションを使用します。「身元情報」タブセクションの要素については、アカウント管理設定の構成および識別情報の入力を参照してください。表 9–2は、アカウント管理設定の構成および識別情報の入力では説明されていない、指定可能な ID の詳細を示しています。

表 9–2 メールアカウント ID の環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「デフォルトの署名」

ドロップダウンリストからデフォルト署名として使用する署名を選択します。選択した署名は、すべてのメッセージに追加されます。 

「新しい署名の追加」

このボタンをクリックして、署名の一覧に署名を追加します。 

署名の一覧に署名を追加するには、次の手順を実行します。 

  • 「新しい署名の追加」ボタンをクリックして、「署名の編集」ダイアログを表示します。

  • 「名前」テキストボックスに署名を入力します。

  • ダイアログのコンテンツ領域に署名を入力します。署名のフォーマット方法の詳細については、メッセージの作成を参照してください。

  • 「ファイル」->「保存して閉じる」を選択して、署名を保存してダイアログを閉じます。

受信メールの詳細

メールアカウントの受信メールの詳細を指定するには、「メールの受信」タブセクションを使用します。「メールの受信」タブセクションの要素については、電子メールの受信メールサーバーの構成を参照してください。

受信メールの環境設定

メールアカウントの受信メールオプションを指定するには、「受信オプション」タブセクションを使用します。「返信オプション」タブセクションの要素については、受信電子メールオプションの構成を参照してください。

送信メールの詳細

メールアカウントの送信メールの詳細を指定するには、「メールの送信 」タブセクションを使用します。「メールの送信」タブセクションの要素については、電子メールの送信方法の構成を参照してください。

デフォルト環境設定

メールアカウントのデフォルト環境設定を指定するには、「デフォルト」タブセクションを使用します。表 9–3に、指定可能なデフォルト環境設定を示します。

表 9–3 メールアカウントのデフォルト環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「草案フォルダ」

「メッセージを作成します」 ウィンドウで「ファイル」->「草案を保存」を選択すると、下書きメッセージが保存されます。この環境設定を使用して、下書きメッセージが格納されるフォルダを指定します。

フォルダボタンをクリックして、「フォルダの選択」ダイアログを開きます。「フォルダの選択」ダイアログで下書きメッセージが格納されるフォルダを選択して、「了解」をクリックします。

「送信済みフォルダ」

メッセージを送信すると、そのメッセージのコピーが自動的に保存されます。この環境設定を使用して、送信メッセージが格納されるフォルダを指定します。 

フォルダボタンをクリックして、「フォルダの選択」ダイアログを開きます。「フォルダの選択」ダイアログで送信メッセージが格納されるフォルダを選択して、「了解」をクリックします。

「デフォルトにもどす」

このボタンをクリックすると 「草稿フォルダ」および「送信済みフォルダ」の Evolution デフォルト設定を環境設定に復元します。

「常に使用する CC 先」

すべてのメッセージを指定のアドレスにコピー (Cc) する場合はこのオプションを選択します。メッセージのコピー (Cc) 先のアドレスをフィールドに入力します。複数のアドレスにメッセージを Cc したい場合は、アドレスをコンマで区切ります。 

「常に使用する Bcc 先」

すべてのメッセージを指定のアドレスにブラインドコピー (Bcc) する場合はこのオプションを選択します。メッセージのブラインドコピー (Bcc) 先のアドレスをフィールドに入力します。複数のアドレスにメッセージを Bcc したい場合は、アドレスをコンマで区切ります。 

セキュリティ環境設定

「セキュリティ」タブセクションを使用して、メールアカウント用の PGP または GPG セキュリティ環境設定を指定します。PGP および GPG は、メッセージの暗号化と復号化に使用されるアプリケーションです。

表 9–4 に、設定可能なセキュリティ環境設定を示します。

表 9–4 メールアカウントのセキュリティ環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「PGP/GPG キー ID」

テキストボックスに公開鍵を入力します。 

「このアカウントを使用する場合は、常に送信メッセージに署名を付与する」

このメールアカウントから送信するすべてのメッセージに暗号化された署名を添付する場合はこのオプションを選択します。 

「会議開催要求に合意しない (Outlook 互換)」

「カレンダ」の出席者に会議情報を送信するときに、暗号化された署名を添付しない場合は、このオプションを選択します。

Outlook は、暗号化された署名付きの会議出席依頼を受け付けません。会議出席者の中で Outlook を使用している人がいる場合はこのオプションを選択します。

「暗号化したメールを送信する場合は、常にメールを暗号化する」

常に暗号化された形式で自分宛てに暗号化されたメッセージのコピーを送信する場合は、このオプションを選択します。 

暗号化された送信メッセージを、「送信」フォルダや「送信キュー」フォルダなどで復号化できるようにするには、このオプションを選択します。

「暗号解読時に常に信用キーを使用する」

メッセージを暗号化するときに、公開鍵リングに含まれている連絡先の公開鍵の正当性を確認しない場合は、このオプションを選択します。公開鍵リングは、既知のすべての公開鍵がリストされたファイルです。